東京都 地震の科学館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

旧古河庭園の近く、東京都北区西ヶ原にある「東京都北区防災センター」は、備蓄倉庫や災害対策本部のバックアップ機能がある施設です。その中に展示ホールと体験コーナーがある「地震の科学館」があります。見学や体験は無料です。

地震の科学館

来館者用の駐車場はありません。アクセスは上中里駅と西ヶ原駅から徒歩5分の案内です。本郷通りに面した立地で滝野川公園の隣です。

防災センター中央部のエントランスは段差解消されています。エントランス空間を挟んで本郷通り側が「体験コーナー」です。地震の揺れと火災による煙の体験ができる施設で、地震体験は靴を脱いで畳や床に上がります。煙体験は車椅子で参加可能です。

地震の科学館

エントランス空間の反対側が展示ホールです。出入口に段差はありません。現時点では入口と出口が指定されていて、入口は自動ドア、出口は押し開くタイプの手動ドアです。

地震の科学館

入口正面にある展示は、大地震の場合におこる家具の転倒や落下をイメージしたもので、日常生活における防災対策の大切さを教えています。

地震の科学館

矢印に従い見学ルートを進みます。各種のパネルやパンフレットが展示されています。

地震の科学館

この横通路の奥にバリアフリートイレがあります。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

地震の科学館

トイレの手前に、1Fだけの見学と2Fへ上がる見学コースが案内されています。

地震の科学館

エレベーターがあるので車椅子で2Fへ上がることが出来ます。

地震の科学館

2Fはパネルや写真の展示が中心です。過去の災害の状況が紹介されています。

地震の科学館

1Fと2F の階段路の壁面にも、同様の展示があります。階段の展示は車椅子ではしっかりとは見学できません。1Fと2Fの踊り場から見える範囲の見学になります。

地震の科学館

エレベーターで1Fへ戻ります。背面に鏡が付いているバリアフリーエレベーターです。

地震の科学館

1Fの後半の展示です。このエリアのハザードマップが紹介されています。

地震の科学館

地震に強い部屋のモデル展示です。

地震の科学館

最後の展示は地震で倒壊した外壁のモデルです。地震が起こると日常的な空間で様々な危険が起こります。

地震の科学館

1984年に開館した地震の科学館は、バリアフリー改修された車椅子で見学ができる施設です。

(本稿は2022年6月に執筆しました)

東海村 原子力科学館 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

原子力科学館は、茨城県東海村にある「原子力に関する総合博物館」です。運営は公益社団法人茨城原子力協議会。1977年に開設されました。

広い敷地内に2階建ての本館と平屋建ての別館があります。施設公開から40年を経過し、老朽化が進んだため、2020年から5か年計画でリニューアルが進められました。

原子力科学館

アクセスは車が便利。来館者用の無料駐車場があり、大型車2台、乗用車26台を収容します。駐車場はリニューアルされていません。身障者用駐車スペースはありません。

原子力科学館

原子力科学館は入館無料の施設。来館予約は不要です。本館のエントランスはフラットな構造の自動ドア。入館すると受付があり、簡単な記帳をして入館します。

原子力科学館

最初の見学は、2021年春に完成した「ガイダンスシアター」です。6分間のプログラム「アトミックトラベル‐原子の力‐」がリピート放映されています。シアター内にはベンチシートが配置。空きスペースから車椅子で観覧できます。

原子力科学館

原子の力を解説するのはアインシュタイン。晩年をイメージしたキャラクターです。

原子力科学館

本館1Fには様々な展示物があります。体験型、参加型の展示物も多く、小さな子供でも楽しめます。フロア内はフラットな構造で、車椅子で観覧できます。

原子力科学館

大人でも勉強になる科学的な展示です。

原子力科学館

1F展示室の最後まで進むと2Fへ階段で上がり、2F内を移動してまた1Fに下りる見学導線になっています。

原子力科学館

車椅子では「ガイダンスシアター」まで戻ります。2Fへは受付横にエレベーターが設置されています。

原子力科学館

エントランス付近にバリアフリートイレがあります。細長い形の個室でウォシュレット付き便器が備えられています。

原子力科学館

別館があります。出入口は自動ドアでフラットな構造の展示室です。

原子力科学館

別館の展示室は1室。原発事故や地域の安全などに関する展示があります。車椅子で観覧できるバリアフリー構造です。

原子力科学館

本館2Fへの階段順路は車椅子では通行できませんが、原子力科学館は車椅子で観覧できる博物館です。

東海村にある原発広報施設「東海テラパーク別館」を別稿で紹介しています。ご参照ください

(本稿は2025年9月に加筆修正しました)

みなと科学館・気象科学館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

「港区立みなと科学館」と「気象庁気象科学館」は、東京都港区虎ノ門に移転した気象庁本庁舎内に、2020年に開館した施設です。基本的には子供向きの施設ですが、大人も楽しめる内容です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

虎ノ門ヒルズ駅から徒歩4分、神谷町駅から徒歩5分の案内です。このエリアは愛宕山に象徴されるようにアップダウンがありますが、両駅からのアクセスルートは、車椅子での移動が困難なほどの坂道ではありません。

