横浜みなと博物館・帆船日本丸 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

横浜みなとみらい地区の玄関口「日本丸メモリアルパーク」は、「帆船日本丸」と「みなと博物館」があり、その周辺は公園として開放されています。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

日本丸メモリアルパークへの車椅子でのアクセスルートは、みなとみらい大通からのスロープ利用になります。傾斜角度はそれなりにありますが、一般的な車椅子利用者なら通行可能です。

身障者だけが利用できる駐車場が1台分だけあります。予約制で「帆船日本丸」と「横浜みなと博物館」の有料エリアを利用中のみの使用という制限があります。

場所は「横浜みなと博物館」の正面入口前。徒歩ルートと同じ、みなとみらい大通からのスロープが車での進入路です。

横浜みなと博物館・帆船日本丸バリアフリー情報

「帆船日本丸」と「横浜みなと博物館」は有料の施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

「帆船日本丸」の内部は段差構造です。車椅子ではスロープで上って甲板に上り、横に移動して下りて戻るだけです。船内部の観覧はできません。また原則として、車椅子利用者の見学は介助者が必要となっています。

横浜みなと博物館・帆船日本丸バリアフリー情報

「横浜みなと博物館」は、元々は1989年に開館した「マリタイムミュージアム」で、基本設計は段差構造です。2009年に「横浜みなと博物館」へと全面リニューアルし、バリアフリー改修が行われました。

後付のバリアフリーなので面白い構造です。車椅子用スロープを下り、その先にあるエレベーターの利用で地階展示室に向かいます。

横浜みなと博物館・帆船日本丸バリアフリー情報バリアフリートイレは1FとB1両フロアにあります。広くて綺麗なトイレです。1Fトイレは無料ゾーンにあり、ユニバーサルベッドを備えたトイレがあります。

「横浜みなと博物館」内はバリアフリーで、すべての展示を車椅子で鑑賞できます。

横浜みなと博物館・帆船日本丸バリアフリー情報

2018年3月、「横浜みなと博物館」1Fに「柳原良平アートミュージアム」がオープンしました。常設展示は博物館の入館料金で鑑賞できます。

「帆船日本丸」と「みなと博物館」周辺の公園スペースは、フラットまたはスロープがあるので、車椅子での散策は可能です。

「帆船日本丸」を正面からみる広場は、スロープ傾斜路を上る必要があります。この傾斜路は車椅子には辛い角度です。積極的にはお薦めしません。

横浜みなとみらい地区の原点は、ここ「日本丸メモリアルパーク」です。元は造船所で1985年に公園化されました。日本丸が係留されているのは「一号ドッグ」と呼ばれる産業遺産で国指定重要文化財です。

「帆船日本丸」は車椅子では甲板の見学だけ。「みなと博物館」はバリアフリー。周辺公園部は、傾斜路を上る広場以外はバリアフリーです。

歴史ある石造りの建物「横浜開港資料館」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年10月の取材に基づいています)

横浜市電保存館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

昭和47年まで横浜の町を走っていた市電と関連資料の展示がある「横浜市電保存館」は、車椅子で見学できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

横浜市電保存館へのアクセスは、バスが車です。車椅子利用者は車の利用が便利。16台収容の無料駐車場があり、内一台が身障者用駐車区画です。

施設入口には大きな「満車」マークの表示がでる電子掲示板があります。週末は満車の可能性が高く、この点が利用上の問題点です。路上での駐車場待機は禁止されています。

有料施設ですが障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。館内入口の受付で入館手続きを行います。

トイレは館内入口の横にあり、綺麗なバリアフリートイレが1つ用意されています。横浜市電保存館は昭和58年からある施設ですが、2017年1月に大規模改修されて、現在ではバリアフリーな施設になっています。

車両の展示は6台。入口に近い最初の1車両が、スロープで車椅子のまま乗り込めるバリアフリー対応です。

車両横のスロープを下りると、一段低いエリアへ車椅子で降りることができます。そこから残りの5台の市電を見学します。

横浜市電保存館 バリアフリー情報

「車両展示コーナー」の奥は休憩コーナーで、飲料自販機とフリーテーブルが置かれています。

休憩コーナーは一段低いエリアです。ここから健常者は階段で通路に上がります。この階段は、操作により車椅子昇降機に変身する特殊リフトで、操作はスタッフにお願いします。それが面倒な人は、元来たスロープに戻り通路に上がります。

