六本木アートナイト2022 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

六本木アートナイトが3年ぶりに開催されました。会期は2022年9月17日から9月19日までの3日間、主な会場は六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館などです。18日と19日は台風の影響で天候に恵まれませんでしたが、いずれの会場も車椅子でアートを観覧できます。本稿は六本木アートナイト2022の記録です。

【六本木ヒルズ】

ヒルズアリーナに巨大ドラえもんが登場。迫力があります。

六本木アートナイト2022

小型ドラえもんはスマホによるITアートです。

六本木アートナイト2022

それぞれのペイントアートと、スマホでは動きが楽しめます。

六本木アートナイト2022

大屋根プラザでは協賛プログラム「HIBIKI THE HARMONY」。美味しいウィスキーがいただけます。

六本木アートナイト2022

ヒルズカフェはカフェとアートスペースになりました。

六本木アートナイト2022

中では大型の作品が展示公開されました。

六本木アートナイト2022

ウェストウォークには約60台の車椅子が積み上げられた作品が展示されました。車椅子を使用しているアーティストの作品です。

六本木アートナイト2022

メトロハットの天井はバルーンで彩られました。不思議な動きが面白い作品です。

六本木アートナイト2022

ノースタワー前には街中インスタレーション。人が近づくと動いてLEDランプが灯る作品です。

六本木アートナイト2022

【東京ミッドタウン】

ガレリア前に巨大なドラえもんが登場。後ろと横のイラストも人気です。

六本木アートナイト2022

こちらも巨大な作品です。

六本木アートナイト2022

反対側からも楽しめるリバーシブルなアートです。

六本木アートナイト2022

ガーデンにもアートが展示されています。21_21 DESIGN SIGHT企画展「クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”」の関連プログラムです。

六本木アートナイト2022

ガレリア屋内には巨大な「THE LAUGHING MAN CLUB」。「笑い泣き」をマッシュアップした作品です。エスカレーターから手が届く展示です。もちろん触ってはいけません。

六本木アートナイト2022

ガレリア内の各所に展示があります。

六本木アートナイト2022

中に人間が入っていそうな雰囲気の人工知能がテーマの作品がありました。

六本木アートナイト2022

【国立新美術館】

正面エントランス前には5体のドラえもんが登場しました。

六本木アートナイト2022

それぞれユニークなペイントが施されています。

六本木アートナイト2022

国立新美術館の外壁面のデザインとのバランスが絶妙です。

六本木アートナイト2022

李禹煥氏の屋外展示作品があります。

六本木アートナイト2022

館内にもアートがありました。

六本木アートナイト2022

ガラス面の反射を利用したアート。国立新美術館の内装デザインを利用しています。

六本木アートナイト2022

【街中アート】

ラプロス六本木前には、ちょっと怖い感じのドラえもんが登場。

六本木アートナイト2022

六本木交差点には増田セバスチャン氏の「Polychromatic Skin -Gender Tower-」。カワイイ作品です。

六本木アートナイト2022

六本木西公園の「無限車輪」。ペダルをこぐとすべての車輪が回転します。

六本木アートナイト2022

そしてライブペインティング。今回取材時は2名のアーティストが腕を振るっていました。

六本木アートナイト2022

三河台公園では六本木の地図づくり。

六本木アートナイト2022

そして六本木をつかまえる、がテーマの「花の茶室」が屋外展示されています。

六本木アートナイト2022

六本木アートナイト2022は車椅子で楽しめるイベントでした。

テレビ朝日・六本木ヒルズ サマステ2022 バリアフリー情報

東京都港区の六本木ヒルズでサマステが始まりました。2022年は7月23日から8月28日までの開催です。六本木ヒルズの各所で「どらえもん」がイベント会場を案内しています。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

「66プラザ」は大勢の「どらえもん」が並ぶ写真撮影スポットです。車椅子、ベビーカーで問題なく遊べます。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

「大屋根プラザ」は「グルメキッチン」と「夏のアソビバ」。「グルメキッチン」は、席を選べれば車椅子でグルメを楽しめます。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

有料の「夏のアソビバ」は、4歳以上はお子さまのみの入場ができます。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

毛利庭園の周辺は「のんあるビアガーデン」。15種類のノンアルドリンクが楽しめます。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

キッチンカーは小さな段差の上にあります。飲み物の販売窓口前は段差がありません。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

「ヒルズアリーナ」では様々なイベントが開催されます。ほとんどのイベントは有料で事前予約制です。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

