アークヒルズさくらまつり2019  車椅子観桜ガイド バリアフリー情報

毎年恒例のアークヒルズさくらまつり。2019年は4月5日から7日の開催です。カラヤン広場をメイン会場に、アークヒルズ各所でサクラのディスプレイや関連イベントが行われます。散り始めた桜の中、大勢の来場者で賑わいました。

カラヤン広場では、アークヒルズに出店している有名グルメ店が自慢のメニューを屋台販売。いつにないメニューを気軽に楽しむことができます。サントリーホール側やアークさくら橋側にはフリーテーブル席があります、席を確保出来れば車椅子での飲食は可能です。

アークヒルズさくらまつり期間中は、特別に3日間連続でヒルズマルシェが開催されます。カラヤン広場はフラット構造なので、車椅子での買いものが可能です。

7日は恒例の和太鼓コンサートを開催。カラヤン広場特設ステージでの無料ライブです。正面に椅子が配置されますが、フリーコーナーもあるので、好きな場所から車椅子で参加することが出来ます。

アークヒルズとサウスタワーを結ぶ「アークさくら橋」。アークヒルズ側からは段差迂回スロープを利用します。アークさくら橋からは、スペイン坂の桜並木を上から眺めることが出来ます。

アークヒルズさくらまつりに車椅子で参加する場合の注意点です。カラヤン広場の「お花見エリア」は、靴を脱いで利用する緑のお座敷です。特別公開される「ルーフガーデン」は、階段構造です。周囲の桜並木があるスペイン坂や泉通りは、アークヒルズを起点にして散策をすると、急坂を通ります。車椅子では無理のない範囲でお花見を楽しむようにしてください。

アークヒルズはバリアフリー化が進みました。バリアフリートイレは、1Fと3Fに用意されます。カラヤン広場がある2Fにはありません。

アークヒルズの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

根津神社文京つつじまつり 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

根津神社は東京を代表するツツジの名所です。「文京つつじまつり」期間中は、大勢の参拝客で境内が賑わいます。

混雑の中、車椅子でのアクセスルート、移動可能な範囲など、現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なおツツジの季節以外の根津神社全体の紹介は、別稿「根津神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報」をご参照ください。

なお本稿は2019年「第50回文京つつじまつり」の取材に基づいています。2020年と2021年の文京つつじまつりは、コロナ対策で中止されました。

車椅子でのアクセス方法です。通常期は境内の社務所前が「参拝者専用駐車場」で、車のお祓いや昇殿参拝を受ける参拝者などが利用できます。ここは「文京つつじまつり」期間中は原則利用できません。

境内の日本医大側が、身障者用駐車区画はありませんが有料駐車場になっています。ここは「文京つつじまつり」期間中は満車を覚悟する必要があります。

したがって地下鉄やタクシーの利用、車でアクセスする場合は少し離れた有料パーキングの利用を想定することをお薦めします。

境内へのアクセスルートです。境内への入口は3カ所あります。車椅子利用でのお薦めは、日本医大側の「北口」です。車両出入口なので段差があまりありません。そこから社務所側を通るのが、人が少なく、路面のデコボコが小さいルートです。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

隣の「西口」から入ると、「文京つつじまつり」期間中は露店が並び通路が狭く、また路面が隙間のある石畳で車椅子での通行は苦戦します。

「表参道口」から入ると、状況によっては混雑で苦戦します。また「北口」ルートよりも路面はデコボコしています。

根津神社の「つつじ苑」は、境内西側の小高い山のような場所です。「表参道」周辺まで行けば、下から見上げることが出来ます。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

最盛期の「つつじ苑」は、離れた場所から見上げるだけも美しい景観を楽しめます。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

「文京つつじまつり」期間中「つつじ苑」内は有料で公開されます。入園料の障がい者減免制度はありません。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

「つつじ苑」の麓から「入園口」までは、舗装された傾斜路で段差はありません。その気になれば車椅子で入園可能です。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

有料ゾーンに入ってからも、最初の上りの直線ルートは段差のない舗装路で、車椅子でツツジの中を進むことができます。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報ほどなく突き当り、その先は段差路です。車椅子では最初の直線ルートをまた引き返します。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

車椅子では片道50mほどの「つつじ苑」内散策になります。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

根津神社は、車椅子での参拝は苦戦します。社殿へは「唐門」か「西門」を通ります。どちらの門も、段差やデコボコがあり車椅子での通行は困難。そして拝殿は階段の上です。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

また「文京つつじまつり」期間中は、参拝者が社殿内に行列を作ることが多々あります。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

行列は「唐門」の外まで続くことがあります。

車椅子で参拝 根津神社 文京つつじまつりバリアフリー情報

全般的に根津神社はバリアフリーではありませんが、境内2か所のトイレにはバリアフリートイレの用意があります。

「文京つつじまつり」期間中の根津神社は混みます。それを前提に、参拝計画を検討してください。

高遠城址公園さくら祭り 車椅子観桜ガイド バリアフリー情報

桜の名所、信州高遠。「高遠城址公園さくら祭り」を車椅子で楽しみました。2019年の「さくら祭り」における現地のバリアフリー状況を紹介します。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

