天橋立 宮津ロイヤルホテル 車椅子宿泊ガイド バリアフリー情報

宮津ロイヤルホテル

京都府宮津市の「宮津ロイヤルホテル」は、天橋立を眺望するエリア最大規模の観光ホテルです。2016年4月に完了した第3期改装後に車椅子で宿泊しました。ホテルのバリアフリー状況を紹介します。

天橋立 宮津ロイヤルホテル 

1994年の開業なので、そもそもの設計はそれほどバリアフリーではありませんが、2014年から3期にわけて改装を実施しました。ホテル公認の車椅子対応バリアフリールームは、2名用の1室です。

駐車場の身障者用駐車区画は、ホテルエントランス前の車寄せに一番近いところにあります。車寄せスペースは屋根有りで、身障者用駐車区画のすぐ手前までは屋根がありますが、身障者用駐車区画には屋根はありません。

運転できる介助者がいれば、雨の日でも車椅子利用者は先に車寄せで降りることができますが、自分が運転者の場合は少し雨に濡れます。

エントランスから1Fロビー周辺はバリアフリー仕様です。車椅子での利用に大きな問題はありません。

1Fロビー横に、バリアフリートイレが設置されています。このトイレは、広さ、設備ともに立派なトイレです。全館でパブリックスペースにあるバリアフリートイレはこの1つです。

館内のレストラン、食事処は、フラットでスペースに余裕があるので、車椅子での利用に大きな問題はありません。

天橋立 宮津ロイヤルホテル 車椅子宿泊ガイド バリアフリー情報

エレベーターはやや狭いタイプ。車椅子と大きな荷物を乗せるカートが一緒に乗ると、ギリギリいっぱいでした。

大浴場はバリアフリー仕様です。脱衣所まで車椅子で行くことができます。大浴場内も無駄な段差は少なく、要所に手すりが設置されています。露店風呂、空中足湯コーナー、サウナなどは段差がありますが、室内大浴場までは無駄な段差を排除しています。今回取材時は、浴室内用の車椅子の用意はありませんでした。

大浴場ですから、全く車椅子から降りることが出来ないレベルの身体障がいのある方の利用は厳しいですが、やや足が悪いレベルの人はもちろん、つかまり立ちや介助歩行が出来る人なら入浴できるかもしれません。

着替えは広々したフラットな脱衣所で快適にできます。1994年開業の観光ホテルとしては、車椅子で利用しやすい大浴場です。

お土産品コーナーは充実しています。売店ではなく大型店舗です。売り場面積は100坪以上で、広々したワイド設定の通路に、低い商品陳列棚、品揃えはフルライン、車椅子で買い物がしやすいお店です。

宮津ロイヤルホテルから見る天橋立は、夕陽が落ちる方向。サンセットの美しさは定評があります。

宮津ロイヤルホテル

以上、2016年時点での宮津ロイヤルホテルのバリアフリー状況です。

別稿で「天橋立四大観 大内峠一字観公園」を掲載しています。ご参照ください。