昭和47年まで横浜の町を走っていた市電と関連資料の展示がある「横浜市電保存館」は、車椅子で見学できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
横浜市電保存館へのアクセスは、バスが車です。車椅子利用者は車の利用が便利。16台収容の無料駐車場があり、内一台が身障者用駐車区画です。
施設入口には大きな「満車」マークの表示がでる電子掲示板があります。週末は満車の可能性が高く、この点が利用上の問題点です。路上での駐車場待機は禁止されています。
有料施設ですが障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。館内入口の受付で入館手続きを行います。
トイレは館内入口の横にあり、綺麗なバリアフリートイレが1つ用意されています。横浜市電保存館は昭和58年からある施設ですが、2017年1月に大規模改修されて、現在ではバリアフリーな施設になっています。
車両の展示は6台。入口に近い最初の1車両が、スロープで車椅子のまま乗り込めるバリアフリー対応です。
車両横のスロープを下りると、一段低いエリアへ車椅子で降りることができます。そこから残りの5台の市電を見学します。

「車両展示コーナー」の奥は休憩コーナーで、飲料自販機とフリーテーブルが置かれています。
休憩コーナーは一段低いエリアです。ここから健常者は階段で通路に上がります。この階段は、操作により車椅子昇降機に変身する特殊リフトで、操作はスタッフにお願いします。それが面倒な人は、元来たスロープに戻り通路に上がります。
次は横浜と市電の「歴史展示コーナー」です。横浜開港からの都市交通発展の歴史をパネル展示で紹介します。コーナーの奥には11タイトルの映像を立って見るシアターがあり、車椅子での視聴は可能です。

大がかりな鉄道ジオラマがあり、市電だけではなく、地下鉄、私鉄、新幹線が走ります。走る市電の背景は昭和30年代の横浜。ほぼ横から見ることになりますが、車椅子からジオラマを見学できます。

多目的コーナーに展示されている「吉村コレクション」は、故吉村栄氏が製作蒐集した鉄道模型コレクションで、氏が横浜市に寄贈したものです。車椅子での見学は可能です。
受付と一体なったミュージアムショップがあります。受付の横からショーケースが並び、マニアックな電車系商品が展示販売されています。よく売れています。
駐車場が満車だと困りますが、横浜市電保存館は入館料の障がい者減免制度があり、館内はバリアフリーな施設です。
横浜の動物園「よこはま動物園ズーラシア」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2017年9月の取材に基づいています)