渋川・中之条・榛名湖 群馬県のバリアフリードライブコース情報

群馬県には、障がいのある家族と一緒に楽しめるバリアフリーな観光施設が多数あります。その中から、渋川市、中之条町、長野原町、榛名湖町を周遊する、車椅子で楽しめるバリアフリーなドライブコースを紹介します。

関越自動車の渋川伊香保ICを起点にして西へ向かい、榛名湖を経由して関越自動車の駒寄スマートICを終点にするルートです。主要時間は丸一日から一泊二日程度です。

(渋川伊香保IC⇒5km)「道の駅こもち」

名産品はコンニャクで、こもちは「こんにゃくの里」と称しています。

直売所と隣接して食事処、観光案内所があります。食事処の前にはテイクアウトの売店があり、その周辺にはフリーテーブル席が配置されます。

他にイベントなどが開催できる「よろず催し物処六斎市」、そして足湯棟があります。

(道の駅こもち⇒8km)「道の駅おのこ」

「こもち」から吾妻川の上流に進みます。渋川市小野子にある道の駅です。メイン棟にはショップとお食事処が入り、トイレは独立棟です。

キャチコピーは「小野子山の恵みをおすそ分け」。地元の産物、とくにキノコ類が豊富にある自然派の施設です。

(道の駅おのこ⇒12km)「中之条町ふるさと交流センターつむじ」

中之条町の中心部にあるお洒落な複合観光施設です。カフェ、ショップ、そして横丁と足湯などがあります。

四万温泉の湯が楽しめる足湯棟は、ほぼ段差なく屋内の足湯槽の横まで車椅子で進むことが出来ます。槽の高さは低く、つかまり立ちが出来る人なら、介助者の手を借りて槽に腰掛けることが出来ます。そのまま介助を受けて足をあげて反転できれば、足湯を楽しめます。

(つむじ⇒3km)「道の駅霊山たけやま」

正面に古社、裏側に霊山を仰ぐ神聖な地に建つ施設で、参拝、登山の拠点にもなります。

ショップが入るメイン棟、茅葺きの古民家をリノベーションしたそば処、多目的広場と大型遊具があるぼうけん砦、独立トイレ棟などで構成される施設です。

車椅子で快適に移動できる範囲は限られますが、仰ぎ見る霊山の威容や茅葺き古民家など、独特の魅力がある道の駅です。

(霊山たけやま⇒3km)「中之条ガーデンズ」

車椅子で楽しめるバリアフリーなフラワーガーデンです。

7つの区画に分かれた「ローズガーデン」、「町民花壇」、「スパイラルガーデン」、水の流れがある「ふる里の野山」、「パレットガーデン」などが整備されています。ガーデンの先の山の斜面には千本のハナモモが植栽され、春の開花シーズンは借景になります。

(ガーデンズ⇒20km)「中之条山の上庭園」

「ガーデンズ」からのアクセスルートである県道55号線は峠道で、アップダウンと急カーブが連続するエリアがありますが、「花桃街道」と呼ばれ、沿道に美しいハナモモが咲くドライブルートです。

「中之条山の上庭園」は、標高1000mに広がる入園無料のボタニックガーデンです。

ガーデン内の高低差は約50mあり、遊歩道はほぼすべて傾斜路か階段路です。車椅子での散策は無理のない範囲に限られます。

レストハウス館内の床面はほぼフラットで、一部に緩い傾斜はありますが、段差はありません。車椅子で利用出来ます。

(山の上庭園⇒5km)「道の駅六合」

旧六合(くに)村にある道の駅です。トイレ棟、ショップ棟、食事処棟、軽食喫茶棟、温泉宿、日帰り温泉、足湯があります。温泉宿と日帰り温泉は、バリアフリー仕様ではありません。傾斜地にある施設で、駐車場が高地と低地に配置されています。

(道の駅六合⇒13km)「道の駅八ッ場ふるさと館」

ダム事業の地域振興策で建設された施設で、バリアフリー仕様です。直売所は中規模で山の幸を中心に地場産品が並びます。食事処の看板メニューは「ダムカレー」です。

(八ッ場ふるさと館⇒6km)「道の駅あがつま峡」

吾妻峡の観光拠点として整備された道の駅です。日帰り温泉、公園、直売所と食事処で構成されます。

吾妻峡の渓谷美が楽しめるハイキングコースは、車椅子では通行不能です。ドライブの休憩施設して利用してください。

(道の駅あがつま峡⇒23km)「榛名湖畔」

榛名山のカルデラ湖「榛名湖」までの県道28号線は、整備された快適なドライブルートです。

榛名湖畔には公園などが整備されていますが、バリアフリーレベルが高い新しい観光施設はありません。湖畔に駐車スペースが複数あるので、停めやすい場所を利用して、榛名湖や榛名富士を眺める観光になります。

