無印良品板橋南町22 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

東京都板橋区にある無印良品関東最大級の大型路面店です。アクセスは要町駅から徒歩10分の案内で「駅にも商業地にも近くはありません」とPRしています。他の商業店舗と共用の来店者用駐車場があります。

駐車場は山手通りから左折入場する屋外平置き駐車場と、中丸通りから入場する一部が屋内の駐車場があり、車で双方の行き来はできません。どちらの駐車場にも身障者用駐車スペースがありますが、中丸通りから入場する駐車場の身障者用駐車スペースは、無印良品の入口に接する屋内に設けられています。ここを利用すれば雨天でも濡れずに買い物ができます。ただしスーパーマルエツに寄る場合は、ごく短い距離ですが屋根なしの区間があります。

無印良品板橋南町22

駐車料金は現時点で30分は無料、店舗利用金額に応じて最大3時間まで無料になります。また無印良品では駐車場受取りサービスを実施しています。屋内駐車場から無印良品店舗へ直接移動できます。出入口は自動ドアです。

無印良品板橋南町22

無印良品板橋南町22のコンセプトは、「お客様の生活に近いお店」。「人と人、人と地域がよりつながれる場所、コミュニティセンターとしての役割も果た」すとしています。店内では様々な地域の情報が紹介されています。

無印良品板橋南町22

店内はバリアフリーで、車椅子で問題なく買物ができます。バリアフリートイレは1F にあります。売り場は2Fから4Fの3フロアで、エレベーターで移動できます。各フロアはスペースに余裕があり、通路幅も余裕があるお店です。2Fに100円コーヒーの販売機と自由に利用できるテラス席があります。

無印良品板橋南町22

旗艦店「無印良品 銀座」と、千葉県鴨川市の「里のMUJIみんなみの里」をそれぞれ別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年11月に執筆しました)

熱帯雨林を再現 板橋区立熱帯環境植物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都板橋区にある板橋清掃工場の余熱を活用した施設で、入館料は低廉な価格ですが、展示内容は充実している本格派の植物館です。子供から大人まで楽しめます。

板橋区立熱帯環境植物館

開館は1994年。まだバリアフリーの概念が薄い時代の設計なので、基本構造としては各所に段差がありますが、段差回避ルートがあるので車椅子で見学できます。

板橋区立熱帯環境植物館

清掃工場に隣接して「高島平温水プール」「高島平ふれあい館」そして「熱帯環境植物館」がある公共施設ゾーンです。アクセスは高島平駅から徒歩7分の案内です。

板橋区立熱帯環境植物館

高島平温水プール利用者用の19台を収容する有料駐車場があります。この駐車場を利用した場合は、熱帯環境植物館の受付に駐車券と障がい者手帳を提示すると、駐車料金が無料に減免されます。

板橋区立熱帯環境植物館

この駐車場の身障者用駐車区画は、駐車場の中央部に1台分設定されています。知らないと気が付かないほど、意外な位置にある身障者用駐車区画です。

板橋区立熱帯環境植物館

熱帯環境植物館のエントランス前にも、身障者用駐車スペースが用意されています。

板橋区立熱帯環境植物館

ここは事前予約制です。電話予約をした上で、到着してから熱帯環境植物館に連絡をすると、スタッフが来て、車止めの柵を外していただけます。

板橋区立熱帯環境植物館

身障者用駐車区画は、熱帯環境植物館の横に縦列駐車で2台分設定されています。駐車料金は無料です。

板橋区立熱帯環境植物館

熱帯環境植物館のエントランス付近は段差構造なので、車椅子は迂回して歩道から出入口に向かいます。

板橋区立熱帯環境植物館

施設の正面入口も段差構造です。

板橋区立熱帯環境植物館

右側が段差回避スロープに改修されています。

板橋区立熱帯環境植物館

出入口は自動ドア、その先は館内1Fの受付までフラットな構造です。自動販売機で入館券を購入し、受付に提出して入館します。

板橋区立熱帯環境植物館

板橋区立熱帯環境植物館の入館料は、障がい者減免制度があり、本人は半額、介助者1名が無料に減免されます。自動販売機で半額減免券を購入してください。

板橋区立熱帯環境植物館

板橋区立熱帯環境植物館は、東南アジアの熱帯雨林を水面下から山地まで再現しています。施設はB1から2Fまでの構造で、B1は海水、汽水、淡水の水域に分かれた「ミニ水族館」。1Fから2Fが吹き抜け構造の温室で、マングローブなど熱帯河口域を再現した「潮間帯」、大木が生い茂る「熱帯低地林」、食用や薬用に利用される植物を集めた「集落景観」、雨や霧の多い熱帯の山地を再現した「雲霧林」のエリアがあります。海から高山帯までの熱帯環境を立体的に鑑賞できるハイレベルな植物館です。

