新宿クリエイターズ・フェスタ2018 バリアフリー情報

「新宿クリエイターズ・フェスタ」は、東京の新宿駅周辺で毎年開催されるアートイベントです。場所、期間、アーツのタイプなどがバラバラなのが面白い。全体の期間は2018年8月1日から10月8日ですが、会場及び作品によって展示期間はそれぞれです。本稿は2018年8月の取材に基づいています。

会場の数は30箇所以上。ビルのアトリウムや屋外の広場、貸しギャラリーやデパート内など、会場のタイプは様々です。参加するアーティストはプロが40名ほど。他に学生や子どもが加わります。

大きな作品が好きな人は、先ずは新宿NSビルへ。毎年参加している河口洋一郎氏の大型作品がアトリウムに展示されています。期間は8月10日から10月8日まで。

9月7日からは、椿昇氏の大物作品が住友不動産新宿グランドタワー1Fに展示される予定です。こちらは10月8日まで。

ヒルトンのB1ヒルトピアの「アートスクエア」は、フェスタ期間中、ほとんど途切れることなくプロアーティストの展示会が開催されます。展示室は3つあるので、最大で3つのイベントを同時開催。車椅子で鑑賞できる会場です。ヒルトピアへは、ヒルトンホテルのエレベーターを利用してください。

2018期待の展示の一つは、フランス人アーティスト「エマニエル・ムホー」氏によるカラースケープの展示。毎年参加しているムホー氏ですが、2018は新宿駅新南口に60mのカラースケープを展示します。展示期間は9月15日から10月8日の予定です。

2018も大久保ガード下での壁画制作が行われます。8月上旬から下書きを開始。完成がいつになるのかは不明ですが、9月中にはおそらく完成します。展示は当面続くとのこと。製作している現場を見学できる壁画です。場所は職安通りの線路下です。

新宿クリエイターズ・フェスタ2018は、他にも様々なアート展示が予定されています。

東京オペラシティ ICC「オープンスペース2018」バリアフリー観覧情報

東京オペラシティ内のNTTインターコミュニケーションセンター(ICC)で開催される、毎年度恒例の展覧会「オープンスペース」。「2018」は6月2日から2019年3月10日までの開催です。入場無料。会場はバリアフリーで、車椅子で利用できます。「オープンスペース」は2006年から始まりました。2018で13回目の開催です。

「オープンスペース」展は、様々な表現によるメディア・アート作品の展覧会。先端の技術を用いて、最新の研究に基づき、現代社会の問題を表現することが主なテーマです。展示作品の解説は難解ですが、見て、動いて、楽しく参加できる作品が展示されています。作品の楽しみ方は、人それぞれです。

東京オペラシティは初台駅直結で、地下駐車場があります。館内はバリアフリーで車椅子での利用に大きな問題はありません。ICCは4F。館内2系統のエレベーターでアクセスできます。ICCの受付は4F。「オープンスペース」の展示場は5Fで、ICC内に専用エレベーターがあります。またICC内5Fにバリアフリートイレが用意されています。

車椅子でICCに行くと、4Fの受付でバリアフリー面の説明をしていただけます。今回の展示で段差があるのは、反響の無い部屋で音を聞く展示です。入口から数段上り無反響の部屋に入ります。

もう一つ、靴を脱いでソファーに寝そべり映像を見る展示があります。ヘッドフォンで迫力ある音声を聞き、ソファーが振動する仕掛け。これは車椅子から降りてソファーまで行ける人なら鑑賞できます。

車椅子のまま鑑賞できる「オープンスペース」の展示の中には、狭く暗い空間、突然の音響、突然の発光、などの要素がある展示があります。障がいのある方は、苦手な作品は避けて展覧会を楽しんでください。

難しい科学、理論を学ばなくても、展示作品を楽しめます。先端のメディア・アート作品の展覧会、ICC「オープンスペース2018」は車椅子で参加できます。

NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

伊勢丹新宿店 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都新宿区、新宿三丁目の「伊勢丹新宿店」は、改装を重ねた車椅子で利用できる百貨店です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

新宿のランドマーク「伊勢丹新宿店」は、ゴシック様式を取り入れたアールデコ調建築。戦災を堪えぬいた建物で竣工は昭和8年。長い歴史の中で改修に改修を重ねています。

いつも多くのお客さんで賑わっている「伊勢丹新宿店」。それでも車椅子での利用に大きな問題がない、広くてフラットな売り場通路が魅力です。

本館B1のデパ地下食品フロアは、混むことを前提にして、一般的なデパ地下よりも広い売り場通路が設定されています。

他のフロアの通路も十分な余裕があります。改装のたびに、車椅子で利用しやすい広い通路に進化してきました。本館、メンズ館とも、1F各出入口の段差は解消されています。

上下階移動は、本館はエスカレーター2系統にエレベーターが3系統。メンズ館はそれぞれ1系統です。車椅子ベビーカー優先エレベーターを配置。これほどの集客がある施設にしては、車椅子でのエレベーター待ちがひどくはありません。

元々はゼロだったバリアフリートイレは、現在では本館に6か所、メンズ館に1か所配置されています。一般トイレも、階段の途中にあった昔の構造からは改修されています。

駐車場のバリアフリー状況です。車で来店した場合「本館パーキング」と「パークシティイセタン1」が直営駐車場で、「サブナード駐車場」と「都庁駐車場」が提携駐車場です。「パークシティイセタン1」と本館間はシャトルバスが運行されていますが、このバスには車椅子で乗車出来ません。「サブナード駐車場」は、地上への車椅子でのアクセスがとても不便です。「都庁駐車場」はあまりにも遠すぎます。したがって車椅子利用者は「本館パーキング」の利用をお薦めします。

「本館パーキング」の注意点は、本館へつながる地下通路の本館B1へ直結する箇所が、車椅子では危険な急坂です。駐車場スタッフに車椅子利用の旨を相談して、誘導案内に従ってください。

地下鉄新宿駅と新宿三丁目駅をつなぐ地下通路「メトロプロムナード」からのアクセスです。もっとも利用者が多い「地下パーキング側玄関」は、エスカレーターと階段の利用になります。車椅子では50mほど先の「地階正面玄関」を利用してください。段差を回避するエレベーターがあります。

地下街「メトロプロムナード」への車椅子でのアクセス方法です。新宿駅方面からは、ルートを選べば段差なく車椅子で「メトロプロムナード」へ行くことができます。丸井、高野、中村屋など、メトロプロムナードに地下出入口がある大型商業施設の多くはバリアフリーに出入りができ、館内のエレベーターで地上へアクセスできます。

車椅子で絶対無理なのは紀伊國屋書店、そしてビックロは係員にエスカレーターを操作していただく必要があります。

新宿の地下通路については、別稿「車椅子で行く新宿地下通路バリアフリー情報 雨に濡れずにどこまで行けるか」もご参照ください。

アクセス方法は障がいの状況に応じて、最善のルートを考える必要がありますが、改装を重ねている伊勢丹新宿店の館内はバリアフリーです。

(本稿は2018年9月の取材に基づいています)