埼玉県立近代美術館 車椅子バリアフリー情報

埼玉県さいたま市の「埼玉県立近代美術館」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2018年2月の取材に基づいています。

 

1982年竣工の美術館

北浦和公園の一角に建つ「埼玉県立近代美術館」は、黒川紀章氏設計の素敵なデザインの美術館です。設計が1978年、竣工が1982年。バリアフリーの概念が薄い時代の建物ですが、改修されて車椅子での利用は十分に可能です。元々は段差のある設計なので、車椅子での利用に注意すべき箇所はあります。

埼玉県立近代美術館

障害者専用駐車場の運用ルール

障害者手帳の提示で、美術館のコレクション展入館料は本人と介助者1名が無料に減免されます。企画展の入館料は個別設定なので、減免措置については企画毎に確認してください。

一般駐車場はありません。搬入口から入る裏庭に1台分障害者用駐車区画があります。予約制で運用ルールは当日の申し込み。事前予約は受け付けていただけません。来館日の当日、おおよその到着時間を決めて電話を入れます。その場で空いていればOK。車種と車の色だけが確認されます。

搬入口は美術館西側の狭い一方通行の道にあります。敷地入口に守衛所はありません。すぐ見える場所のブルーの駐車区画を利用。建物裏口の横です。この裏口に管理室がありスタッフが常駐。室内からこちらを見つめ、どうぞ、という合図を出します。このような運用になります。駐車料金は無料です。

埼玉県立近代美術館

手動ドアが2か所あり

この駐車場から館内へ移動する通路には、手動ドアがあります。介助者がいれば問題ありませんが、車椅子利用者だけの場合は、スタッフの助けを借りてください。

もう一か所、1Fのコレクション展会場から屋外展示場に出入りする箇所が手動ドアです。今回チェックした限り、車椅子で問題があるポイントはこの2か所だけでした。

埼玉県立近代美術館

スロープが多い

館内はエレベーターあり。障害者用トイレあり。基本的には車椅子での利用に大きな問題はありません。

B1が一般利用できる展示ホール。1Fが年に4回ほど展示替えがあるコレクション展会場。2Fが年間6本ほど開催される企画展会場。3Fが資料閲覧室です。

そもそもバリアフリー設計ではないので、スロープ対応の箇所が多い美術館です。

埼玉県立近代美術館

レストランは車椅子利用可

1Fにはミュージアムショップとレストランが入店。こちらも車椅子で利用できます。レストランは美術館半券の提示で5%OFFサービスあり。障害者手帳の提示で無料入館すると、半券はもらえません。

館内各所に美術館が蒐集したデザインに秀でた椅子があり、自由に鑑賞し、座ることができます。

レベルの高いコレクションを有しています。建物自体のデザインも素敵です。「埼玉県立近代美術館」は、車椅子で利用できる美術館です。

浦和区の産直ショップ 木崎ぐるめ米ランド バリアフリー情報

埼玉県さいたま市浦和区のJAさいたま直営ショップ「木崎ぐるめ米ランド(安心館シャキシャキ)」は、2012年に開業した売り場面積330㎡の大型店舗。障害者トイレがある、車椅子で利用できるJA系産直ショップです。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年8月の取材に基づいています。

 

○旗印は地産地消

地場産品に力を入れています。生鮮品はもちろん、お団子や煎餅は地場産のお米を使った独自ブランド商品。JAネットワークなので他県商品も少々ありますが、輸入品は一切扱いません、と宣言しています。旗印は地産地消です。

木崎ぐるめ米ランド○東京都心から30分の産直ショップ

木崎は地名です。首都高速見沼ICから車で5分程度の場所。渋滞がなければ東京都心部から車で約30分。東京都心部から最も時間距離が短い大型産直ショップの一つです。この時間距離で豊富な地場産農作物と出会えます。

 

○店舗のバリアフリー状況

駐車場は50台ほどの収容。障害者用駐車区画は店舗入口近くに2台分あります。屋根無しですが、一般的な使いやすい駐車区画です。

駐車場は50台ほどの収容。障害者用駐車区画は店舗入口近くに2台分

障害者用トイレは店舗正面横にあり、外側から利用するタイプです。トイレのドアは歳月をやや感じますが、トイレの中は綺麗です。大型のベッドの用意はありません。

障害者用トイレは店舗正面横にあり、外側から利用するタイプ

店舗入り口から店舗内はフラットな構造で、出入口は自動ドアです。売り場の通路幅は一般的なサイズで、車椅子での店内移動は十分に可能です。

店舗入り口から店舗内はフラットな構造

店舗入り口から店舗内はフラットな構造

店舗入り口から店舗内はフラットな構造

○「ぐるめ米だんご」は店内製造

農産物の種類は多彩で豊富です。お米は「特別栽培米」とうたわれるコシヒカリ。農薬や化学肥料の使用が制限された、指定の農法によるお米です。

この特別栽培米を使用したお団子「ぐるめ米だんご」は、「木崎ぐるめ米ランド」で製造されています。

木崎ぐるめ米ランド

木崎ぐるめ米ランドは、浦和区にありながら地産商品が豊富にある、車椅子で利用できる産直ショップです。

車椅子で行くさいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

さいたま市の博物館では「鉄道博物館」が人気ですが、車椅子で利用出来る博物館美術館は他にもあります。大人にお薦めできる施設「埼玉県立歴史と民俗の博物館」「埼玉県立近代美術館」「大宮盆栽美術館」のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