板橋区立熱帯環境植物館

通常ルートは1Fから階段でB1へ下り、そこから階段とスロープを通行して1Fから2Fへと上がり、2Fから階段で1Fへ下りて退館します。車椅子では1基あるエレベーターを利用します。エレベーターのかごは一般的なサイズで、問題なく車椅子で乗り込めます。1FのエントランスにあるエレベーターでB1に下りて見学を開始します。

板橋区立熱帯環境植物館

B1でエレベーターから出るとミニ水族館の終盤エリアに出ます。通常の階段ルートの下、展示開始エリアまで段差回避スロープ路を逆流して戻ったほうが、B1全ての展示を順番に鑑賞することができます。

板橋区立熱帯環境植物館

展示エリアの手前に、フリーテーブルが配置されているB1ホールがあります。ここは飲食可の休憩コーナーとして開放されています。

板橋区立熱帯環境植物館

バリアフリートイレはB1と2Fに用意されています。B1のバリアフリートイレはホールの横、展示エリアの手前にあります。個室のサイズはやや小さく、設備はシンプルなトイレです。

板橋区立熱帯環境植物館

B1展示エリアの導入部は、巨木の根。B1は地下あるいは水面下の世界です。

板橋区立熱帯環境植物館

小さい展示場ではありますが、内容の濃い水槽が数多く並びます。じっくり観察すると相当の時間が必要です。

板橋区立熱帯環境植物館

世界最大の淡水魚のエイが泳ぐ水槽。B1展示のハイライトです。

板橋区立熱帯環境植物館

その先の1Fへのルートは階段です。車椅子ではエレベーターに乗り、1Fへ戻ります。

板橋区立熱帯環境植物館

温室内は1Fから2Fへ上がるのが通常ルートです。上り坂が苦手な人は、2Fから下りたくなるかもしれませんが、温室内のスロープ通路の幅は余裕がなく、車椅子で逆行すると、他の見学者の迷惑になります。推奨されている通りに、1Fから2Fへと、ジャングルの高度を上げながら進むことをお薦めします。

板橋区立熱帯環境植物館

途中に温室内をつなぐブリッジがあります。このブリッジの側面は高く、車椅子では上空を見上げる見学になります。またブリッジを渡った先は階段路なので、車椅子では引き返すことになります。

板橋区立熱帯環境植物館

「潮間帯」から「熱帯低地林」へと進むと、2Fの手前「集落景観」の横に「マレーハウス」があります。ここは段差回避スロープがあり車椅子でハウス内に行くことができます。

板橋区立熱帯環境植物館

「マレーハウス」を過ぎると、ドアがあります。その先が多湿の「雲霧林」です。

板橋区立熱帯環境植物館

「雲霧林」は食虫植物やランなど、興味深い熱帯性の植物が展示されています。

板橋区立熱帯環境植物館

「雲霧林」の先にもドアがあります。「雲霧林」は高温多湿が維持される空間です。

板橋区立熱帯環境植物館

ドアの先に喫茶室「クレア」があります。営業は土日祝日のみ。テーブル席が4卓ほどの小さなグルメ店です。

板橋区立熱帯環境植物館

熱帯環境植物館の1Fエントランスにも、喫茶室「クレア」のメニューが掲示されていました。カレーなどのアジアンフードが味わえます。

板橋区立熱帯環境植物館

喫茶室「クレア」の先は、2Fの温室内通路です。

板橋区立熱帯環境植物館

通路の先のドアを通過すると、温室外に出ます。そこにミュージアムショップや図書コーナーがあります。

板橋区立熱帯環境植物館

その先に2F展示ゾーンがあります。ここも多々見どころがあります。

板橋区立熱帯環境植物館

熱帯アフリカを描いた作品などの展示もあります。

板橋区立熱帯環境植物館

2Fのバリアフリートイレは、この展示エリアの先、1Fへ下りる階段の横にあります。

板橋区立熱帯環境植物館

2Fのトイレも、B1と同様にシンプルな設備です。

板橋区立熱帯環境植物館

車椅子ではエレベーターで1Fへ下ります。

板橋区立熱帯環境植物館

これですべてを見学しました。現時点での入館料は、一般大人で260円。土日と夏休み期間は、小中学生は無料になります。施設の内容からすると、とてもリーズナブルな料金設定だと思います。

