創建は740年。長野県千曲市に建つ、立木仏の十一面観音立像がご本尊の古刹です。本堂の「大御堂」は明治時代国宝に指定されました。現在は国の重要文化財です。
アクセスは車が便利。傾斜地に建つお寺で、参拝者用駐車場は参道より少し高い位置にあります。そこから車道に出て道を下ると、大わらじが奉納された仁王門にでます。
仁王門は段差解消されています。舗装された参道を通り大御堂へ進みます。大御堂の手前で参道の中央に香炉があるので、車椅子では香炉の手前からお参りします。少し無理して香炉を避けて未舗装路面に降りて迂回すれば、大御堂の前まで進むこともできます。大御堂の内部へは階段のみ。車椅子での内陣見学は困難です。
今回のお参りは冬季でしたが、境内は紫陽花が植栽され、また秋の紅葉が美しいそうです。千曲市の智識寺はバリアフリーではありませんが、多少のアップダウンとデコボコを乗り越えれば、車椅子でお参りができます。
(本稿は2024年4月に執筆しました)