東京都港区東京ミッドタウン。サントリー美術館が所有する国宝の蒔絵手箱が、このたび修理されました。その展示を核にした「神の宝 玉手箱展」。2017年5月31日から7月17日の開催。展示ケースの高さが低く、かつ立体的な作品展示が多い、とても車椅子で鑑賞しやすい展示方法です。
「神の宝 玉手箱展」は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。会場内は基本的にバリアフリー。フロア間移動はエレベーター。バリアフリートイレが美術館の中にもあります。
サントリー美術館の開館は10時。東京ミッドタウンの営業は11時から。今回隙間の10時台に取材に出かけましたが、すでにそれなりの混雑状況でした。10時台を狙うファンが増えているのかもしれません。
会場に展示される数多くの玉手箱。その多くは鎌倉時代から室町時代の作。再生された模造品も数多く展示されています。高貴な女性に愛された逸品たち。箱の中に入る櫛や鏡なども数多く展示。そのものだけを見ても楽しい世界です。
展示の解説を読むと、その当時の貴族の生活文化の理解がないと解りにくい内容もあります。それなりの日本史の知識が求められる企画展でもあります。こういう装飾品が現実にあった事実。玉手箱は物語の世界ではなかったことを体感できる企画展です。
企画展のパンフのサブコピーは「政子も魅了?」です。あまりそのようなイメージがありませんが、北条政子は玉手箱の愛玩家で、政子の手箱コレクションを有していたということです。
車椅子からの低い目線を意識した展示です。「神の宝 玉手箱展」は、車椅子でみやすい企画展です。