サントリー美術館「河鍋暁斎」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」展は、東京ミッドタウン内サントリー美術館で、2019年2月6日から3月31日の開催です。展示の第一章は「暁斎、ここにあり!」。デジタル技術も駆使した迫力の展示で、いっきに「暁斎」の世界に惹きこまれます。

東京ミッドタウンはバリアフリー施設。サントリー美術館も、構造的に車椅子での利用に問題のある箇所はありません。美術館内にはバリアフリートイレがあります。展示室は2フロアにまたがりますが、専用エレベーターがあり車椅子での上下階移動は可能です。「河鍋暁斎」展は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

展示室は第一から第三まで。壁面を使った垂直展示が主ですが、各コーナーの通路に中台が置かれ、ケース内に平面的な展示があります。本展で使用された中台展示ケースは、真上からしか見えない構造で位置が高いため、車椅子からの目線ではよくみえません。

多種多彩な作品を残した暁斎を、独自の切り口から解説する企画展です。サントリー美術館ならではの企画展。暁斎ファンから暁斎初心者まで、誰もが楽しめます。

一部車椅子で見にくい展示がありますが、それを差し引いても見る価値のある企画展です。幕末から明治を生きた天才画家の世界を、車椅子で楽しめます。

サントリー美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

国立新美術館「障害者アート展2019」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

主催は港区、共催が国立新美術館。「地域で共に生きる障害児・障害者アート展 語りあう色 よりそう形」展は、国立新美術館の1Fロビーで、2019年2月27日から3月11日の間開催されます。入場は無料。17の団体から34点が出品されました。

会場はロビーの一角。1E展示室の前の場所に、4つのパーテンションを造り作品が展示されます。国立新美術館を訪れた人が、歩きながら気軽に作品を鑑賞できます。以前は展示室内で開催されていましたが、ロビーでの展示でより多くの人が作品を観るのではないでしょうか。

特に目についた力作は、生活介護施設「新橋はつらつ太陽」の作品「夜のレインボーブリッジ」。他にも力作、秀作が並びます。

会場はバリアフリーで車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。気軽に作品を鑑賞できる、障がい者アート展です。

国立新美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

東京大学総合研究博物館本郷本館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

※本稿は2019年3月の取材に基づいています。本郷本館は耐震工事のため2019年8月から休館し、その後再開しました。以下は耐震工事以前の状況です。

東京大学の博物館「総合研究博物館本郷本館」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

東大の総合研究博物館の本館は本郷キャンパス内にあります。場所は本郷三丁目よりで「懐徳門」から入るのが最短ルートです。わかり難い場合は「赤門」からキャンパスに入ってください。

東京大学総合研究博物館本郷本館

キャンパスは受験日などを除けばオープンです。総合研究博物館本郷本館の開館日はその時次第ですので、HPなどで確認してください。土日は閉館することがあります。

※2022年6月現在は、コロナ対策で事前予約制の上、木曜日と金曜日の限定開館です。

東大はキャンパス内のバリアフリー化に力を入れています。すでに本郷キャンパス内は、すべての棟でスロープなどによる段差解消を実現し、バリアフリートイレの整備が完了しています。

総合研究博物館本郷本館は、アプローチは段差回避スロープで、入口は手動ドアです。

東京大学総合研究博物館本郷本館

博物館への通路の脇には「さざれ石」を展示。

東京大学総合研究博物館本郷本館

「アインシュタインのエレベーター」が屋外展示されています。

東京大学総合研究博物館本郷本館

総合研究博物館はとても古い建物です。それを何とかバリアフリーにしています。

建物内に入ると、左手にボランティアスタッフのコーナーがあります。車椅子での利用上の注意点などを教えていただけるので立ち寄ってください。

一部狭い箇所はありますが、1Fの鑑賞は車椅子でほぼ可能です。2Fの展示室へは健常者は階段ルートですが、一般開放していない裏側にエレベーターがあるので誘導を受けてください。またバリアフリートイレは1Fの裏側にあります。

東京大学総合研究博物館は「The University Museum、The University of Tokyo」。略称が「UMUT」。その公開スペースが「オープンラボ」です。

「真理の探究を目指して、標本資料を蓄積し、記載し、解析し、新しい理論を築く、人間の営みを集めたもの」が「UMUTオープンラボ」と定義されています。

展示の解説が見えるアプリをダウンロードできます。また解説用タブレットの無料貸し出しがあります。

1F常設展示の最初は「コレクションボックス」。見ごたえのある希少な標本が並びます。オープンラボの展示物には解説がないので、アプリやタブレットの利用をお薦めします。

その先は、壁面に標本が並ぶ「標本回廊」が続き、その横に3つの展示室が並びます。展示コーナー名は「学問の継承」「環境と生物」「モノの文化史」「無限の遺体」。いずれのコーナーも東大が蓄積した標本資料が展示されます。

その先は「特別展示室」。2019年3月2日から6月30日の間は「特別展 家畜」を開催。牛、馬、鶏などの家畜の標本が展示されます。

車椅子で行く東京大学総合研究博物館本郷本館バリアフリー情報

1F展示コーナーの最後は「時を刻む先端科学」。ガラス越しですが東大の研究施設が見学できます。ガラスの向こうは「放射性炭素年代測定室」。「ペレトロン加速器」など先端技術の機械が並びます。

2Fの展示室は1つだけ。「エクスペディション 西アジアとアンデス」コーナーで、ネアンデルタール人の生活画像などが見学できます。

UMUTオープンラボのキャッチコピーは「太陽系から人類へ」。真理の探究を目指した東大の標本資料の一端を、車椅子で見学が出来る施設です。

東大本郷キャンパスの紅葉の情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。