次は横浜と市電の「歴史展示コーナー」です。横浜開港からの都市交通発展の歴史をパネル展示で紹介します。コーナーの奥には11タイトルの映像を立って見るシアターがあり、車椅子での視聴は可能です。

横浜市電保存館 バリアフリー情報

大がかりな鉄道ジオラマがあり、市電だけではなく、地下鉄、私鉄、新幹線が走ります。走る市電の背景は昭和30年代の横浜。ほぼ横から見ることになりますが、車椅子からジオラマを見学できます。

横浜市電保存館 バリアフリー情報

多目的コーナーに展示されている「吉村コレクション」は、故吉村栄氏が製作蒐集した鉄道模型コレクションで、氏が横浜市に寄贈したものです。車椅子での見学は可能です。

受付と一体なったミュージアムショップがあります。受付の横からショーケースが並び、マニアックな電車系商品が展示販売されています。よく売れています。

駐車場が満車だと困りますが、横浜市電保存館は入館料の障がい者減免制度があり、館内はバリアフリーな施設です。

横浜の動物園「よこはま動物園ズーラシア」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年9月の取材に基づいています)

横浜税関資料展示室 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

クイーンの塔がシンボルの横浜税関には、入館無料の「横浜税関資料展示室」通称「クイーンの広場」があります。また年に数回「省庁見学会」があり、3Fの保存室と7Fの屋上バルコニーが一般公開されます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

横浜税関には身障者用も含めて、来場者用の駐車場はありません。公共の交通機関の利用が推奨されています。

車椅子で行く横浜税関資料展示室 バリアフリー情報

徒歩圏内に障がい者減免制度がある横浜市営駐車場があります。車の場合は、市営駐車場から徒歩でのアクセスがお得で便利です。

横浜税関資料展示室 バリアフリー情報

「横浜税関資料展示室」の入口に、麻薬捜査犬をモチーフにした、太った犬系のゆるキャラ「カスタム君」が立っています。「カスタム君」を目印に、横浜税関「クイーンの広場」へ入ります。

車椅子で行く横浜税関資料展示室 バリアフリー情報

「クイーンの広場」は1Fワンフロア構成の、車椅子で見学が出来るバリアフリー施設です。施設の奥に綺麗なバリアフリートイレがあります。

税関の歴史、輸出入の統計データなどから始まり、麻薬、偽ブランド品、密輸出品の手口や現物(麻薬は模造品)の展示があります。偽ブランドと本物を並べた展示があり、見分けられるか、力試しができます。

車椅子で行く横浜税関資料展示室 バリアフリー情報

「クイーンの広場」は、年末年始以外はいつでも公開しています。

横浜税関はクイーンの塔がある歴史的建造物で、年に何度か内部の部分公開デー「省庁見学会」があり、7Fと3Fを車椅子で見学できます。

過去の見学会では、特別公開部に行くと最初に来館者へのお土産をいただけます。お土産はクイーンの塔のポストカードなどです。次は公開される7Fと3Fの状況です。

横浜税関資料展示室 バリアフリー情報

最初に向かう公開先は7Fの屋上バルコニー。エレベーターで1Fから直行します。目の前にクイーンの塔があるビュースポットで、横浜港がよく見えます。車椅子での見学は可能です。

シンボルであるクイーンの塔の庁舎の竣工が昭和9年。近代日本の夜明けとともに誕生し、現在まで続く横浜税関です。

次の公開部は3Fの保存室。エレベーターで7Fから3Fへ移動します。

3室が建設当時の状態で保存されています。古い部屋のままですが、車椅子での巡回は可能。内装、調度品など、時代を感じる立派なものです。

壁面に歴代税関長の肖像写真が掲示されたいます。明治4年の上野税関長から税関長全員の写真が並びます。横浜税関長は初代以来全員が任期1年で交代しています。したがって、100人以上の肖像写真が並んでいます。

3Fから1Fへの戻りは、一般見学者は階段利用ですが、車椅子利用者はエレベーターに案内されます。

「横浜税関資料展示室」通称「クイーンの広場」は、車椅子で利用できます。「省庁見学会」も、車椅子で参加できます。

馬車道駅の近くある「神奈川県立歴史博物館」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年5月の取材に基づいています)