丸紅ギャラリー 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都千代田区大手町一丁目。皇居のほとり、竹橋駅の上に建つ丸紅ビルの3Fに、2021年11月に開館した美術館です。丸紅が保有する美術品コレクションを中心に、企画展覧会が開催されます。

なお地下鉄竹橋駅のバリアフリールートは、別稿「東京メトロ 竹橋駅 車椅子での移動ルート バリアフリー情報」を参照してください。

身障者用を含めて、来館者用の駐車場はありません。丸紅ビルのエントランスは、内堀通りの歩道から段差がある構造です。

丸紅ギャラリー

平川門側に段差を回避できる箇所があり、また正面には段差迂回スロープが設置されています。

丸紅ギャラリー

丸紅ビルのエントランスは幅広い自動ドアです。

丸紅ギャラリー

館内に入ると、1Fはフラットで広い丸紅受付のフロア。丸紅ギャラリーは3Fです。

丸紅ギャラリー

1Fから3Fに直行するエスカレーターと、エレベーターがあります。

丸紅ギャラリー

エレベーターのかごのサイズは十分に広く、大型の車椅子でも乗り込めます。

丸紅ギャラリー

3Fのエレベーター乗降場所は広くてフラットです。

丸紅ギャラリー

3Fのトイレはギャラリーの外、エレベーターの先にあります。

丸紅ギャラリー

バリアフリートイレは1つ。独立した個室が用意されています。

丸紅ギャラリー

バリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられています。

丸紅ギャラリー

ギャラリーへ向かいます。開放的なガラス窓の通路を進みます。

丸紅ギャラリー

ギャラリーの入口は大きな自動ドアです。車椅子での出入りに問題はありません。

丸紅ギャラリー

ドアの先にギャラリーの受付があります。現在のところ、館内はいっさい撮影禁止です。

丸紅ギャラリー

丸紅ギャラリーの観覧料は障がい者減免制度がありません。観覧料の支払いはキャッシュレスのみで、現金での支払いはできません。

受付の先に展示室があります。車椅子で問題なく観覧できるバリアフリーな展示室です。一方通行で奥の出口から退室する構造です。

展示室はそれほど大きくはありません。今回取材時は、丸紅ギャラリー開館記念展1として「日仏近代絵画の響き合い」が開催されていました。間隔をつめた壁掛け展示で、全47点が展示されています。一般的なサイズの絵画コレクションであれば、50点前後が展示できる最大数だと思われます。

「日仏近代絵画の響き合い」は、テーマが「日仏」なので、カミーユ・コローやルノワールのコレクションが展示されています。サンドロ・ボッティチェリの「美しきシモネッタの肖像」は展示されていません。「美しきシモネッタ展」は、2022年秋に開催される予定です。

「日仏近代絵画の響き合い」展が2022年1月末まで。次のコレクション展が2022年の夏。そして「美しきシモネッタ展」が秋。その次は2023年の開催になる計画です。現時点では、年間3本の企画コレクション展が計画されています。

竹橋駅は地上行きエレベーターが設置されました。丸紅ギャラリーは車椅子で観覧できるバリアフリーな美術館です。

(本稿は2021年12月に執筆しました)

日中友好会館美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都文京区後楽にある、日中友好会館「後楽国際ビルディング」の1Fに美術館があり、定期的に企画展が開催されています。