板橋区立熱帯環境植物館

一般的な知名度は高くはありませんが、板橋区立熱帯環境植物館は、低廉な入館料で子供から大人まで楽しめる、お薦めできる穴場施設です。

東京都23区初の区立美術館「板橋区立美術館」の情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年12月に執筆しました)

バリアフリー改修完了 板橋区立美術館 車椅子観覧ガイド

板橋区立美術館は、東京都23区初の区立美術館として1979年に開館した施設ですが、2019年に大規模なバリアフリー改修を行い、車椅子で利用できるバリアフリー美術館になりました。

板橋区立美術館

常設展はなく、2021年度の実績で年間6本の企画展が開催されています。今回取材時は「つくる・つながる・ポール・コックス展」が開催されていました。企画展は有料展と無料展があり、有料展の場合は観覧料の障がい者減免制度により、本人は半額、介助者1名が無料に減免されます。受付で障がい者手帳を提示して減免措置を受けます。

板橋区立美術館

アクセスは西高島平駅から徒歩13分の案内です。来館者用の駐車場はありませんが、障がい者手帳を持っている人は、エントランス前のスペースに駐車することができます。現在のところ事前予約は不要で、美術館の前に到着した時点で電話をする利用ルールです。

今回の取材では、電話連絡後、すぐにスタッフが対応していただけました。事務所からエントランス前に来て、3本ある車止めのポールの2本を引き抜いてくれました。

板橋区立美術館

自転車置き場の横が駐車スペースです。駐車許可書をいただき、外から見えるようにダッシュボードの上に置きます。帰るときは、事務所に声をかけて駐車許可書を返却し、また車止めのポールを引き抜いていただき、出庫します。

板橋区立美術館

徒歩の場合は、美術館前の道路の歩道とつながるスロープが利用できます。

板橋区立美術館

エントランス前から赤塚城址公園へ下りるスロープもあります。

板橋区立美術館

美術館の出入口はフラットで幅広い自動ドアです。

板橋区立美術館

板橋区立美術館は2フロア構造です。1Fには「ラウンジ」「講義室」「アトリエ」、2Fに4つの展示室があります。

板橋区立美術館

入館するとすぐ左側にある「ラウンジ」は、コインロッカー、授乳・救護室、自販機、そして重厚なテーブルと素敵な照明器具があるお洒落な空間です。車椅子で問題なく利用できます。

板橋区立美術館

テーブルとチェストは板橋区にゆかりのある画家が使用していた家具ということです。

板橋区立美術館

画家のイーゼルも展示されています。

板橋区立美術館

1Fのアトリエと講義室は、下りスロープの先から利用します。

板橋区立美術館

1Fの奥からエントランスを見ると、半地下構造のようです。

板橋区立美術館

バリアフリートイレは1Fの奥にあります。個室の広さは一般的なサイズで、ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられている綺麗なトイレです。

板橋区立美術館

2Fへ上がるエレベーターも、1Fの奥にあります。エレベーターのかごは一般的なサイズで、問題なく車椅子で利用できます。

板橋区立美術館

2Fへの通常ルートは階段です。階段部はデザインされた美しい空間で、エントランス上部から外光が差し込みます。

板橋区立美術館

美術館の受付は2Fです。2Fに段差はまったくありません。すべての展示室を車椅子で利用できます。

板橋区立美術館

展示室の床はフローリングで、スペースに余裕があります。

板橋区立美術館

壁面展示とケース展示が併用された展示室。今回取材した展覧会のケース内展示品は、車椅子から鑑賞できる高さでした。

板橋区立美術館

壁面を大きく使用した展示もありました。今回観覧した展覧会は、すべての展示品が車椅子から鑑賞できました。

板橋区立美術館

板橋区立美術館は車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。障がい者の方は、駐車スペースを利用できます。

赤塚溜池公園に隣接する「板橋区立郷土資料館」の情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年12月に執筆しました)