東京ミッドタウン「グッドデザインエキシビション2019」バリアフリー情報

グッドデザインを受賞した全1,420件の展示会が、東京都港区六本木の東京ミッドタウンで開催されました。入場は無料。会期は2019年10月31日から11月4日。車椅子での会場見学ルートなどを紹介します。

今回のテーマは「グッドデザインミュージアム」。デザインの博物館です。

グッドデザインエキシビション2019

○会場は6か所に分散

展示件数が多いので、会場は6か所に分散。

ベスト100受賞展やイベントステージがある「ミッドタウンホール」が「エリアA」。

ガレリアB1アトリウムの「エリアB」は、その場でグッドデザイン商品が買える「グッドデザインストア」が出店。

21-21のギャラリー3が「エリアC」で、ロングライフデザイン賞15件が展示。

キャノビースクエア1Fは、田植え機など新しい提案があるデザインが展示される「エリアD」。

ミッドタウンタワーの4F「カンファレンス」が「エリアE」で、カテゴリー別に1,000件以上を展示。

同5Fの「デザインハブ」が、建築関係の受賞作のパネル展示が並ぶ「エリアF」です。

グッドデザインエキシビション2019

○車椅子での鑑賞動線

どのような順番でまわっても問題はありませんが、車椅子で効率の良い見学動線の例を紹介します。

地上から東京ミッドタウンにアクセスした場合、最初はキャノビースクエア1F「エリアD」を見学。

次にエレベーターでB1へ下りてミッドタウンホール「エリアA」へ。

ミッドタウンホール

ミッドタウンタワーのB1へ移動して、エレベーターで4F「カンファレンス」の「エリアE」へ。次いでその上の5F「デザインハブ」「エリアF」へ移動。

4F「カンファレンス」

エレベーターでB1へ戻り、ガレリアB1アトリウムの「グッドデザインストア」の「エリアB」へ。

そこからミッドタウンガーデンへ出て21-21のギャラリー3「エリアC」を見学。

このようなコースでバリアフリーに全ての展示を見学することが出来ます。

「ミッドタウンホール」、「カンファレンス」、「デザインハブ」内にも、障害者用トイレはあります。

グッドデザインミュージアム

○展示のバリアフリー状況

いずれの会場も余裕のある通路幅を確保して、低い高さの展示台に受賞作が並べられる展示方法がメインです。車椅子での展示鑑賞に大きな問題はありません。

展示のバリアフリー状況

展示のバリアフリー状況

大型の商品はさらに低い台に展示されます。

客船は模型の展示。建築物はパネル写真展示です。

展示のバリアフリー状況

展示のバリアフリー状況

展示数が多いので、全てを丁寧に鑑賞すると、いくら時間があっても足りません。ある程度は見たいカテゴリーを絞った見学をお薦めします。

国立新美術館「カルティエ、時の結晶」車椅子からみたバリアフリー情報

東京都港区国立新美術館の企画展「カルティエ、時の結晶」を車椅子で観覧しました。会場のバリアフリー状況を紹介します。

会期は2019年10月2日から12月16日までです。

国立新美術館

○施設のバリアフリー概況

国立新美術館はバリアフリーな美術館です。乃木坂駅は直結。六本木駅方面からは東京ミッドタウン経由で広い歩道路を通りアクセスできます。

身体障害者の利用に限り、駐車場の利用も可能です。

館内には障害者用トイレが複数あります。またエレベーターも複数系統配置されます。

「カルティエ、時の結晶」は企画展示室2Eが会場です。エレベーターで2Fへ上ります。

障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。会場受付で障害者手帳を提示する運用です。

国立新美術館

○会場のバリアフリー状況

会場入口で無料のガイド機が貸与されます。操作方法の簡単な説明があるので、ここは順番待ちで混雑することが多くなります。

会場内は最初から最後まで、暗い照明で演出されます。

最初の展示コーナー「序章 時の闇」は、円形の空間にミステリークロック、プリズムクロックが展示されます。この円形部が小さな段差構造になっています。車椅子でも気をつけて走行すれば問題なくクリアできる段差です。会場ではスタッフが懐中電灯で照らし、段差への注意を呼びかけています。

小さいながらも段差があるのはここだけです。他のコーナーには段差はありません。

また「カルティエ、時の結晶」では、企画展示室2E内のトイレは使用できない設定になっています。

カルティエ、時の結晶

○展示のバリアフリー状況

暗い会場を大きなカーテンで仕切り、ぐるぐる廻るような動線で展示品を鑑賞します。

カルティエ、時の結晶

約300点の展示品は宝飾品や時計なので、小型の作品が多く展示されます。ほとんどの展示品の高さは、車椅子からの目線でも鑑賞可能な位置です。一部、車椅子からは少し見上げる角度になる展示もあります。全般的には、車椅子での観覧に問題はありません。