 

 

「埼玉県立歴史と民俗の博物館」

○博物館の概要

大宮公園の一角に建つ「埼玉県立歴史と民俗の博物館」は、1971年に県立博物館として開館しました。府県レベルの博物館としては先駆的な存在で、以後各地で誕生した施設に大きな影響を与えています。

建物設計者はル・コルビュジエに学んだ建築家、前川圀男氏です。

建物は1970年代のものですが、2006年に博物館と民俗文化センターが統合した際に、バリアフリー改修が行われています。

 

○駐車場から入口まで

アクセスは車が便利です。収容台数20台ほどの無料専用駐車場があり、障害者用駐車区画は2台分用意されています。

大宮公園利用者の無断駐車が心配されますが、週末は駐車場管理スタッフが常駐。駐車場利用目的を確認。不正利用を監視しています。もちろん満車の場合もありますのでご注意ください。

駐車場の出入口付近は、小さなデコボコや傾斜があります。博物館敷地内に入れば、問題なく車椅子で通行できます。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○館内のバリアフリー状況

有料展示ゾーンは、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館が無料に減免されます。

館内はバリアフリー面での大きな問題はありません。エレベーターがあり、障害者用トイレの用意があります。

ミュージアムショップとカフェがある中二階スペースへは、スタッフに操作していただく昇降機の利用になります。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○歴史好き、文化史好きにお薦め

とてもレベルが高い博物館です。スペースに余裕があり、豊富な資料が展示されています。その内容が深い。解りやすく面白い解説があります。またボランティア解説員が各展示室で待機しています。

お薦めするのは、歴史や民俗文化に興味のある中学生以上。埼玉という枠を超えて、歴史好き、文化史好きにお薦めできる博物館です。

建物内からみる中庭の竹林も見事です。

 

 

「埼玉県立近代美術館」

○スロープが多い美術館

北浦和公園の一角に建つ「埼玉県立近代美術館」は、黒川紀章氏設計の美術館です。設計が1978年、竣工が1982年。段差構造箇所が多い建物で、改修されて設置されたスロープが多い美術館です。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○手動ドアが2か所

介助者がいれば問題ありませんが、車椅子利用者だけの場合は不便な手動ドアが、2018現在で2か所あります。

1Fのコレクション展会場から屋外展示場に出入りする箇所と、障害者専用駐車場から館内へ移動する通路にあります。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○館内のバリアフリー状況

障害者手帳の提示で、入館料は本人と介助者1名が無料に減免されます。

館内はエレベーターがあり、障害者用トイレがあります。車椅子での利用に大きな問題はありません。

B1が一般利用できる展示ホール。1Fが年に4回ほど展示替えがあるコレクション展会場。2Fが年間6本ほど開催される企画展会場。3Fが資料閲覧室です。

1Fにはミュージアムショップとレストランがあり、車椅子で利用できます。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○障害者専用駐車場の利用ルール

一般駐車場はありません。搬入口から入る裏庭に1台分障害者用駐車区画があります。利用日の当日、おおよその到着時間を決めて電話を入れます。その時に空いていれば利用可。車種と車の色が確認されます。

搬入口は美術館西側の狭い一方通行の道にあります。敷地入口に守衛所はありません。建物裏口横のブルーの駐車区画を利用します。駐車料金は無料です。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○魅力あるコレクション

詳細は省きますが、レベルの高いコレクションを有しています。建物自体のデザインも印象的です。また車椅子利用者には縁遠い企画ですが、館内各所に美術館が蒐集したデザインに秀でた椅子があり、自由に座ることができます。

 

 

「大宮盆栽美術館」

○2010年開館

6軒の盆栽業者があり、盆栽村と呼ばれる大宮。「大宮盆栽美術館」は、さいたま市が2010年に開館した世界で唯一の盆栽美術館です。

展示されている盆栽コレクションは、市が5億円を拠出して買い求めたもの。大変市場価値の高いコレクションです。

 

○駐車場の状況

駐車場は2時間まで無料。やや砂利が混じる路面です。障害者用駐車区画は2台分用意。屋根無しで、ここの路面も砂利混じりです。施設の入口は建物の反対側。入口までの通路は舗装路ですが、庇はありません。

 

○施設のバリアフリー状況

障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入館料が半額に減免されます。

施設全般バリアフリーで、車椅子での見学に大きな問題はありません。障害者用トイレは1Fの無料エリアにあります。

屋内展示もありますが、メイン展示場は盆栽庭園という屋外の中庭です。したがって雨の日の車椅子での利用は不適です。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○2Fは展望テラス

2Fに展望テラスがありエレベーターで行けます。盆栽庭園内は一部を除き写真撮影不可ですが、2Fのテラスからは盆栽庭園の撮影ができます。

さいたま市の博物館美術館バリアフリー情報

○世界に広がるBONSAI文化

有料の音声ガイドは4か国語対応。展示作品の説明版には英文表記があります。ひとつひとつの展示作品をじっくりと見る美術館です。

 

 

さいたま市には、車椅子で大人が楽しめる博物館美術館があります。