車椅子で行く横須賀久里浜 くりはま花の国 バリアフリー情報

神奈川県横須賀市久里浜の「くりはま花の国」は、コスモス・ポピーの花畑がある入園無料の公園です。園内は車椅子で散策できる箇所、難しい箇所があります。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年10月の取材に基づいています。

 

○標高差90m

「くりはま花の国」は丘陵の公園で、公園内の高低差が最大で90mあります。したがって園内ほぼ全域が傾斜面。車椅子で坂道を上り下りする必要があります。

入園無料の公園ですが、アーチェリーやエアーライフル、パークゴルフなどの施設利用は有料です。

くりはま花の国

○駐車場は障害者減免有り

公園専用の有料駐車場があり、障害者手帳の提示で駐車料金が無料に減免されます。管理棟や売店、レストランなど、スタッフがいる施設に行き、駐車券と障害者手帳を提示して減免手続きを受けます。

くりはま花の国

○車椅子でコスモス・ポピーを楽しむ

公園は大きく3つのエリアに分けることが出来ます。

正面入口の先からが「コスモス・ポピー園」。最高地点付近は、大型遊具がある「冒険ランド」。第二駐車場側はアーチェリーやエアーライフルの施設とロング滑り台などのエリア。

車椅子で「くりはま花の国」を楽しむなら、開花の季節に「コスモス・ポピー園」を眺めるのがお薦めです。

くりはま花の国

○第一駐車場は障害者区画なし

アクセスは車が便利です。「コスモス・ポピー園」に行くなら第一駐車場を目指します。収容台数は180台。障害者用駐車区画の用意はありません。

斜面にある駐車場なので、駐車スペースが上下2段に分かれ、周回しながら駐車スペースを探します。逆戻りは出来ない一方通行なので、乗降しやすい場所を判断して、駐車場所を決めてください。

駐車場内の移動および駐車場の出入口は、車椅子でも何とかなりますが、快適なバリアフリー路ではありません。デコボコや傾斜、一部狭い箇所を通ります。

くりはま花の国

○第一駐車場から公園入口まで

駐車場から出て公園へ向かいます。この付近は上り坂で、歩道は少し狭く、ところどころにデコボコがあります。車両の通行がない状況なら、むしろ車道を通行する方が楽です。

公園の門を通過し園内に入ってからも、ずっと上り坂が続きます。

くりはま花の国

○車椅子では難しい施設

公園に入ると左手にレストラン、右手に売店があります。どちらでも駐車料金の減免手続きが出来ます。

「レストランうおくに」は階段で向かいます。横に車用のスロープ路がありますが、急坂なので車椅子での通行は困難です。

売店「コスモス館」は平屋構造で、入口には簡易的な段差解消版が置かれています。この段差解消版は、一般的な車椅子利用者は通行できないタイプです。介助者がいて車椅子の前輪を高く持ち上げれば、なんとか館内へ入ることが出来るかもしれません。

くりはま花の国

○「コスモス・ポピー園」の傾斜はきつい

売店「コスモス館」の先に「コスモス・ポピー園」が広がります。園内に舗装された散策路が2本あり、その内の1本は滑り止め効果を狙った低い凹凸がある道。車椅子で通行できますが、ガタガタと衝撃がきます。2本の散策路とも傾斜はきついので、車椅子利用者は元気な介助者との同行をお薦めします。

くりはま花の国

○トイレは公衆トイレ

障害者用トイレは、売店「コスモス館」の先にある公衆トイレに併設されています。トイレのレベルは、一般的な公園の公衆トイレレベルです。

くりはま花の国

○混雑に注意

コスモス、ポピーの開花時は、大変混みあいます。駐車場が満車になることも多く、その場合は臨時駐車場が開設されます。

臨時駐車場は第一駐車場よりも公園に近く、坂道の距離が短くて済みます。駐車区画がアバウトなため、誘導スタッフに車椅子利用を相談すると、乗降しやすい場所に駐車させていただけることもあります。

車椅子利用者の場合、臨時駐車場が利用できると、むしろ便利です。ただし臨時駐車場まで満車になると、停めるところがなくなります。

園内の傾斜はきつく、施設のバリアフリーレベルも高くはありませんが「くりはま花の国」は、頑張れば車椅子でコスモスやポピーを楽しめます。

車椅子で行く横須賀久里浜 ペリー公園 バリアフリー情報

神奈川県横須賀市久里浜の「ペリー公園」は、記念碑と記念館があるペリー上陸を記念する公園で、車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年10月の取材に基づいています。

