雨の日OKなバリアフリーSC アイテラス落合南長崎 車椅子利用ガイド

都営地下鉄大江戸線の落合南長崎駅とB2で直結する複合商業施設です。B2から5Fまでの7フロア構造で、B2は駐車場と100均ショップ、B1はスーパーの食品売場、1Fはスーパーの衣料雑貨売場と複数の専門店、2Fは専門店とレストラン、3Fは駐車場と医療モール、保育所、4Fは歯科やスクール、5Fは屋上でフットサルコートです。コンパクトな施設ですが、多種多様な日常生活に必要なサービスを提供することで、地域に貢献することを目指しています。

アイテラス落合南長崎

住所は東京都の豊島区と新宿区にまたがります。1F中央部の壁面に、区界ラインが表示されています。

アイテラス落合南長崎

2012年の開業でバリアフリー設計の施設です。車椅子での利用に大きな問題はありません。車椅子利用での魅力は、駅直結で屋内駐車場があるので、電車でも車でも雨天に濡れずに利用できることです。

アイテラス落合南長崎

駐車場は新目白通りからの左折入場です。駐車場はB2と3Fの2フロアにあり、入口からすぐに分岐路があります。身障者用駐車区画は両駐車場とも1台分用意されています。どちらかといえば、B2駐車場が人気です。

アクセスのバリアフリー状況

エレベーターは全階を結ぶ系統が2基あります。かごのサイズは大きなエレベーターです。

アイテラス落合南長崎

他にB1から2Fをつなぐ別系統のエレベーターが1基あります。このエレベーターは通常空いています。

アイテラス落合南長崎

バリアフリートイレはB1、2F、3Fに各1つあります。トイレの場所は各フロアで異なります。3Fのトイレは駐車場の横にあります。

アイテラス落合南長崎

スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

アイテラス落合南長崎

核テナントはスーパーマーケットのライフで、1FとB1で営業しています。どちらのフロアも車椅子で買い物ができるバリアフリーなお店です。

アイテラス落合南長崎

豊島エリアで、駅直結で駐車場があり、且つ施設内がバリアフリーなSCは貴重です。アイテラス落合南長崎は、雨天でも安心して車椅子で利用できるバリアフリー施設です。

近隣にあるユニークな博物館「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年5月に書き直しました)

急な坂道に車椅子で挑む 多摩動物公園 バリアフリー情報

東京都日野市にある「多摩動物公園」は、丘陵にある公園で散策路は急な坂道が続きます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

モノレールの駅が正門前にあります。車椅子で利用できるバリアフリーな駅です。

車利用の場合は、身障者専用駐車場が正門前に用意されています。予約は不要。入口のスタッフに身体障害者手帳等を提示して誘導を受けてください。以前、この身障者専用駐車場が満車でした。その時は駐車場に隣接する空きスペースに誘導していただけました。

アクセスは良好

入園料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。入園ゲートで手帳等を提示する運用です。

入園料は障害者減免制度あり

園内にある16カ所のトイレの内、現時点で14カ所のトイレにバリアフリートイレが用意されています。

障害者トイレの状況

入園すると最初にある施設は「ウオッチングセンター」です。休憩所と案内所の機能を有しています。ここまでは緩やかな傾斜なので、車椅子で問題なく移動できます。

「ウオッチングセンター」には、初めて日本に来たジャイアントパンダ「カンカン」と「ランラン」の剥製が展示されています。

ウオッチングセンターまではフラット

3台の無料シャトルバスが園内を巡回します。このバスは後部に昇降機があり、車椅子のまま乗降できます。バス停は園内6か所に設置されています。ベビーカーでシャトルバスを利用する場合は、ベビーカーを折り畳み乗車するルールになっています。

シャトルバスは車椅子乗車可

本稿執筆時点では、工事のためライオンバスは運休しています。2016年まで運行していた状況では、車椅子乗車は不可でした。

※2021年にバリアフリー化工事が完成して、ライオンバスの運行が再開されました。車椅子乗車についての詳細は、まだ確認できていません。

ライオンバスは車椅子乗車不可だった

園内の通路はすべて坂道です。それも強い傾斜の坂が長距離続きます。シャトルバスを極力利用するとしても、各動物展示場からバス停までの坂道が、車椅子ではつらい傾斜と距離があります。

