サントリー美術館「琉球」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都港区六本木。東京ミッドタウン内サントリー美術館の企画展「琉球」展に車椅子で行きました。

サントリー美術館の企画展「琉球」は、2018年7月8日から9月2日の開催。入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。

明治政府による琉球処分、太平洋戦争での惨状を越えて、王家の宝が今に残っています。王家の資料は、ほとんどが沖縄の博物館、美術館の所蔵資料です。「王冠」や「御膳」は国宝指定を受けています。

「琉球」展は、4F第1展示室から始まります。最初が染織、次に絵画という展示の流れ。4Fの展示物はサイズが大きいので、ほとんどが壁面のショーケースでの展示。とても車椅子から見やすい展示です。

中国と日本。二つの国との関係を続けた琉球。展示品をみると、両国の影響がよく解ります。そして独自の文化へ。歴史がそのまま表れる琉球のアートです。

3Fの展示品は、重箱や印籠などサイズが小さいものが多くなります。ほとんどの小物品は、ショーケース内に平面的に展示されて、車椅子の目の高さからは見にくい。高さが20㎝低いケースにするか、360度から見える展示にするか。車椅子から見ることも意識した、展示手法の改善が望まれます。

車椅子目線での問題は、見にくい展示ケースだけ。東京ミッドタウンは先端のバリアフリー施設。サントリー美術館自体は、車椅子で快適に利用出来るバリアフリー美術館です。地下鉄駅と直結し、地下駐車場もあるので、雨の日でも安心して車椅子でお出かけできます。

琉球アートがよく解る、サントリー美術館らしい工夫された企画展です。沖縄の博物館、美術館、そして全国各地に琉球の宝物が残っています。

サントリー美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

21-21 DESIGN SIGHT「音のアーキテクチャ展」バリアフリー情報

東京都港区、東京ミッドタウン内の「21-21 DESIGN SIGHT」で、2018年6月29日から10月14日までの開催「音のアーキテクチャ展」に車椅子で行きました。音楽を構造物として見る企画展です。

半地下の展示場内は暗く、映像はあるとき激しく、音響は大きく響きます。車椅子での鑑賞に、いつもの企画展とは少し違う要素があります。

入館料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で会場での注意事項の説明があります。会場は暗いこと。映像は光の点滅があること。突然大音量になること。これらの刺激に弱い障がいのある人は、鑑賞を注意してください。実際の作品は、それほど極端な刺激はありませんが、リスクのある人は鑑賞を避ける勇気も必要です。

21-21 DESIGN SIGHTの企画展としては珍しい動線で、会場の出入口は階段ルートだけの設定。車椅子利用者はスタッフが特別ルートから誘導します。

エレベーターで地階へ下りるとスタッフがきて、展示会場内へと誘導していただけました。スロープの手前のスペースに、企画展に関する説明が掲示されています。ゆっくりそれを読みたい方は、スタッフに少し待っていただくのも一つの方法です。

車椅子特別ルートで会場内に入ると、そこは巨大なスクリーンとステージがあるギャラリー2。ひな壇式の鑑賞ベンチがある構造で、車椅子では最前列の通路からの鑑賞です。

健常者ルートではギャラリー1からの鑑賞なので、ギャラリー2を横断してギャラリー1から鑑賞することをお薦めします。そしてギャラリー2へ戻る。ギャラリー2のステージは自由に上がることができますが、スロープルートはありません。

ギャラリー2のステージ裏側にも展示があります。この裏側展示をみて、入口と同じ階段で帰るのが健常者ルートです。車椅子ではギャラリー2の表側に戻り、スタッフに声をかけてください。特別ルートへ誘導していただけます。

とても面白い企画展です。ギャラリー2では8人のアーティストの映像が順番に流れます。すべてを見るにはそれなりの時間が必要です。

21-21 DESIGN SIGHT「音のアーキテクチャ展」は、会場は暗く、映像は光の点滅があり、大音量になる説明を受けて、車椅子で観覧します。

21-21 DESIGN SIGHTの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

フジフィルムスクエア「美しき日本の屋根」展 バリアフリー観覧情報

東京都港区六本木。東京ミッドタウン内「フジフィルムスクエア」の新春企画「日本山岳写真界の至宝・白旗史朗 フジクロームで描く美しき日本の屋根」に車椅子で行きました。

「美しき日本の屋根」は2018年1月4日から11日までの開催。入場無料。会場はフラット構造で車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。

「フジクローム」とは、リバーサルフィルムのブランド。アナログフィルムは現在でも販売されています。

展示作品はいずれも美しい日本の山々の写真。新春にふさわしい企画です。同じ光景とは二度と出会えない山の自然写真。展示作品は、プリントマンが暗室で引き伸ばした職人技の写真と、フジカラーのデジタル技術でプリントした作品があり、その技術の共演が主題の一つです。

今でもマニア向けリバーサルフィルムの世界が現存しています。ネガフィルムもあります。ネットショップでもフィルムは買えます。そして現像やデータ化を引き受けるショップもあります。ただしデジタル写真と比較すると高くつく、あくまでプロやマニア向けの世界です。

ジフィルムスクエア「美しき日本の屋根」展は、新春にふさわしいバリアフリーな展示会です。

フジフィルムスクエアの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。