福井の国名勝 東尋坊と雄島 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

福井県坂井市三国町の東尋坊と雄島は、越前加賀海岸国定公園の特別保護地区にある国の名勝・天然記念物です。特に東尋坊は定番の観光地ですが、2024年現在、バリアフリーな観光地ではありません。車椅子で散策できる範囲は限られ、東尋坊周辺から雄島へと続く荒磯遊歩道は段差路です。現在東尋坊エリアの再整備が進められていて、2027年度に完了する予定です。

東尋坊の沖合に浮かぶ1300万年前の溶岩でできた周囲約2kmの雄島は、入口までは車椅子で行くことができます。そして遠目ながら東尋坊の柱状節理を眺めることができます。

アクセスは車が便利。雄島へと渡る赤い橋「雄島橋」の手前に無料駐車場があります。

東尋坊と雄島

雄島は原生林が残り大湊神社が鎮座する神の島です。

東尋坊と雄島

駐車場から雄島橋まで、ほぼフラットな舗装路面です。

東尋坊と雄島

雄島橋に進むと東尋坊が見えてきます。

東尋坊と雄島

雄島の近くまで進むと、東尋坊東側の全景を眺めることが出来ます。

東尋坊と雄島

橋の下の海は透明です。目を凝らすと小魚が泳いでいます。

東尋坊と雄島

そして雄島に到着。車椅子では橋の終点までです。その先は車椅子では移動が困難な悪路になります。

東尋坊と雄島

橋の終点地点から見える範囲で、雄島の柱状節理を眺めることができます。車椅子で楽しめる景観美です。

東尋坊と雄島

東尋坊から雄島にかけて、雄島橋は車椅子観光をお薦めできます。

(本稿は2024年7月に執筆しました)

あわら温泉「伝統旅館のぬくもり灰屋」のバリアフリールーム宿泊情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

若狭三方五湖レインボーライン山頂公園 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

福井県の若狭湾国定公園を代表する景勝地「三方五湖」。その景観を楽しめる全長11.4kmのドライブコースが、美浜町から若狭町までつながる県道三方五湖レインボーライン線で、その途中に有料施設「レインボーライン山頂公園」があります。山頂公園は有料駐車場に車を停め、ケーブルカーまたはリフトで山頂に移動し、三方五湖と日本海の絶景を楽しむ有料両施設です。ある程度の傾斜路を通行できる人なら、ケーブルカーを利用すれば車椅子で利用できる公園です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

レインボーラインは通行無料。山頂公園駐車場は有料。そしてケーブルカーまたはリフトが利用できる山頂公園入園料がかかります。このうち山頂公園入園料は障がい者割引制度があり、一般料金よりも本人分が減額されます。

三方五湖レインボーライン山頂公園

現地のバリアフリー状況です。山頂公園入園ゲート前にある有料駐車場はフラットな舗装路面です。身障者用駐車スペースは見当たりませんでしたが、乗降しやすい場所に駐車すれば車椅子で利用できます。

三方五湖レインボーライン山頂公園

駐車場の横にトイレがあります。

三方五湖レインボーライン山頂公園

バリアフリートイレはやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

三方五湖レインボーライン山頂公園

駐車場の横にある「レストラン&カフェ レインボー」はバリアフリー仕様のお店。車椅子で利用できます。

三方五湖レインボーライン山頂公園

チケット売り場で山頂公園入園料を支払い、ケーブルカー乗り場へ進みます。階段路とは別に、やや角度があるスロープ路が設けられています。元気な介助者がいれば車椅子で通行可能です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

スロープ路ルートの途中に、民話を題材にした巨大なたぬき像がある記念撮影スポットがあります。未舗装路面ですが車椅子で見学できます。

三方五湖レインボーライン山頂公園

スロープ路を上がるとケーブルカー乗り場です。ここからはスタッフの誘導を受けてください。

三方五湖レインボーライン山頂公園

ケーブルカーの後部が車椅子乗車可能エリア。一般的なサイズの車椅子なら収まるスペースがあります。乗降の際にはスタッフが必要に応じた支援をして下さいました。

三方五湖レインボーライン山頂公園

絶景を堪能しながら山頂公園に到着します。山頂公園は散策路と5つの眺望テラスが整備されています。散策路はアップダウンがあり、また一部段差構造の箇所があるので、車椅子ではルートを選びながら散策します。

三方五湖レインボーライン山頂公園

山頂公園の中央部に整備された散策路は車椅子で通行可能です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

車椅子での散策が難しいのは「五湖テラス」エリアです。「カウンターテラス」や「丸いソファーテラス」段差路の下です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「恋人の聖地」や「こもれびテラス」も、段差やデコボコ路を通ります。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「五木の園」は傾斜の強いスロープ路を通れば車椅子で行けないことはありません。

三方五湖レインボーライン山頂公園

周囲の散策路から景観を楽しむことができます。車椅子では無理のない範囲で散策することをお薦めします。

三方五湖レインボーライン山頂公園

他のエリアはほぼ全域車椅子で散策できます。各所に段差解消装置が設置されています。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「若狭テラス」方面は、階段を利用する展望デッキ「カウンターテラス」以外は車椅子で散策可能です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

車椅子で「三方五湖」の絶景を楽しめます。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「かわらけ投げ」も車椅子で参加可能です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「茶屋テラス」方面へは舗装路を通り移動できます。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「五湖庵」まで車椅子で移動可能です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「美浜テラス」方面は段差解消スロープを通り移動します。

三方五湖レインボーライン山頂公園

テラス内の通路はあまり広くはありませんが、車椅子で通行可能です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

テラス内に足湯があります。足湯は一般的な段差構造です。

三方五湖レインボーライン山頂公園

テラス内のカウンター席は車椅子で利用できます。

三方五湖レインボーライン山頂公園

「中央テラス」の横にトイレがあります。

三方五湖レインボーライン山頂公園

バリアフリートイレはやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

三方五湖レインボーライン山頂公園

帰りルートもケーブルカー利用です。スタッフの誘導に従って下山します。傾斜路を通りますが、三方五湖レインボーライン山頂公園は車椅子で楽しめる絶景スポットです。

(本稿は2024年6月に執筆しました)

三方五湖の一つ、水月湖の神秘を学ぶ「福井県年縞博物館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

千曲市の国名勝 姨捨(おばすて)の棚田 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

松尾芭蕉や小林一茶が訪れ歌を詠み、歌川広重が浮世絵を描いた姨捨の棚田。令和2年には日本遺産に認定されました。長野県千曲市にある姨捨の棚田は、16世紀から造営されてきた棚田です。現地の案内板によると、現在では約1500枚の棚田が展開しているそうです。

姨捨の棚田

姨捨の棚田は傾斜地にあり、バリアフリーな展望台がありません。今回取材で車椅子観光が可能な箇所を探したところ、JR姨捨駅に近い踏切のそばにある駐車場が利用できれば、何とか車椅子で棚田の景観を観ることが出来ることがわかりました。

駐車場は5台程度収容可能な広さで路面は未舗装、快適なバリアフリー駐車場ではありません。また周囲はアップダウンがある傾斜地なので、車椅子では無理のない範囲での見学になります。

姨捨の棚田

また観光案内によると、JR姨捨駅のホームから姨捨の棚田を眺望することが出来るそうです。

(本稿は2024年4月に執筆しました)

千曲市の古刹「智識寺」の情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。