群馬県前橋市荻窪町にある2011年に道の駅として登録された「赤城の恵」は、16,000株の紫陽花が咲く「荻窪公園」、日帰り温泉「あいのやまの湯」、産直ショップ「味菜(あじさい)」、観光パンフレットが置かれる休憩所兼情報発信館「赤木の恵」から構成される施設です。赤城南麓の傾斜地なのでアップダウンがあります。
広い傾斜地にある施設で、駐車場が大きく4つに分かれます。低地にある駐車場から順に状況を紹介します。
施設入口にある駐車場には、24時間トイレ棟があります。
同じ高さに、産直ショップと情報発信館に最も近い2つ目の駐車場があります。
そこから少し坂を上がり、日帰り温泉のエントランスの高さに3つ目の駐車場があります。
そして敷地内の最も高い場所、アジサイの丘の横に4つ目の駐車場があります。利用目的に応じて、4つの駐車場を選択して利用できます。
情報発信館「赤木の恵」と産直所「味菜(あじさい)」は、横並びに建っています。この間にも高低差があり階段もありますが、段差回避スロープも用意されています。
どちらも出入口は自動ドアで、建物内の床はフラット構造です。混雑していなければ車椅子で利用出来ます。
日帰り温泉「あいのやまの湯」へ向かう2つ目の駐車場からのメインルートは階段です。車椅子では、迂回スロープ路を通行するか、3つ目の駐車場からアクセスします。
バリアフリーに配慮がある設計の施設です。館内は土足禁止なので、車椅子を拭くか館内用に乗り換えて利用します。食事処は温泉施設内にあります。
ジャグジー、プールがある日帰り温泉です。また予約できるお風呂付の個室があるので、利用者の障がいの状況によっては、家族で楽しく個室温泉を楽しめるかもしれません。
荻窪公園のバリアフリー状況です。身障者用駐車スペースは2か所にあり、休憩所前が2台分です。
あじさいの丘により近い一般駐車場の入口付近にもあります。
広い公園です。現地では主役は公園で、公園の中に日帰り温泉と農産物直売所がある印象を受けました。
園内は3つの池があり、舗装散策路が整備されています。ただし散策路はアップダウンがあります。
極端な急坂はないので、元気な介助者がいれば、車椅子で園内全域を通行できます。
6月には紫陽花が咲き、そして夜には蛍が舞う公園です。
荻窪公園の紫陽花は見事です。ただし広い公園なので、全域を回るとかなりくたびれます。体力に応じて散策を楽しむようにしてください。
前橋市富士見町にある「道の駅ふじみ」を別稿で紹介しています。ご参照ください。
(本稿は2024年10月に加筆しました)