榛名神社は、車椅子での参拝が難しい段差構造の社です。

(榛名公園⇒23km)「道の駅よしおか温泉」

直売所、日帰り温泉、運動公園で構成される大型施設です。隣接して「吉岡エネルギーパーク」があり、シンボルは風車。産直ショップの名称は「かざぐるま物産館」です。

道の駅よしおか温泉から、関越自動車道駒寄スマートICへは、約10分ほどです。

(道の駅よしおか温泉⇒4m駒寄スマートIC)

以上のすべての施設に立ち寄ると、走行距離は約120kmになります。渋川・中之条・榛名湖のドライブが、家族の楽しい思い出になることをお祈りします。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

赤城山 山頂周辺の車椅子観光ガイド バリアフリー情報

群馬県の4市1村にまたがる赤城山は、12の山で構成される連山の総称です。代表的な観光コースは、南面の県道を車で上がり、大沼付近を散策するコースです。大沼周辺には複数の観光スポットがあります。車椅子で利用できる施設や散策できるルートなど、現地のバリアフリー状況を紹介します。

ただし冬季は大沼が全面氷結する寒冷地なので、多くの施設は休館します。開館スケジュールは年によって変わるので、利用前に各施設に確認してください。

「赤城山総合案内所」

山頂へ向かう県道沿い、大沼の手前にある観光施設です。この案内所は車椅子で利用出来ます。

駐車場に身障者用駐車区画はありません。施設前の駐車場はほぼフラットなので、乗降しやすい場所を探して利用して下さい。

施設は「案内所」と「トイレ」そして「展望デッキ」で構成されます。案内所の出入口は段差回避されています。

赤城山総合案内所

館内はフラットで、赤城の自然、由来の人々などの紹介があり、ソフトクリームなどが楽しめる軽食コーナーがあります。床面に地図が配置されています。地図上は土足禁止です。

赤城山総合案内所

野生動物のはく製が展示されています。

赤城山総合案内所

赤山城の四季の自然が紹介されています。

赤城山総合案内所

トイレは半屋外型で、ウォシュレット付き便器が備わるバリアフリートイレが1つ用意されています。

案内所の隣接地は「赤城白樺牧場」です。展望デッキは、牧場方面を展望します。

赤城山総合案内所

放牧されている家畜が、近くで草を食んでいることがよくあります。

赤城山総合案内所

展望デッキはフラット構造で、案内所の手前から段差なくアクセスすることが出来ます。

赤城山総合案内所

「大沼周辺」

カルデラ湖大沼周辺には、複数の無料駐車場があり、自由に湖畔にアクセスできます。ただし湖畔は未舗装路面で、場所によってはかなり激しいデコボコがある、石や砂の路面です。車椅子では無理のない範囲での散策になります。

大沼周辺

冬季は湖畔も湖面も、全面的に氷結します。寒さに強く、かつ凍結路面を車椅子で移動出来る人なら、車椅子で湖面に立つことが出来ます。もちろんハードな観光になるので、無理はしないでください。

「赤城神社」

赤城神社の「神橋」は、経年劣化が激しく危険なため通行禁止となり、2022年8月時点では取り壊されています。神橋を通らない場所にある駐車場を利用します。

赤城神社

この駐車場は未舗装で、路面は荒れています。境内の近くに「思いやり駐車場」の看板が置かれている場所があります。分かりにくアクセスルートを通りますが、現地に小さな案内板があるので、それに従って進んでください。駐車区画はありませんが、2~3台は駐車できるスペースがあります。

赤城神社

神社の周辺は未舗装路面です。固くて砂利が薄い路面のルートを選べば、車椅子で移動できないことはありません。

赤城神社

手水舎は段差があり車椅子では利用しにくい構造です。

赤城神社

境内へは階段路ですが、段差回避する迂回スロープがあります。

赤城神社

やや角度のあるスロープですが、力を入れれば車椅子で通行できます。

赤城神社

ただしスロープから社務所へは行けますが、本殿前には段差を乗り越えないと行けません。

赤城神社

そして拝殿は、更に段差の上でスロープはありません。

赤城神社

したがって赤城神社は、「思いやり駐車場」から「社務所」まで、車椅子で移動できます。

赤城神社

「赤城山ビジターセンター」

覚満淵の入口近くにある案内所です。駐車場には身障者用駐車区画はありませんが、フラットな舗装路面なので、車椅子で利用できます。

赤城山ビジターセンター

ビジターセンターの出入口はやや狭い構造ですが、決定的な段差はなく、車椅子で入館可能です。ガイドスタッフが駐在しています。館内には赤城山を紹介する展示室があります。そしてバリアフリートイレが1つ用意されています。一般的なサイズの個室で、シンプルな設備のトイレです。