カルティエ、時の結晶

 国立新美術館「カルティエ、時の結晶」

 国立新美術館「カルティエ、時の結晶」

今回取材時は、会場は入場待ち時間ゼロで空いている状況でした。展示品のサイズが小さいだけに、混雑すると鑑賞が大変になると思われます。「カルティエ、時の結晶」は、車椅子での観覧はなるべく混雑を避けることをお薦めしたい展示手法です。

 国立新美術館「カルティエ、時の結晶」

国立新美術館「カルティエ、時の結晶」は、会場内が混雑していなければ、車椅子で問題なく観覧できる企画展です。

東京ミッドタウン「デザインタッチ2019」車椅子バリアフリー情報

東京都港区六本木の東京ミッドタウン「デザインタッチ2019」は、10月18日から11月4日までの開催です。

芝生広場にはオーデマピゲのパビリオンが建ちました。「時計以上の何か」を中心に、現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

時計以上の何か

○「時計以上の何か」の観覧方法

オーデマピゲのエキシビションは入場無料で事前予約制です。利用人数と30分単位での入場時間が予約できます。予約時に車椅子利用を申請する必要はありません。

時計以上の何か

予約時間に芝生広場に行き、車椅子利用をスタッフに相談してください。通常の入口は階段ですが、別のルートに案内をしていただけます。

オーデマピゲのエキシビション

東京ミッドタウン「デザインタッチ2019」車椅子バリアフリー情報

○パビリオンの裏から館内へ

バリアフリールートは裏側です。スロープに上がる箇所が少しだけ芝生路面で小さな段差がありますが、一般的な車椅子利用者ならクリアできます。

バリアフリールート

そのままスタッフの誘導に従いスロープを上り、スタッフ用の裏口から館内へ入ります。このドアは手動ドアですが、スタッフが開閉を介助していただけます。ドアの床面には小さな段差があるので慎重に移動します。

バリアフリールート

ここで首からかける入館証が渡されます。

裏口から入館受付がある正面入口側に館内を移動します。受付で予約番号などを提示して、正式に入館となります。

館内はフラット構造で車椅子での移動に問題はありません。ただし裏口から受付までの間は、照明が暗いので気をつけて走行してください。

パビリオンからの退館ルートは同じです。入館ルートを逆走します。

バリアフリールート

○障害者用トイレの状況

バリアフリースロープで上った場所、館内への裏口の手前に仮設タイプの障害者用トイレが2つ用意されています。仮設ですがとても綺麗なトイレです。

障害者用トイレの状況

トイレは左側がオストメイトあり、右側がユニバーサルベッド付きです。

障害者用トイレの状況

障害者用トイレの状況

○館内のバリアフリー状況

受付を済ませて展示の見学に向かいます。

暗い空間に大きなスクリーンがあり、インスタレーションが映し出されます。音響はそれほど大きくはありません。光が点滅する演出はあるので、その刺激に弱い障がいがある人は注意して下さい。

館内のバリアフリー状況

館内のバリアフリー状況

そこから12の展示室があるコーナーへ向かいます。混雑時はここで少し待たされます。インスタレーションを見ながら、展示コーナーへの入場を待ちます。

館内のバリアフリー状況

展示コーナーは概ね車椅子での見学は可能です。一部、車椅子では目線が合わない高さの展示、通路が狭いコーナーはあります。その時の混雑状況にもよりますが、展示の90%は車椅子で鑑賞可能です。

館内のバリアフリー状況

○展示の内容

12の展示室ごとにテーマがあります。

会場には相当数のスタッフがいて、展示の説明をしていただけます。特に第1室から第4室までは、スタッフの解説があると展示の理解が深まります。

展示の内容

展示の内容

展示の内容

展示の内容

展示の内容

○デザインタッチ、その他の展示

ミッドタウンガーデンは「六本木カラー渓谷」が出現。車椅子での散策および見学に問題はありません。

六本木カラー渓谷

六本木カラー渓谷

六本木カラー渓谷

六本木カラー渓谷

また「モーメント」や遊具などの作品が展示されます。

モーメント

ガレリア内ではドコモのデザイン展示や、空中モビールなど展示されます。

ではドコモのデザイン展示や、空中モビール

ではドコモのデザイン展示や、空中モビール

ではドコモのデザイン展示や、空中モビール

東京ミッドタウン「デザインタッチ2019」は、車椅子で楽しめるイベントです。

東京ミッドタウン「デザインタッチ2019」