来館者用の駐車場はありませんが「歩行が困難な方等」は、事前予約制で本庁舎地下駐車場が利用できます。受付窓口は「港区立みなと科学館」です。

駐車場を利用したい場合は、港区立みなと科学館に電話をして、希望来館日時を伝えます。港区立みなと科学館から、気象庁本庁舎の駐車場管理事務所に当日の利用状況を確認し、使用可能な状況であれば、予約が完了します。今回予約したときの状況では、利用者の氏名だけが確認されました。連絡先、車種やナンバー、障がいの状況などは不問です。今後運用ルールが変わる可能性はあると思います。

車でアクセスする場合、気象庁本庁舎は一方通行路に囲まれているので、駐車場入口の場所を確認して、ルートを研究してアクセスしてください。

下の写真が気象庁本庁舎の駐車場入口です。入口に管理スタッフがいるので、予約した氏名を名乗ります。今回の取材時は、それだけで問題なく通じました。

みなと科学館・気象科学館

スタッフの誘導に従い、地下駐車場に向かいます。途中に駐車券が発行されるバーがあります。駐車券は、科学館退館時に港区立みなと科学館のスタッフに渡して、出庫のための処理をしていただく運用です。地下には3台分の身障者用駐車スペースがありました。今回取材時は、到着の連絡をうけた港区立みなと科学館のスタッフが先回りをして待っていて、駐車する場所へ誘導して下さいました。

みなと科学館・気象科学館

地下駐車場はB2です。駐車場から手動開閉ドアを通り館内へ。そこからエレベーターで1Fへ上がります。エレベーターは2基あり、かごは一般的なサイズで、普通の車椅子1台と4名程度まで同乗可能です。

みなと科学館・気象科学館

気象庁本庁舎の1Fが港区立みなと科学館の常設展示コーナーです。2Fにみなと科学館のプラネタリウムと気象庁気象科学館があります。両科学館とも無料施設ですが、みなと科学館のプラネタリウムは有料です。また現在はコロナ対策で事前予約制が導入されています。

プラネタリウムの観覧券はみなと科学館1Fの窓口で販売しています。プラネタリウムのドームは直径15ⅿ。最新鋭の光学式投影機や4Kデジタルと、ハイテク武装されたプラネタリウムです。観覧料の障がい者減免制度があり、港区在住の障がい者と介助者1名は無料に減免されます。車椅子専用席が2席分用意されています。子供向きプログラム、大人も楽しめるプログラムと、今回取材時は6本のプログラムが順次公開されていました。

みなと科学館・気象科学館

バリアフリートイレは1F、2F、そしてB1に用意されています。1Fと2Fのトイレは、ウォシュレット付き便器とオストメイトが備えられています。スペースに余裕がある綺麗なトイレです。

みなと科学館・気象科学館

B1のトイレはよりスペースが広く、折り畳み式のユニバーサルベッドも備えられています。

みなと科学館・気象科学館

みなと科学館常設展示コーナーのバリアフリー状況です。1Fの展示は「まちの中にある科学を発見しよう」がテーマ。フラットな構造でスペースに余裕があるので、車椅子で大きな問題なく観覧できます。大きな球形の空間に入ります。入口横の壁面には毛利衛氏のサインがあります。

みなと科学館・気象科学館

展示はハイテク、そして港区に拘っています。例えば「港区でモグラが確認された地点」などと指定すると、その場が光る地図模型の展示があります。

みなと科学館・気象科学館

港区の海を潜る映像展示。指定した深さの海中の様子を見ることが出来ます。

みなと科学館・気象科学館

基本は子供向きにアレンジされていますが、内容としては大人も楽しめる「まちの中にある科学」です。

みなと科学館・気象科学館

気象科学館のバリアフリー状況です。エレベーターで2Fに上がります。気象科学館もフラットな構造でスペースに余裕があるバリアフリー仕様です。入口にいるのはマスコットの「はれるん」君です。

みなと科学館・気象科学館

気象科学館もハイテク系展示物が並びます。

みなと科学館・気象科学館

大きなテーマの一つは自然災害。様々な災害を引き起こす自然現象のメカニズムと、その危険性を学びます。

みなと科学館・気象科学館

ハイテク体験型の展示が中心です。

みなと科学館・気象科学館

展示室の中央部には、津波の発生メカニズムと、陸を襲う状況を再現する「津波シミュレーター」があります。

みなと科学館・気象科学館

「うずのすけ」は台風と竜巻を再現するマシン。

みなと科学館・気象科学館

スイッチを押すと自然の猛威が再現されます。

みなと科学館・気象科学館

もう一つの大きなテーマは「地球温暖化」。360度ビジョンがある「うずまきシアター」で紹介される、棚氷が崩れ落ちる映像です。

みなと科学館・気象科学館

「港区立みなと科学館」と「気象庁気象科学館」は、バリアフリー施設です。子供に限らず、幅広い層が楽しめる科学館です。

東京にある公立の面白い施設を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)