大洗シーサイドステーション 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

茨城県大洗町の商業施設「大洗シーサイドステーション」は、大洗港に面した大型商業施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

大洗シーサイドステーション

「大洗リゾートアウトレット」が2018年に「大洗シーサイドステーション」に変りました。

大型の独立店舗はスーパーの「セイミヤ」とドラッグの「カワチ薬品」。そして旧アウトレットだった2フロア構造の施設内に25店舗ほどが入ります。取材時の状況では、空きテナント区画が複数ありました。

大洗シーサイドステーション

アクセスは車が便利です。300台超を収容する無料駐車場があります。身障者用駐車区画はカワチ薬品店舗前付近を中心に整備されています。

旧アウトレット施設のバリアフリー状況です。バリアフリートイレは1Fと2Fに計4か所用意されています。今回確認できた限り、設備更新されてウォシュレット付きになっています。

大洗シーサイドステーション 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

1Fと2Fをつなぐエレベーターは1カ所1基のみです。

大洗シーサイドステーション 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

1F、2Fとも、フロア内は基本的にはフラット構造で、車椅子での移動は可能です。

1F「大洗まいわい市場」への駐車場側の出入口は、手動ドアしかありません。

大洗シーサイドステーション

グルメ店は、旧アウトレット施設2Fの一角に、連なって4店舗が営業しています。見る限りどの店舗も、段差の無い床にテーブル席があるので、使いやすい席が選べれば車椅子での利用は可能です。

大洗シーサイドステーション 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

「マリンタワー」と「わくわく科学館」に挟まれた大洗港に隣接した立地です。旧アウトレット施設の2Fからは、海が眺望できます。

大洗シーサイドステーション

大洗シーサイドステーションは、車椅子で利用できる施設です。

大洗町にある「幕末と明治の博物館」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年1月の取材に基づいています)

大洗町幕末と明治の博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

茨城県大洗町の「幕末と明治の博物館」は、昭和4年に開館した旧館も含めて、車椅子で観覧できる博物館です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

幕末から明治維新の時代に活躍した、田中光顕伯爵が創立した博物館です。明治天皇像や天皇からの下賜品、幕末の志士や明治の元勲の書画や美術品などが展示されます。

「常陽明治記念館」として昭和4年に開館。平成9年に新館を増設し、旧館をリニューアルして「大洗町幕末と明治の博物館」になりました。

アクセスは車が便利です。博物館と「大洗キャンプ場」がある緑豊かな施設です。無料駐車場があり、博物館のエントランスの近くに車を停めることが出来ます。

エントランスは階段ですが、段差回避スロープが用意されています。

大洗町幕末と明治の博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

有料の博物館ですが障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。受付で手帳等を提示して入館手続きを行います。館内は写真撮影禁止です。

エントランスがあるのは新館です。入口近くにバリアフリートイレが1つ用意されています。広くて設備更新されたトイレです。ユニバーサルベッドはありません。

新館の「映像ホール」は、車椅子のための時別な鑑賞スペースはありませんが、フラットな通路から車椅子で鑑賞可能です。

新館の「総合展示室」は、今どきの展示室です。車椅子での鑑賞に問題はありません。

その先に明治天皇像などがある「聖像殿」があります。採光が工夫された設計の空間です。東日本大震災で被災して平成24年に再建されました。ここも車椅子で問題なく見学出来ます。

大洗町幕末と明治の博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

「聖像殿」から先は「常陽明治記念館」時代からある旧館です。少し傾斜のあるスロープを通り向かいます。

旧館内は、古き良さを残しながらリニューアルされて、車椅子で鑑賞可能です。展示ケースは木製です。壁に沿った縦型木製展示ケースは、問題なく車椅子で展示品を鑑賞できます。

そして中台式の木製展示ケースは、上面だけではなく横面もガラスで、しかもケース内の展示面が傾斜しています。すべての展示を車椅子目線の高さから鑑賞できます。

展示品はもちろんですが、旧館の木製展示ケースは、バリアフリーの観点からも見る価値のある逸品です。

派手さは無い施設ですが、幕末と明治の博物館は、興味深い展示と展示ケースがある、車椅子で利用できる博物館です。

大洗町の「めんたいパーク大洗」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年1月の取材に基づいています)

稲田石の資料館 石の百年館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

石の産地、茨城県笠間市稲田地区。石のブランドは「稲田石」または「稲田みかげ石」。「石の百年館」は稲田石に関する資料が展示解説されます。車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

現施設は2014年に再開業しました。館内はフラットでバリアフリー仕様。車椅子での利用に大きな問題はありません。とても小さな科学館で、総床面積は約144㎡=43坪ほど。中には3つの展示室があります。

車椅子でのアクセス方法です。JR水戸線稲田駅に隣接しています。2013年に建替えられて新駅舎に生まれ変わっているバリアフリー駅です。

駅前の有料駐車場内に5台分「石の百年館」利用者専用の無料駐車区画があります。

稲田石の資料館 石の百年館

ゲートもフラップ板もなにもない有料駐車場で、駐車料金支払い方法は「稲田駅窓口にお支払ください」と掲示されています。

利用方法に戸惑いましたが「石の百年館」利用者専用の無料駐車区画に自由に停めて利用すればよいそうです。

「石の百年館」の入口ドアは、幅に余裕はありませんが自動ドアで、一般的な車椅子なら出入りに問題はありません。

稲田石の資料館 石の百年館

建物は平屋構造のシンプルなデザインで、外壁は稲田石仕上げです

入館無料の施設です。館内に入り、受付で簡単な記帳をします。

車椅子での見学に何の問題もありません。ただし館内にトイレはなく、駅と共用の外のバリアフリートイレを利用します。

稲田石の資料館 石の百年館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

展示内容は大きく3つに分かれます。

最初のコーナーは、「稲田石」の紹介。石が生まれる過程、世界の石との比較、加工技術などが展示解説されます。

次のコーナーは、「稲田石」最大の特徴である「粒」の謎と正体を解説。

最後のコーナーは、稲田地区で産出される、水晶などのいろいろな石の展示です。

一般的な人なら、全体をゆっくり見て30分程度のボリュームです。

稲田石の資料館 石の百年館

「稲田石」の概説です。約6000万年前に地下深くに貫入したマグマが冷えて固まった花崗岩の一種。白く光沢があり、耐久性にも優れた素材。採掘がはじまったのが1888年。最高裁判所の外壁に用いられたのが1974年。石材関係企業が造った「旧・石の百年館」の竣工が1995年。そして「旧・石の百年館」が閉館したのが2010年。この「新・石の百年館」の誕生は2014年です。

「石の百年館」とは、100年を超える採掘の歴史と、これからの100年の発展を祈念したネーミングです。

稲田石の資料館 石の百年館

もう一つ大きなテーマとしてあるのが「筑波山地域ジオパーク構想」。霞ヶ浦から筑波山流域を広大な「大地の公園」と位置づける構想です。このジオパーク構想の拠点施設として「石の百年館」は位置づけられています。

「石の百年館」は建築、内装、展示内容など、全てにわたってハイクオリティなミニ科学館です。お近くにおいでの際の、車椅子での立ち寄り先として、お薦めできます。

笠間市にある「筑波海軍航空隊記念館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年7月に加筆修正しました)