東京大仏 乗蓮寺 車椅子お参りガイド バリアフリー情報

東京大仏

東京都板橋区にある大仏様が鎮座する名刹です。車椅子で急坂を上りますが参拝は可能です。

高さ13m、重さ32tの大仏様が鎮座する乗蓮寺は、駅からはかなり距離がある立地で、アクセスは車の利用が便利です。参道階段のすぐ下と、道を隔てた場所に、大きな参拝者用無料駐車場が用意されています。お正月など参拝者が多い時期以外は、問題なく駐車できるはずです。

駐車場から境内へ向かう参道は長い階段です。乗蓮寺は小高い山の上にあるイメージのお寺で、正面ルートは階段しかありません。

迂回ルートは参道を正面にみて左回りに進みます。途中からかなりの急坂になるので、車椅子利用者は元気な介助者がいると助かります。境内に入る最後の直線も傾斜の強い上り坂です。

身体障がい者の参拝であっても、境内での駐車は不可です。ただし乗降は可能ということ。迂回ルートを車で進み、車椅子利用者を降ろし、速やかに駐車場に移動する方法もあり得ます。その時の状況によるので、利用の際にはお寺に確認してください。

境内はほぼフラットな敷地で、未舗装箇所もありますが、主要な動線は舗装路なので車椅子での参拝は可能です。大仏様は平和を願って建立されました。参拝所から車椅子で祈願できます。

乗蓮寺の境内は大仏様だけではなく、末社や山門、お堂など、見どころが多々あります。車椅子では限界がありますが、境内各所をお参りできます。

秋の紅葉がとても綺麗なお寺です。色付く樹々の中、大仏様に参拝ができます。

お正月は参道の階段に行列ができるほど大混雑します。そうなると構造的に車椅子での参拝は難しいお寺です。車椅子では、通常期の参拝をお薦めします。

熱帯雨林を再現した「板橋区立熱帯環境植物館」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年11月の取材に基づいています)