急な坂道に車椅子で挑む 多摩動物公園 バリアフリー情報

東京都日野市にある「多摩動物公園」は、丘陵にある公園で散策路は急な坂道が続きます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

モノレールの駅が正門前にあります。車椅子で利用できるバリアフリーな駅です。

車利用の場合は、身障者専用駐車場が正門前に用意されています。予約は不要。入口のスタッフに身体障害者手帳等を提示して誘導を受けてください。以前、この身障者専用駐車場が満車でした。その時は駐車場に隣接する空きスペースに誘導していただけました。

アクセスは良好

入園料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。入園ゲートで手帳等を提示する運用です。

入園料は障害者減免制度あり

園内にある16カ所のトイレの内、現時点で14カ所のトイレにバリアフリートイレが用意されています。

障害者トイレの状況

入園すると最初にある施設は「ウオッチングセンター」です。休憩所と案内所の機能を有しています。ここまでは緩やかな傾斜なので、車椅子で問題なく移動できます。

「ウオッチングセンター」には、初めて日本に来たジャイアントパンダ「カンカン」と「ランラン」の剥製が展示されています。

ウオッチングセンターまではフラット

3台の無料シャトルバスが園内を巡回します。このバスは後部に昇降機があり、車椅子のまま乗降できます。バス停は園内6か所に設置されています。ベビーカーでシャトルバスを利用する場合は、ベビーカーを折り畳み乗車するルールになっています。

シャトルバスは車椅子乗車可

本稿執筆時点では、工事のためライオンバスは運休しています。2016年まで運行していた状況では、車椅子乗車は不可でした。

※2021年にバリアフリー化工事が完成して、ライオンバスの運行が再開されました。車椅子乗車についての詳細は、まだ確認できていません。

ライオンバスは車椅子乗車不可だった

園内の通路はすべて坂道です。それも強い傾斜の坂が長距離続きます。シャトルバスを極力利用するとしても、各動物展示場からバス停までの坂道が、車椅子ではつらい傾斜と距離があります。

特に「アフリカ園」はシャトルバスのルートから外れているので、全ての道を車椅子で進むことになります。園内を見学するには、相当の体力が必要です。

坂道はきつい

多摩動物公園は、アクセスは便利で、園内設備も良好ですが、坂道に体力を奪われる公園です。特に暑い日は体調管理に注意して下さい。

東京都台東区の「都立恩賜上野動物園」のバリアフリー状況を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年7月に執筆しました)