アクセスは飯田橋駅から徒歩7分、後楽園駅から徒歩10の案内。大江戸線飯田橋駅の地上エレベーターがあるC3出口からは、徒歩1分の案内です。

日中友好会館美術館

周囲はフラットな地形で、車椅子でのアクセスは可能です。日中友好会館のエントランスは車寄せがあるので、タクシーの利用も便利です。

日中友好会館美術館

日中友好会館の一般利用フロアは1FとB1です。中国料理店が3店営業しています。

日中友好会館美術館

エントランスはフラットな構造の自動ドア。車椅子で問題なく出入りできます。

日中友好会館美術館

1Fで営業しているお店です。フラットな構造で、可動式のテーブル席があります。

日中友好会館美術館

1Fにバリアフリートイレがあります。スペースはやや狭い個室ですが車椅子は入ります。ウォシュレット付き便器、オストメイトが備えられています。

日中友好会館美術館

日中友好会館美術館の入口です。今回取材時は「陝西皮影の世界」展が開催されていました。入館無料です。

日中友好会館美術館

展示室は260㎡で天井高は2.79m。フラットな構造です。

日中友好会館美術館

壁面に大きなガラス展示ケースが備えられています。

日中友好会館美術館

今回の展示は室内に仕切りはなく、広々とした空間に作品が展開されていました。

日中友好会館美術館

陝西皮影(せんせいぴーいん)とは、中国で古くから庶民の娯楽として親しまれてきた影絵芝居のことです。

日中友好会館美術館

知名度は高くはありませんが、日中友好会館美術館は、中国文化を紹介する企画展が無料で開催される、バリアフリー施設です。

東京にある個性的な美術館を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年11月に執筆しました)

邸宅・庭園・美術を楽しむ 公益財団法人 遠山記念館 見学ガイド

日興証券の創立者遠山元一氏が昭和11年に再興した生家を公開し、遠山氏が蒐集したコレクションを展示する美術館がある記念館です。

遠山記念館は未舗装路面や凹凸のある路面、階段や段差があり、車椅子での見学は困難ですが、杖を使えばある程度の自立歩行ができるレベル人なら、なんとか見学ができる可能性があります。現地の状況を紹介します。

遠山記念館

場所は埼玉県比企郡川島町。徒歩圏に駅はなく、最寄りのバス停から徒歩15分の案内です。記念館から道路を渡った先に、来館者用の広い無料駐車場が用意されています。

遠山記念館

記念館の前の濠は、蓮の池です。開花の季節は、蓮の花が美しく咲き誇るそうです。

遠山記念館

記念館の入口は立派な長屋門。門の手前の路面は、小粒の石がまかれた深い砂利路面です。

遠山記念館

見学の順路は、美術館、邸宅内、庭園です。長屋門から美術館までは、砂利路面の一部に舗装通路が整備されています。美術館に行く途中に、資料館唯一のトイレがあります。バリアフリートイレはありませんが、洋式トイレです。

遠山記念館

美術館の受付で観覧料金を支払います。遠山記念館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人が200円引きになります。

美術館のエントランスは階段です。スロープはありません。

遠山記念館

入口の上にはアートがあります。

遠山記念館

エントランスホール内のアートです。よく観察すると、天井や壁、ドアなどに様々なアートが仕掛けられています。

遠山記念館

美術館はワンフロアで展示室は2室。館内は段差のない構造です。

遠山記念館

今回取材時は「織の世界に遊ぶ心」展が開催されていました。

遠山記念館

美術館の横に休憩所があります。スペースに余裕はありませんが、段差は無い構造の施設です。

遠山記念館

その横の奥に「遠山稲荷」が鎮座しています。参道はデコボコの石畳です。

遠山記念館

次に邸宅に移動します。途中までは舗装通路が整備されています。

遠山記念館

邸宅に近づくと砂利路面の道になります。

遠山記念館

玄関がある東棟は重厚な茅葺き屋根です。家屋内への入口で靴を脱ぎ、段差を上がります。スリッパの用意はないので、気になる方は持参してください。

遠山記念館

邸宅内の見学コースは、多くは段差のないルートですが、とことどころ一段低い箇所があります。建具や家具などに触ってはいけないルールです。各部屋には「奥天井は熊本の楠」など、その部屋に使用されている全国から集められた銘木の産地と銘柄の解説が掲示されています。

遠山記念館

屋内から見た庭園の眺めです。

遠山記念館

部屋の一部は美術館企画と連動したコレクション展示室になっています。

遠山記念館

邸宅内部は周回コースではなく、玄関に戻る見学コースです。次は庭園の見学になります。庭園入口は大きな石が敷かれています。

遠山記念館

庭園から見た中棟。2階には応接室があり、通常は非公開ですが、公開日があります。

遠山記念館

庭園内の多くは飛び石を歩きます。

遠山記念館

庭園からみた手前が西棟、奥が中棟です。

遠山記念館

庭園内の狭い散策路に入ります。小川が流れる緑が深いエリアです。

遠山記念館

その先が出口。段差のある構造です。長屋門の横に出ます。

遠山記念館

以上が遠山記念館の見学コースの状況です。キャッチコピーは「遠山邸の重厚さと典雅。美術館の優雅さと静寂。」。車椅子での見学は困難ですが、自立歩行が可能な人なら、無理のない範囲で見学ができます。

(本稿は2021年10月に執筆しました)