メイン会場はテレビ朝日です。バリアフリー状況は企画によりますが、概ね車椅子、ベビーカーで利用できます。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

入口は裏側で正面が出口です。「どらえもん」がルート案内をしています。

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ

テレビ朝日・六本木ヒルズのサマステ。2022年は開催されました。

六本木ヒルズ全体のバリアフリー状況は、別稿「六本木ヒルズ商業ゾーン 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

六本木 泉屋博古館東京 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都港区六本木の泉屋博古館東京は、住友コレクションの魅力を発信する美術館です。2022年3月にリニューアルオープンしました。常設展はなく年間4~5本の企画展が開催されます。

泉屋博古館東京

住友家麻布別邸跡地に建つ美術館です。アークヒルズに近く、周辺はアップダウンがあるエリアで、車椅子ではアクセスルートが問題です。

泉屋博古館東京

六本木一丁目駅から「泉ガーデン」のエレベーターを利用してアクセスするルートが一般的です。泉屋博古館東京のHPには、詳しいルート解説が掲載されています。徒歩3分の案内です。ただし泉ガーデンから泉屋博古館東京までの間は傾斜路を通ります。泉ガーデンの詳しいバリアフリー情報は、別稿「六本木 泉ガーデン 車椅子の歩き方 バリアフリールート情報」を参照してください。

神谷町駅からのルートは、六本木一丁目駅からのルートに比べればアップダウンは少ない地形ですが、徒歩10分の案内で距離があります。

車利用の場合は、一般駐車場を利用するなら「アークヒルズ仙石森タワー」駐車場の利用が便利です。泉屋博古館東京に隣接した施設で、エレベーターを利用して泉屋博古館東京とほぼ同じ高さに移動できます。アークヒルズ仙石森タワーの詳しいバリアフリー情報は、別稿「車椅子で行く赤坂~アークヒルズ バリアフリー情報」を参照してください。

泉屋博古館東京には来館者用の一般駐車場はありませんが、身障者用駐車場が1台分用意されています。事前予約制で、泉屋博古館東京HPの「お問い合わせ」から利用申請を行います。場所は正面エントランスの反対側です。エントランスを起点にすると、美術館を左廻りで坂を下り、美術館の地階の高さに進みます。

泉屋博古館東京

この高さに「公益法人泉屋博古館」の事務所入口があります。

泉屋博古館東京

入口の横に予約制の身障者専用駐車スペースがあります。

泉屋博古館東京

前の道路からバックで入庫する駐車スペースです。ここから泉屋博古館東京内のエレベーターを利用してバリアフリーに入館できます。スタッフの案内が必要なので、予約した時間に正確に来館するとスムースに利用できる駐車場です。

泉屋博古館東京

リニューアル後の美術館内のバリアフリー状況を紹介します。今回取材時は「日本画トライアル」展が開催されていました。

泉屋博古館東京

エントランスの自動ドアを通り館内へ入ります。全く段差のないバリアフリー構造です。

泉屋博古館東京

受付は正面にあります。泉屋博古館東京の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で障害者手帳等を提示して無料観覧券を発券していただきます。エントランスの右側は、リニューアルで新設されたミュージアムショップです。段差の無い構造で混雑していなければ車椅子で利用できます。

泉屋博古館東京

入口の左側は「HARIO CAFÉ 泉屋博古館東京店」になりました。コーヒー器具メーカーHARIOの直営店です。このお店も混雑していなければ車椅子で利用できます。

泉屋博古館東京

バリアフリートイレは1つ用意されています。リニューアル直後なので、とても綺麗なトイレです。

泉屋博古館東京

スペースに余裕のある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

泉屋博古館東京

展示室の状況です。受付から「ホール」に移動します。展示室は4室あり、このホールを起点にして無駄のない動線で4室へ移動できます。

泉屋博古館東京

展示室内はフラットでスペースに余裕があります。車椅子から鑑賞しやすいバリアフリー美術館です。

泉屋博古館東京

住友コレクションの日本画は、大阪、京都、東京の三都でそれぞれ活躍した画家の作品から構成されているそうです。

泉屋博古館東京

そのコレクションを通じて地域に根差した日本画を、明治・大正・昭和と歴史を横断しながら観覧できるとしています。

泉屋博古館東京

車でアクセスすれば坂道を通らずに利用できます。泉屋博古館東京は車椅子で観覧できるバリアフリー美術館です。

(本稿は2022年5月に執筆しました)