○駐車場なし

1853年にペリーが久里浜に上陸しました。そのことを記念した公園です。場所は久里浜海岸の近くで公園専用の駐車場はありません。近くにコインパーキングはあります。

ペリー公園

○公園内は未舗装

小さな入園無料の公園です。公園内は未舗装で薄い砂利路面ですが、車椅子で通行できるレベルです。記念碑周辺は一部舗装路面があります。

ペリー公園

○トイレは公衆トイレ

トイレは公園の公衆トイレで、障害者用はありません。

 

○ペリー記念館は入館無料

公園の奥に「ペリー記念館」があります。2階建ての小さな博物館で入館無料。入口はスロープあり。出入口は手動ドア。1Fの展示は上陸時の様子のジオラマ模型の展示。2Fは関係資料の展示ですが、階段のみでエレベーターはありません。

ペリー公園ペリー公園

○記念碑は博文の筆

目を引くのは巨大な記念碑。明治34年に建立されたそうで、碑文は伊藤博文の筆です。

ペリー公園

○除幕式は盛大だった

明治34年は1901年。この記念碑の除幕式には、当時の桂首相以下多くの日本閣僚が参加。米国からは海軍関係者などが参加。総勢約1,000人が集まり、沖合では日米両国の軍艦が祝砲を放ったとのこと。

20世紀初頭では、ペリー上陸はそのように評価されていました。

江戸時代のペリー上陸だけではなく、明治政府の対米外交政策を知る公園です。巨大な記念碑は明治のモニュメントとして見る価値があります。

車椅子で行く横須賀 観音崎パークセンター バリアフリー情報

神奈川県横須賀市の景勝地「観音崎公園」内に2016年に誕生した「観音崎パークセンター」には、とても綺麗な障害者用トイレがあります。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年10月の取材に基づいています。

観音崎パークセンター

○観音崎でお薦めできる障害者用トイレ

東京湾に突き出した「神奈川県立観音崎公園」の公園管理事務所が「観音崎パークセンター」です。一般利用できる多目的室とトイレがあり、屋内障害者用トイレがあります。とても綺麗で広いトイレで、オストメイト、大人も利用出来る大型ベッドを用意。観音崎でお薦めできる障害者用トイレです。

観音崎パークセンター

○アクセスルートは傾斜路

アクセスは車が便利です。「観音崎パークセンター」に最も近い駐車場は「第2駐車場」で、障害者用駐車区画の用意があります。休日は有料ですが、スタッフに障害者手帳を提示すると駐車料金が無料に減免されます。

観音崎パークセンター

「第2駐車場」から「観音崎パークセンター」までは、50mほどの上り坂。一部傾斜がきつく、歩道は狭く、路面にはデコボコがありますが、頑張れば車椅子で通行できます。

観音崎パークセンター

○前庭はアニマルワールド

「観音崎パークセンター」には広い前庭スペースがありますが、現在のところ、障害者車両も含めて車の乗り入れは禁止されています。

観音崎パークセンター

前庭スペースの一角は、花木を配した鑑賞用の庭として整備されています。この庭には複数の動物の置物があり、見て楽しい。車椅子から鑑賞できます。

観音崎パークセンター観音崎パークセンター

○スロープは裏手にあり

「観音崎パークセンター」の正面入口は階段です。車椅子用のスロープは建物の裏にあります。正面からは見えないので、分からずに引き返す車椅子利用者がいるということ。正面から見て建物右手から裏に回り込んでください。

観音崎パークセンター観音崎パークセンター

○裏口は手動ドア

スロープを上がると建物裏口があります。ドアは引き戸で手動。ここから入るとすぐ左手に、広くて綺麗な障害者用トイレがあります。

観音崎パークセンター

○旧陸軍火薬庫をリノベーション

「観音崎パークセンター」は、レンガ造りの外観が特徴的。この建物は明治31年の築、歴史的建造物である旧陸軍火薬庫を再生しました。11万個超のレンガが積まれています。周囲には未整備の同建築物が2棟あります。

観音崎パークセンター

観音崎公園でトイレに困ったら、「観音崎パークセンター」の利用をお薦めします。