車椅子で行く横浜開港資料館 バリアフリー情報

横浜開港資料館 バリアフリー情報

重厚な雰囲気が漂う古い石造りの建物「横浜開港資料館」は、車椅子で利用出来るのか。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2017年5月の取材に基づいています。

○旧館は旧イギリス総領事館

大桟橋の付け根、日本大通り駅の近くにある横浜開港資料館。一般公開されていない旧館は旧イギリス総領事館です。そしてここは、日米和親条約締結の地。寒村であった横浜の、開港以来の発展の歴史を紹介する目的で、1981年に開館した資料館です。

 

○施設出入口は2か所

建物全体に趣のあるデザイン。敷地内への入口は2か所。建築デザインを鑑賞しながら資料館内へ。中庭があり、取り囲む様な回廊通路は車椅子で通行できます。

 

○中庭には大木

中庭中央には大木「たまくすの木」。江戸時代から漁民が港の目印にしていたという大木ですが、関東大震災で焼失。現存する木は二代目ということです。

「たまくすの木」の横に設けられた応接所で日米和親条約が締結されました。中庭で旧イギリス総領事館と「たまくすの木」を観ることができます。

ここまでは無料ゾーンです。

横浜開港資料館 バリアフリー情報

○資料館全体のバリアフリー概況

資料館は常設展示室が1Fと2F。企画展示室が2F。1Fに障害者用トイレがあるバリアフリー設計ですが、資料館の内部は狭く、混雑時は車椅子では苦戦します。

展示室は有料ですが、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。

 

○1F展示室の通路は狭い

中庭から資料館内部へ。入口に受付があるので障害者手帳を提示して入館の手続きをします。

最初の展示室は1F。黒船時代からの横浜が紹介されています。1F展示室の通路はフラットですが狭く、混雑時は車椅子では苦戦します。

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○2F展示室は余裕あり

エレベーターが1基あり車椅子で2Fへ上がることができます。

2Fの常設展示室は、文明開化以後の横浜の紹介。2Fは1Fに比べてスペースに余裕があり、少々の混雑状態なら車椅子で見学できます。

渡り廊下の展示を見ながら、2F企画展示室へ。その展示会の内容によりますが、大型展示ケースの配置は通路幅に余裕があるので、企画展示室は車椅子で見学できます。

 

○展示手法はバリアフリー

展示物の高さは、いずれの展示室も車椅子目線見やすい高さ。車椅子で展示が見やすい工夫があります。

 

○ほぼすべての展示に英語案内あり

横浜開港100年を記念して実施された、横浜市史編集事業の資料をベースにして設けられた施設で、次の世代に歴史を伝える「近代都市横浜の記憶装置」という役割があります。

ほぼすべての展示に英語案内が付記されています。

横浜開港資料館 バリアフリー情報

 

一部通路が狭い箇所があり、混雑時は車椅子で苦戦することもありますが、横浜開港資料館は車椅子で利用出来ます。