赤城山ビジターセンター

エントランスの横でお洒落なカフェが営業しています。少々の段差はありますが、席を選べば車椅子で利用できます。

赤城山ビジターセンター

「覚満淵」

車椅子で散策ができるバリアフリー木道が用意されています。赤城山ビジターセンターの前から車椅子でアクセスできるルートが整備されました。

覚満淵

バリアフリー木道は整備途中で、2022年8月時点では覚満淵を一周することはできません。車椅子では途中までです。

覚満淵

それでも、車椅子で大自然に触れ合える貴重な観光スポットです。

覚満淵

車椅子での立ち寄り先としてお薦めします。

覚満淵

覚満淵の詳しいバリアフリー状況は別稿「赤城山の小尾瀬 覚満淵 バリアフリー木道 車椅子散策ガイド」を参照してください。

「小沼」

小沼見学者用の駐車場があり、そこには身障者用駐車区画が用意されています。

赤城神社

駐車場から道を渡った先が小沼へのハイキングコースの入口です。ただし入口すぐから未舗装の悪路です。車椅子で小沼へ進むことは出来ません。

赤城神社

赤城山頂周辺は、無理のない範囲になりますが、車椅子で自然を楽しめる観光エリアです。

赤城山の南面にある「みやぎ千本桜の森公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年8月に加筆修正しました)

群馬県 紫陽花の名所 道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

群馬県前橋市荻窪町にある2011年に道の駅として登録された「赤城の恵」は、16,000株の紫陽花が咲く「荻窪公園」、日帰り温泉「あいのやまの湯」、産直ショップ「味菜(あじさい)」、観光パンフレットが置かれる休憩所兼情報発信館「赤木の恵」から構成される施設です。赤城南麓の傾斜地なのでアップダウンがあります。

群馬県 紫陽花の名所 道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

広い傾斜地にある施設で、駐車場が大きく4つに分かれます。低地にある駐車場から順に状況を紹介します。

施設入口にある駐車場には、24時間トイレ棟があります。

同じ高さに、産直ショップと情報発信館に最も近い2つ目の駐車場があります。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

そこから少し坂を上がり、日帰り温泉のエントランスの高さに3つ目の駐車場があります。

そして敷地内の最も高い場所、アジサイの丘の横に4つ目の駐車場があります。利用目的に応じて、4つの駐車場を選択して利用できます。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

情報発信館「赤木の恵」と産直所「味菜(あじさい)」は、横並びに建っています。この間にも高低差があり階段もありますが、段差回避スロープも用意されています。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

どちらも出入口は自動ドアで、建物内の床はフラット構造です。混雑していなければ車椅子で利用出来ます。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

日帰り温泉「あいのやまの湯」へ向かう2つ目の駐車場からのメインルートは階段です。車椅子では、迂回スロープ路を通行するか、3つ目の駐車場からアクセスします。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

バリアフリーに配慮がある設計の施設です。館内は土足禁止なので、車椅子を拭くか館内用に乗り換えて利用します。食事処は温泉施設内にあります。

ジャグジー、プールがある日帰り温泉です。また予約できるお風呂付の個室があるので、利用者の障がいの状況によっては、家族で楽しく個室温泉を楽しめるかもしれません。

荻窪公園のバリアフリー状況です。身障者用駐車スペースは2か所にあり、休憩所前が2台分です。

荻窪公園あじさいの丘

あじさいの丘により近い一般駐車場の入口付近にもあります。

荻窪公園あじさいの丘

広い公園です。現地では主役は公園で、公園の中に日帰り温泉と農産物直売所がある印象を受けました。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

園内は3つの池があり、舗装散策路が整備されています。ただし散策路はアップダウンがあります。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

極端な急坂はないので、元気な介助者がいれば、車椅子で園内全域を通行できます。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

6月には紫陽花が咲き、そして夜には蛍が舞う公園です。

道の駅赤城の恵 車椅子バリアフリー情報

荻窪公園の紫陽花は見事です。ただし広い公園なので、全域を回るとかなりくたびれます。体力に応じて散策を楽しむようにしてください。

前橋市富士見町にある「道の駅ふじみ」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2024年10月に加筆しました)