東京ゲートブリッジ展望歩道 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

東京都江東区の東京ゲートブリッジ には、東京湾を見わたす絶景スポット、車椅子で散策できる展望歩道があります。車椅子での行き方と現地のバリアフリー状況を紹介します。

東京ゲートブリッジ展望歩道

2012年に開通した「東京ゲートブリッジ」は、若洲海浜公園側にエレベーターがあり、無料で歩道に上ることができます。海面高は最高部で約88m。東京都心部、東京タワーにスカイツリー、葛西臨海公園の観覧車、東京ディズニーリゾート、アクアライン、京葉コンビナートなどの眺望が楽しめる展望歩道です。

アクセスは車が便利です。近くに「若洲海浜公園」の「キャンプ場」側駐車場があります。有料駐車場ですが障害者手帳の提示で駐車料金が無料に減免されます。スタッフがいる場合は入場時に手帳を提示。不在の場合は前払いなのでいったん料金を支払い、サービスセンターで返金をうける運用です。

この「キャンプ場」駐車場は、好天の週末はよく満車になります。その場合は少し離れますが「ゴルフ場」側駐車場へ。この駐車場も障がい者減免制度があります。後払い方式なので、クラブハウスで減免手続きをおこなってください。

駐車場から「東京ゲートブリッジ」へのエレベーター棟を目指します。どちらの駐車場からでも「若洲海浜公園」のサイクリングロードをゲートブリッジ方面へ進んで下さい。自転車専用道路ではないので車椅子は通行可。車椅子で通行しやすい舗装路です。

エレベーター棟のエントランスは段差がありますが、段差回避スロープが有ります。自動ドアを通りエレベーターの前へ移動します。いまでは行列ができるほどの混雑は、滅多にないと思います。

8Fが歩道接続、9Fが展望室という案内があります。9Fの展望室は狭く、そこからの景観は歩道からとそれほど変りません。

8Fで降りるとすぐに展望歩道にでます。歩道は東京陸地側だけに設置されています。橋の途中まで続く歩道で、他に降りる場所はなく、また戻ってきます。橋は中央部に向って上り坂で、進むほど高度はあがりますが、それほど眺めは変りません。エレベーター付近で眺望を楽しむのが合理的です。

大型車両が通ると、橋はかなり揺れます。風が強い日は、歩道上は地上よりも強風になります。

現時点では、歩道の開放時間は10時から17時で最終入場は16:30です。7月から9月は金曜と土曜日だけ20時まで開放。日中の眺望も素晴らしいですが、夜の「東京ゲートブリッジ」も魅力です。

「東京ゲートブリッジ」のエレベーター棟及び歩道上にトイレはありません。エレベーター棟の正面に公園の公衆トイレがあり、バリアフリートイレが併設されています。

空気の澄んだ晴れた日の眺望が素晴らしい展望歩道です。東京の場合、冬に快晴の日が多いのですが歩道上は寒いので、冬場の「東京ゲートブリッジ」は防寒対策をしっかりして車椅子で利用してください。

(本稿は2018年5月の取材に基づいています)

奈良県庁屋上広場 車椅子で行く奈良公園 バリアフリー情報

奈良公園に隣接する奈良県庁は屋上が無料開放されています。県庁屋上広場は奈良市街を眺望するビュースポットして人気。車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

県庁は近鉄奈良駅から東へ300mほどの場所。興福寺とは南側で隣接。東側は奈良国立博物館に隣接し、その先は東大寺です。奈良公園で鹿と遊び、大仏殿を見るコースのルート上にあります。

奈良県庁はとても立派な建物です。その入口までのルートは、歩道から車道へと何度か渡りますが、ポイントでバリアフリー改修されて段差解消箇所があり、県庁のエントランスまで車椅子で移動できます。

県庁内に入るとすぐ左手に屋上行きエレベーターがあります。屋上も全域フラット構造。車椅子での利用に大きな問題はありません。県庁内にはバリアフリートイレがあります。

360°眺望できる屋上広場です。屋上に出た最初の向きは南、興福寺側です。興福寺の五重塔がよく見えます。東向きでは東大寺や若草山、東大寺の大きな大仏殿を眺めることができます。北向きは奈良の市街地で、高い建物が全くありません。西向きは平常宮跡や市街地、遠くには生駒山。奈良中心部から360°の眺望を楽しめます。

屋上広場のエレベーターホールの上に、さらに高い位置の展望台があります。ここは階段のみで、車椅子では行けません。上の展望台からは、絶対的な高さの違いではなく、屋上広場のふちが視野に入らないため、よりよい眺めに感じます。階段は2フロア分相当です。

県の職員食堂は一般利用可能です。セルフサービスのカフェテリア方式で、席自体は車椅子で利用できる、一般的な稼働式テーブル席です。

屋上広場開放時間は原則平日が8:30、土日は10:00からで17時まで。例外の日があるので県庁HPで開放時間を確認して利用してください。

(本稿は2018年6月の取材に基づいています)

和歌山県 棚田あらぎ島 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

和歌山の観光スポット、和歌山県有田川町の「棚田あらぎ島」の車椅子からみたバリアフリー状況を紹介します。

「棚田あらぎ島」は国の重要文化的景観指定日本の棚田百選。展望台から美しい棚田あらぎ島の全景を楽しめます。小さな展望台ですが、車椅子で利用できるフラット設計です。ベンチがあるので健常の人も、座って棚田の風景を鑑賞できます。展望台にはトイレや売店などはなにもありません。展望スペースがあるだけです。

アクセスは車が便利です。展望台の横に、無料の身障者用駐車スペースが1台分だけ用意されています。車椅子利用者は、ここを目指すことお薦めします。

身障者用駐車スペースに先客がいた場合、展望台から50mほどの場所に無料駐車場があります。路面は未舗装ですがスペースは10台以上収容できます。駐車場から展望台までは、それほどきつい傾斜路ではありません。

展望台は小高い丘の上。丘の下の道路沿いに「道の駅あらぎの里」があります。トイレや飲食はこの道の駅を利用してください。

道の駅に車を停めた場合、展望台までは700mほど上り坂を進みます。元気な人なら車椅子で行くことも十分可能です。

展望台に直行するなら1台分の身障者用駐車スペースを狙い、もし先客がいたら丘の上の未舗装駐車場利用。周辺散策を楽しみたい元気な人は道の駅から。このようなアクセスルートがあります。

あらぎ島には現在大小54枚の水田があり、総面積は2.4ha。6軒の農家が耕作しているということです。開墾されたのは江戸初期の明暦元年、という記録が残っています。およそ360年の歴史がある棚田です。

まるで島のように突き出した独特の景観です。舌状あるいは扇状とよばれる地形は、有田川の蛇行により形成された河岸段丘です。見えているカーブに沿って、川が流れています。

「あらぎ島」に行くには、国道480号線を利用します。徐々に整備が進んでいますが、まだまだ狭くて車の通行に苦労する箇所がある国道です。特に東側からアクセスすると、その傾向が強いので、運転に慣れていない人は注意をしてください。

独特の景観です。写真よりも現地は美しい。国の重要文化的景観指定、日本の棚田百選の「あらぎ島」は車椅子から景観を楽しめます。

(本稿は2018年6月の取材に基づいています)