2019年は4月中旬が開花のピークになりました。「高遠城址公園さくら祭り」はアクセスが車に限定されるため、周辺の渋滞、駐車場の不足が課題です。開花ピークの週末は渋滞と駐車場の満車を覚悟する必要があります。車椅子利用者は、可能であれば平日の利用をお薦めします。

車椅子利用者にとって坂道は避けたいところですが、高遠城は山城。城址公園は小高い山の上にあり、周囲からは坂道を上ってアクセスします。坂道の通行を避けるには、公園と同じレベルの高さにある近い駐車場からアクセスする必要があります。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

「高遠城址公園さくら祭り」では渋滞対策を進めています。

さくら祭りの期間中は、公園周回路は一方通行規制がかかります。そして公園に近い駐車場が満車になると、公園周回路への車両進入に制限がかかります。

開花ピークの週末には、公園から距離のある場所に無料の臨時駐車場を8カ所設け、有料のシャトルバスを運行します。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

公園と同じレベルの高さにある駐車場は4か所。2019年ではP4からP7と呼ばれています。

この内P6が身障者専用の駐車場とされました。駐車料金は有料で障がい者減免制度はありません。満車の場合はP6内で待機するスペースがあれば空き待ちができますが、それも無理な混雑状況の場合は、身障者でも利用できません。

利用に際しては、障害者手帳の提示などのルールはなく、P6入口のスタッフに「車椅子です」などと申告して誘導を受けます。スタッフが常駐しているので、健常者の不正利用の心配はありません。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

2019年に用意されたP6は未舗装路面です。隣接するP4およびP5は、身障者用駐車区画の用意はありませんが、舗装路面の駐車場です。P6の駐車区画のラインは曖昧で、余裕があるスペースが空いていれば、広い乗降スペースを確保できます。

P6の路面は荒れていますが、慎重に移動すれば車椅子で通行は可能です。

前述の通り、公園に近い駐車場が満車になると、公園周回路への車両進入に制限がかかるので、そもそもP4からP7に行くことが出来ません。車椅子利用者は混雑ピークを避けた利用をお薦めします。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

身障者専用のP6から公園入口までの状況です。

「高遠城址公園さくら祭り」では、公園内への入口が「北ゲート」と「南ゲート」の2か所設けられます。P6から近いのは「北ゲート」です。

未舗装路面のP6を出ると、舗装された公園周回路に出ます。この道は狭く、一方通行規制が行われていても、歩行者が大勢いる状況では、通行する車両に注意が必要です。

P6から「北ゲート」入口までは、30mほどの距離。緩い下り坂です。通行する一般車両に注意は必要ですが、車椅子での通行は可能なルートです。

「高遠城址公園さくら祭り」は有料ですが障がい者減免制度があり、本人の入園料が無料に減免されます。「北ゲート」手前に発券所があり、そこで手帳等を提示して無料入園券を受け取ります。そしてゲートのスタッフに券を提示して園内に入ります。

発券所は窓口式で、車椅子からの手帳と入園券の受け渡しは、少し苦戦します。健常な同行者がいない場合は、周辺にいるスタッフに相談して下さい。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

城址公園内の散策路の状況です。山頂の公園ですが、園内の散策路はほとんど傾斜がありません。また散策路は舗装路で園内のほぼ全域をめぐります。車椅子での観桜は可能です。

園内中央部にある「桜雲橋」は丸みのある橋ですが、一般的な車椅子利用者なら通行できる傾斜です。

車椅子で通行できない箇所は、園内の「お堀」周辺です。「お堀」のエリアは低地で、階段を下りて向かいます。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

園内を巡る散策路を進み「二ノ丸」エリアに行くと、舗装された散策路の横にグルメ系の露店が並びます。この露店ゾーンは、屋台が舗装路にかかっている箇所や、人が並び舗装路をふさぐ箇所などがあります。部分的には未舗装路面に下りて、車椅子で通行しなければならないことがあり得ます。それでも未舗装面は固い路面なので、デコボコを避けて通行すれば車椅子での移動は概ね可能です。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

バリアフリートイレは、園内2か所の公衆トイレに各1つ用意されています。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

車でアクセスする際の広域情報です。混雑ピークに渋滞に巻き込まれる可能性が最も高いのは「伊那IC」からのアクセスです。「高遠城址公園さくら祭り」会場周辺だけではなく、途中の駅周辺の道路も渋滞がよく起こります。

主催者側は「伊北IC」あるいは「駒ヶ根IC」からのアクセスを推奨しています。

距離的には遠いのですが「諏訪IC」からのアクセスは、時間的には有利です。会場周辺までは通常ほとんど渋滞する箇所はなく、諏訪からの一本道は、約20kmの区間信号がありません。

高遠城址公園さくら祭りバリアフリー情報

車椅子で「高遠城址公園さくら祭り」に行く場合、車でアクセスして、公園と同じレベルの高さにある駐車場を利用できると便利です。そのためには混雑する週末は避けることをお薦めします。開花ピークの週末に行く場合は、朝一番または夜最後に近い時間帯の利用をお薦めします。

木曽路を代表する道の駅「木曽福島」を別稿で紹介しています。ご参照ください。