特に「アフリカ園」はシャトルバスのルートから外れているので、全ての道を車椅子で進むことになります。園内を見学するには、相当の体力が必要です。

坂道はきつい

多摩動物公園は、アクセスは便利で、園内設備も良好ですが、坂道に体力を奪われる公園です。特に暑い日は体調管理に注意して下さい。

東京都台東区の「都立恩賜上野動物園」のバリアフリー状況を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年7月に執筆しました)

上野動物園 車椅子での歩き方 園内のバリアフリー情報

東京都台東区の都立恩賜上野動物園は、混雑と園内に坂道が多いため、車椅子での見学ルートは、利用者と介助者の体力に応じて考える必要があります。2019年7月現在でのバリアフリー状況を紹介します。

都立恩賜上野動物園

混雑時は入園に行列が出来ます。混雑するのは上野公園から東園へ入る「表門」です。西園に入る「弁天門」と「池之端門」は、あまり混雑することはありません。行列は入園券の購入列です。

表門の入園混雑

上野動物園は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入園料が無料に減免されます。入園ゲートで障害者手帳を提示して入園する運用です。従って本人と介助者1名までの入園であれば、入園券の購入列に並ぶ必要はありません。年間パスポートの入場口など、空いているゲートに直行してください。

介助者が2名以上の場合は入園券の購入が必要です。上野動物園の入園券は、園窓口でしか購入できません。混雑を避けたい場合は、「弁天門」か「池之端門」からの入園を計画することをお薦めします。

表門の入園混雑を避ける

不忍池に面した「西園」内はアップダウンがありません。「両生爬虫類館」「小獣館」「アイアイがすむ森」などは、車椅子で見学できます。「子ども動物園」内は、一部車椅子での移動が難しい箇所がありますが、総じて見学に大きな問題はありません。西園内にバリアフリートイレは4か所に用意されています。

西園はフラット

「東園」は上野の山の一部で、アップダウンがあります。「西園」から「いそっぷ橋」を渡り「東園」へ向かうルートは上り坂です。モノレールは老朽化により2019年11月から無期限で運休になります。

モノレール東園駅付近が中腹の高さです。「藤棚休憩所」の付近がもっとも低い場所で、パンダ舎や「表門」付近が最も高い場所になります。特に傾斜の強い坂道があるのは「クマたちの丘」周辺や「バードハウス」周辺です。

東園内にバリアフリートイレは6か所に用意されています。ユニバーサルベッドを備えたバリアフリートイレもあります。

東園はアップダウンあり

上野動物園でも動物の自然な行動展示が一部でとりいれられています。混雑時に車椅子での展示鑑賞が難しくなるのは「トラ」と「ゴリラ」です。動物が見えるポイントには、人垣ができ、車椅子からの見学は苦労します。

混雑時に見学が難しい展示

2019年7月現在の「パンダ」の見学状況です。現時点では原則として、身障者、車椅子利用者への優先見学制度はありません。パンダの見学ルートは、子ども連れが進む前列と、大人が進む後列があります。車椅子利用者は、原則前列に誘導されます。

パンダ舎の見学

シャンシャン誕生以来、パンダ見学方法は、これまでに2回変更されています。2018年5月までは整理券方式でした。2018年6月から自由観覧方式に変更になりましたが、10月までは特例措置がありました。詳しくその「特例」の内容を紹介します。

なんらかの事情により行列が出来ない見学者には、その時点での行列待ち時間経過後に、特別ルートで案内する制度でした。見学ルートは一般見学と同じです。特別対応の対象者は、行列に参加出来ない合理的な理由がある人。障害者手帳の等級ではなく、動物園スタッフの判断になります。障がいのある人は、身体障がい、知的障がいなどの状況により、行列に参加できない合理的な理由を説明する必要があります。また特別対応の適用は60分以上の行列発生時だけ。それ未満の待ち時間では適用されません。対象人数は、最大で本人と介助者5名まで。1日に1回限りの適用というルールも定められていました。現在は前出の通り、優先見学制度はありません。

シャンシャン誕生以前は、パンダ舎前の最前列が「車椅子専用レーン」として用意され、一般見学者が並んでいる状況でも、待ち時間ゼロで「車椅子専用レーン」に優先誘導されていました。今後もパンダ見学のルールは変更になる可能性があります。最新情報を確認してください。

パンダ舎の見学

車椅子で行く上野動物園。東園はアップダウンがあり、車椅子での移動に体力を使います。西園内はアップダウンはありません。

多摩動物公園のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。