浦和くらしの博物館民家園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

埼玉県さいたま市緑区にある、古民家を移築展示している無料公開施設です。現在展示されている家屋等は7棟。ほとんどは江戸時代に建築されたものと推定されています。

浦和くらしの博物館民家園

アクセスは東浦和駅から徒歩25分の案内。車の利用が便利です。約80台を収容する来園者用の無料駐車場が用意されています。

身障者用駐車スペースは、一般駐車場とは離れた場所にあります。国道からの車の出入口からほぼ直進した先、「旧浦和市農業協同組合三室支社倉庫」の手前です。

浦和くらしの博物館民家園

下の写真が身障者用駐車スペース。駐車区画のラインが引かれていないスペースで、利用者が上手に整列させて駐車すれば4台から5台駐車できます。下手な場所に停められると、1台しか駐車できません。

浦和くらしの博物館民家園

この駐車スペースを利用すると、舗装路面だけを通り、民家園内に移動できます。

浦和くらしの博物館民家園

一般駐車場は未舗装路面なので、そこからでは小石混じりのガタゴト路面を車椅子で移動しなくてはなりません。

浦和くらしの博物館民家園

園内に入ると、未舗装通路になります。それでも固い路面なので、デコボコを避けて通れば、メイン通路は車椅子で移動できないことはありません。

浦和くらしの博物館民家園

民家園内はバリアフリー仕様ではありません。下の写真は「旧高野家住宅」。内部が公開されていますが、デコボコ路面で段差があります。

浦和くらしの博物館民家園

「旧野口家住宅」は、未舗装路面から段差回避舗装路を通り、門をくぐります。ただしその先の舗装路は、かなりのデコボコがある路面です。

浦和くらしの博物館民家園

「旧蓮見家住宅」に続く通路は、ごく一部が舗装されています。ここは車椅子で通過できました。

浦和くらしの博物館民家園

「旧蓮見家住宅」と「旧中島家穀櫃」。車椅子ではあまり近づけませんが、未舗装路面から見学は可能です。

浦和くらしの博物館民家園

「旧武笠家表門」は散策路から見学できます。立派な門構えです。

浦和くらしの博物館民家園

門の裏側には車椅子で近づけます。往時の農具などが展示されています。路面の手前にある大きな石と小石の溝は、車椅子で乗り越えられませんでした。

浦和くらしの博物館民家園

「旧浦和市農業協同組合三室支社倉庫」の先にある池は、古代蓮が栽培されています。開花シーズンは人気ということ。

浦和くらしの博物館民家園

池の周囲は浅い砂利路面ですが、少し無理をすれば、車椅子が動きました。

浦和くらしの博物館民家園

「旧浦和市農業協同組合三室支社倉庫」の裏側に「管理棟」があります。屋内1Fは情報休憩コーナーになっています。

浦和くらしの博物館民家園

トイレは管理棟にあります。

浦和くらしの博物館民家園

個室タイプのバリアフリートイレがあります。今回取材時の状況では、設備はかなり老朽化していました。スペースは余裕があるトイレです。

浦和くらしの博物館民家園

「旧浦和市農業協同組合三室支社倉庫」内は、ミニ展示室になっています。大きな段差はないので、車椅子で入室できます。

浦和くらしの博物館民家園

昔の農具、少し昔の生活道具などが展示されています。

浦和くらしの博物館民家園

浦和くらしの博物館民家園は、バリアフリー仕様ではありませんが、無理のない範囲で、車椅子から古民家を見学することができる施設です。

(本稿は2021年11月に執筆しました)

さいたま市立浦和博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

埼玉県さいたま市緑区、旧浦和市にある観覧無料の博物館です。

博物館の建物は、明治11年に建てられ、昭和34年に老朽化のため解体された、旧埼玉師範学校校舎「鳳翔閣」の一部を復元したものです。階段の親柱やバルコニーの柱頭などに解体材の一部が使用されています。
現在の施設は昭和47年に開館。令和2年7月から建物改修工事を行い、令和3年7月にリニューアルオープンしました。2F構造の博物館ですが、エレベーターはありません。車椅子では1Fだけの観覧になります。

