ツツジの名所 葉山町花の木公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

三浦半島の葉山町にある桜とツツジが美しい公園です。車椅子利用者にとっての問題はアクセス。駐車場は公園に隣接する葉山町役場の利用者用で、公園利用者は利用できません。徒歩圏に駅はなくバス路線のみ。近隣にバリアフリーな有料駐車場は見当たりません。

葉山町花の木公園

アクセスの問題をのぞけば、花の木公園は車椅子でツツジを楽しめる公園です。大きな公園ではありません。役場の駐車場周辺を散策しながらお花を楽しみます。

葉山町花の木公園

ツツジは約1万5千株。様々な種類のツツジが植栽されています。ツツジの開花ピークには、例年「つつじ祭り」が開催されます。

葉山町花の木公園

アクセスの問題を何とかできれば、葉山町花の木公園は車椅子でツツジ鑑賞を楽しめるコンパクトな公園です。

(本稿は2024年8月に執筆しました)

葉山御用邸付属邸跡地に開設された「葉山しおさい公園」と「葉山しおさい博物館」のバリアフリー状況を別稿で掲載しています。ご参照ください。

観音崎自然博物館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

神奈川県横須賀市鴨井、観音崎公園内にある博物館です。開館は1953年。「東京湾集水域と三浦半島の自然と人をつなぐ博物館」として半世紀以上の歴史があり、「観音崎に残っていた希少海岸植物を増殖し、博物館の庭への植栽事業や三浦半島における水生昆虫、両生類等、淡水域に生息する水生生物の調査もおこなって」いる「リアルな自然と生態」が体感できる博物館と自己PRしています。

観音崎自然博物館

アクセスは車が便利。観音崎公園第5駐車場の利用が便利です。観音崎公園駐車場は駐車料金の障がい者減免制度があり、有料日でも無料に減免されます。第5駐車場には身障者用駐車スペースが1台分設けられています。そこから傾斜路を通り段差回避して博物館のエントランスに移動できます。

観音崎自然博物館

博物館の横はレストラン&ワインショップが営業しています。

観音崎自然博物館

博物館の出入口は手動ドアですが、今回取材時は開放されていました。段差なく館内に入館できます。ただし館内にバリアフリートイレはありません。

観音崎自然博物館

観音崎自然博物館の入館料は障がい者減免制度があり、本人の入館料が16歳以上は100円に減免されます。

館内は段差のない構造で、通路幅は余裕があります。車椅子での移動、展示解説の鑑賞は可能です。

観音崎自然博物館

館内から手動ドアを通り屋外の「タッチプール」に行くことができます。ドアは狭く路面は傾斜がありますが、車椅子でもなんとか移動できます。タッチプールの周囲はフラットな舗装路面です。

観音崎自然博物館

ヒトデなどがいるタッチプールの高さは低く、車椅子で手が届きます。車椅子で海の生物を体感できる施設です。

観音崎自然博物館

タッチプールの先は芝生広場です。東京湾の眺望を楽しめます。

観音崎自然博物館

芝生広場にはハンモックや記念撮影ポイントが用意されています。タッチプールから車椅子で芝生広場へ移動できます。

観音崎自然博物館

館内の展示物の高さは低く、車椅子から見難い気になる展示はほとんどありません。

観音崎自然博物館

小型水槽は車椅子目線でしっかり観察できます。

観音崎自然博物館

標本展示も車椅子から見やすい展示です。

観音崎自然博物館

歴史ある博物館なので、ハード構造は今どきのバリアフリー設計ではありませんが、観音崎自然博物館は車椅子で観覧できる施設です。ただしバリアフリートイレはないので、注意してください。

(本稿は2023年5月に執筆しました)

綺麗なバリアフリートイレがある「観音崎パークセンター」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

甲州街道宿場町の史料館 小原の郷 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

「相模原市立小原の郷」は、神奈川県相模原市に残る甲州街道の宿場町「小原宿本陣」の近くにある、小原宿の歴史を紹介する無料施設です。小原宿は国道20号線の相模湖に近い場所で、アクセスは車が便利です。身障者用駐車スペース1台分が設けられている来館者用の駐車場があります。

相模原市立小原の郷

小原の郷は常設展などがあるメイン棟とトイレ棟で構成される史料館です。メイン棟には地域交流施設として会議室もあります。小原宿の歴史を紹介する常設展や多目的展示室の資料は車椅子で観覧できます。

相模原市立小原の郷

トイレ棟のバリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、オストメイト用の簡易シャワーがあるトイレです。

相模原市立小原の郷

江戸時代の建物である「小原宿本陣」は車椅子での見学は限界がありますが、史料館小原の郷は車椅子で観覧できます。

相模湖の歴史と役割を紹介する「相模湖記念館」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2023年1月に執筆しました)