岩間の栗や 小田喜商店 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

日本一のブランドを目指している「岩間の栗」が生産される「栗の郷」茨城県笠間市の旧岩間町地区にある栗の専門店で、焼き栗、甘露煮、ペースト、栗菓子、ソフトクリームなどを製造販売しているお店です。小田喜商店は、店舗棟の奥に製造工場や冷凍庫棟および冷蔵室棟などがある工場直売店です。

岩間の栗や・小田喜商店

アクセスは車が便利。表通りから入った生活道路に面した立地で、店舗横に来店者用駐車場があります。身障者用駐車スペースはありませんが、乗降しやすい場所に駐車すれば問題ありません。

岩間の栗や・小田喜商店

大きな店舗ではありませんが、入口は段差解消スロープ構造で、車椅子で入店できます。出入口付近にマスコットキャラクターが置かれた店内では、製造直売の栗製品が並び、一部は試食できます。店内にイートインスペースはありませんが、店舗エントランス前のスペースで自由に飲食ができます。

岩間の栗や・小田喜商店

岩間の栗や・小田喜商店は、車椅子でブランド栗が買える専門店です。

(本稿は2024年1月に執筆しました)

旧岩間町にある農産物直売所「JA常陸土からのたより」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

茨城の産直 JA常陸土からのたより 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

茨城県笠間市、常磐自動車道の岩間ICの近くにある農産物直売所です。メイン棟は古民家風で庭園があるユニークなお店。約30台を収容する来店者用駐車場があり、身障者用駐車スペースが設けられています。

JA常陸土からのたより

木花豊かな庭園の入口は駐車場に面しています。

JA常陸土からのたより

庭園は未舗装路面で飛び石が敷かれた散策路が整備されています。車椅子では無理のない範囲に限った利用になりますが、庭園がある農産物直売所は稀です。

JA常陸土からのたより

店舗内の通路はそれほど余裕がありませんが、車椅子が移動できる幅は確保されています。近隣の農家から届けられる新鮮野菜や店内で揚げる厚揚げなど、豊富な商品が並びます。またメイン棟の横にバリアフリートイレがあります。

JA常陸土からのたより

JA常陸土からのたよりは、ユニーク構造のお店ですが車椅子で買い物ができる農産物直売所です。

(本稿は2024年1月に執筆しました)

車椅子で買い物がしやすい関東圏のバリアフリーな農産物直売所を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。

戦争遺跡 筑波海軍航空隊記念館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

昭和9年に開隊された「筑波海軍航空隊」の跡地を活用した茨城県笠間市にある施設です。2018年から笠間市の施設として一般公開されるようになりました。太平洋戦争末期には特攻の訓練が行われた同隊に関する記録の保存公開が行われています。

筑波海軍航空隊記念館

現在はグランド、病院、あるいは住宅街などになっている広大な範囲に、当時の施設が点々と現存しています。

メイン施設は、新設された「筑波海軍航空隊記念館」と「旧指令部庁舎」です。どちらも2F構造で階段のみ。車椅子では1Fだけの見学になります。この2棟を中心にバリアフリー状況を紹介します。

筑波海軍航空隊記念館

アクセスは車が便利。友部ICから約6分の案内です。記念館の案内板はありますが、「県立こころの医療センター」の敷地内にあるので、医療センターを目指してください。来館者用の無料駐車場があります。

筑波海軍航空隊記念館

筑波海軍航空隊の古い施設と、グランド、病院などが建ち並ぶ不思議な空間を進み、「筑波海軍航空隊記念館」に向かいます。

筑波海軍航空隊記念館は入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。記念館1Fの受付で障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。

記念館のエントランスには段差回避スロープが設置されています。傾斜角度は緩く、エントランスに車椅子で上がることができます。

筑波海軍航空隊記念館

入口は横開きのドア。段差はありません。

筑波海軍航空隊記念館

展示室は1Fと2F。1Fに2つの展示室があり、一つ目の展示室の手前にバリアフリートイレがあります。

筑波海軍航空隊記念館

バリアフリートイレはスペースがやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。新しくて綺麗なトイレです。

筑波海軍航空隊記念館

記念館1Fの展示の一部を紹介します。映画のロケで使用された機材の展示。

筑波海軍航空隊記念館

映像コンテンツの放映コーナー。

筑波海軍航空隊記念館

各種資料の展示などです。

筑波海軍航空隊記念館

2Fは階段で上がります。

筑波海軍航空隊記念館

2Fのパネル展示。

筑波海軍航空隊記念館

各種の資料展示。

筑波海軍航空隊記念館

制服などの展示があります。

筑波海軍航空隊記念館

次は旧指令部庁舎の見学です。記念館で庁舎入館用のストラップを受け取ります。退館後にまた記念館にストラップを戻しに来る運用です。

一般見学者のコースは段差を上がり、庁舎の1Fに入ります。車椅子利用者は、スタッフの誘導に従い庁舎の正面入口に移動します。

筑波海軍航空隊記念館

スロープがある正面のドアは通常は閉められています。車椅子利用者の見学のために、スタッフが同行して開錠し、ドアを開けていただきました。退館する際にはスタッフに声をかけて、施錠していただく運用です。

筑波海軍航空隊記念館

庁舎1Fの通路です。

筑波海軍航空隊記念館

展示室には様々な戦争遺品が展示解説されています。

筑波海軍航空隊記念館

魚雷やプロペラ。

筑波海軍航空隊記念館

写真パネルもあります。

筑波海軍航空隊記念館

庁舎2Fへは階段で上がります。

筑波海軍航空隊記念館

再現された司令室。

筑波海軍航空隊記念館

司令官の席です。

筑波海軍航空隊記念館

再現された隊員の部屋。

筑波海軍航空隊記念館

2Fの通路。

筑波海軍航空隊記念館

映画関連の展示もあります。車椅子での見学ができないことが残念な2F展示です。

筑波海軍航空隊記念館

以上が「筑波海軍航空隊記念館」と「旧指令部庁舎」の状況です。記念館のテーマは「歴史を体験する」。車椅子では1Fだけの見学になりますが、それだけでも筑波海軍航空隊の史実と戦争の記録を、体感することができます。

茨城県阿見町にある「予科練平和記念館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2021年11月に執筆しました)