アクセス方法です。徒歩圏内に駅はありません。バス停「さいたま市立病院」がすぐ近くにあります。

車利用の場合、隣接する老人福祉センターと事実上共用できる来館者用無料駐車場があります。また博物館エントランス前に、大きな区画に身障者用駐車スペースが1台分設定されています。

さいたま市立浦和博物館

身障者用駐車スペースの横から、フラットな舗装路を通り博物館エントランスへ進みます。

さいたま市立浦和博物館

エントランスに段差回避スロープが設置されました。

さいたま市立浦和博物館

館内に入ります。今回取材時は、入口で検温と手指消毒、そして簡単な記帳を行いました。

展示室へは段差がありますが、簡易型スロープが常設されています。館内は土足禁止ではありません。

さいたま市立浦和博物館

1Fにバリアフリートイレがあります。スペースは狭いトイレで、普通サイズの車椅子がギリギリで入る広さ。ウォシュレット付き便器が備えられています。

さいたま市立浦和博物館

1F展示室内はフラットな構造でスペースに余裕があります。旧浦和エリアを中心に、さいたま市の歴史民俗が紹介されています。

さいたま市立浦和博物館

近現代の展示コーナーには、ちょっと昔の電話機などの展示もあります。総じて、車椅子で見にくい展示はありません。

さいたま市立浦和博物館

2Fへは下の写真の階段を上がります。2Fは中央部が吹き抜け構造なので、観覧は周回コースです。

さいたま市立浦和博物館

車椅子では観覧できませんが、2Fには仏像彫刻の展示などがあります。

さいたま市立浦和博物館

貴重なコレクションが展示されています。そして「鳳翔閣」の解説展示があります。

さいたま市立浦和博物館

下の写真がバルコニーの柱頭です。車椅子では無理ですが、実際にバルコニーに出て観覧できます。

さいたま市立浦和博物館

エレベーターがなく2Fの見学はできませんが、さいたま市立浦和博物館は車椅子で1Fの観覧は可能。バリアフリートイレが用意されています。

(本稿は2021年11月に執筆しました)

さいたま市立博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

埼玉県さいたま市大宮区にある入館無料の博物館です。1980年に大宮市立博物館として開館しました。現時点では建物、設備はやや老朽化しています。

アクセスは大宮駅から徒歩15分の案内。氷川神社の二の鳥居の近くです。来館者用の無料駐車場があります。収容台数は5台で、内1台分が身障者用駐車スペースです。

さいたま市立博物館

なお氷川神社の詳しいバリアフリー情報は、別稿「大宮 武蔵一宮氷川神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

住宅街の生活道路に面した目立たない場所なので、地理不案内な方は、スマホやカーナビに頼ることをお薦めします。

さいたま市立博物館

博物館はB1から2Fの3フロア構造。外観は凝ったデザインの建物で、エントランスは階段です。

さいたま市立博物館

正面左側に車椅子用の段差回避スロープが設置されています。

さいたま市立博物館

スロープの傾斜角度は緩く、車椅子で問題なく通行できます。

さいたま市立博物館

出入口は幅広い自動ドアで段差はありません。今回取材時は、入口で検温と手指消毒、館内に入り簡単な記帳を行いました。

さいたま市立博物館

博物館の2Fは収蔵庫など。1Fはフラットな構造の特別展示室と事務室ほか。常設展示室はB1です。

バリアフリートイレは1Fに用意されています。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられています。

さいたま市立博物館

情手展示室があるB1へは、スタッフの誘導で業務用エレベーターを利用します。スタッフ専用の大きな扉を開けて、一般来館者は立ち入ることができない博物館の裏側を通りエレベーターを利用します。もちろん、業務用エレベーターは超大型サイズです。

常設展示室内はフラットな構造で、車椅子で観覧できます。展示内容はさいたま市の歴史、民俗、文化など。正統派の歴史民俗博物館です。

さいたま市立博物館

昔のおもちゃで遊べるコーナーや、宿場町であった大宮の精巧な再現ジオラマなどがあります。

さいたま市立博物館

地下展示室内に、古民家を移築した展示があります。この古民家の出入口は段差があります。車椅子では段の手前からの観覧になります。

さいたま市立博物館

現大宮区を中心にした、さいたま市の歴史民俗を学べる博物館です。建物や設備は全般的に老朽化していますが、さいたま市立博物館は車椅子で観覧できる施設です。

(本稿は2021年11月に執筆しました)