東京都江戸川区にある、首都高速から見える展望タワーがある施設です。高さ115mの展望室は無料で、車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。
なお本稿は2016年4月の取材に基づいています。
○施設の概要とアクセス方法
1999年開業。船堀駅前に建つ江戸川区のシンボル的な公共施設です。
展望室、シネマ、ブライダルサロンに複数のイベントホールなどがあります。
江戸川区による江戸川区民のための施設で、ブライダル、会議室、イベントホールの使用には区民割引があります。
駅前立地ですが駐車場があります。B1とB2が地下駐車場で、駐車料金の障がい者減免はありませんが、都内駅前の駐車料金としては格安です。身障者用駐車区画が用意されています。
施設全体の構造はバリアフリーで、車椅子での利用に大きな問題はありません。
○フロア別の状況
地下駐車場はエレベーターがあるので、車椅子での利用は可能です。
B1の半分はシネマ「船堀シネパル」。2つの劇場があり、それぞれに車椅子用の席が2つあります。江戸川区民にはお得なサービスも。ポップコーン売り場もある、本格派のシネマです。
1Fには展示ホールと飲食店や書店などが入店。吹き抜けのアトリュームがあります。1Fには総合案内があり、1名スタッフが常駐しています。
2Fと3Fはチャペルもあるブライダル関係の施設が中心。大パーティが開催できるイベントホール、バンケッホールがあります。
4Fと5Fはコンサートが出来る大ホールや小ホールなどがあります。
6Fはなく、7Fには展望レストランなどがあります。
○バリアフリートイレの状況
全てのフロアにバリアフリートイレがあります。しかもほとんどのフロアには、2つないし3つ、複数のバリアフリートイレが設置されています。
○展望室のバリアフリー状況
7Fに展望室に行くエレベーター乗り場があります。
展望室の利用は無料。7Fのエレベーター乗り場にスタッフが1名常駐し、エレベーターの乗降を誘導します。
エレベーター内にもスタッフがいて、展望室の利用方法を説明しながら、高さ115mの展望室に案内します。
展望室内にはスタッフはいませんでした。
展望室は狭いながらも360度ビュー。江戸川区から見る東京の景観を堪能できます
「タワーホール船堀」は存在は知っていても、詳しく知らない、行ったことはない、という人が多い施設です。展望室は無料で、施設全般バリアフリーです。車椅子のお出かけに先にお薦めできます。