池袋西口公園野外劇場 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都豊島区、池袋の東京芸術劇場前「池袋西口公園」が、2019年11月に野外劇場としてリニューアルオープンしました。

東京芸術劇場前

広場の面積は約3,100㎡。常設ステージは約100㎡。立ち見なら1,500人を収容する野外劇場です。

池袋西口公園野外劇場

公園のランドマークは、中空部に設置された直径35mの巨大リング「グローバルリング」で、1万球超のLEDライトや8chのサウンドシステム、そして縦3m×横11mの大型ビジョンを搭載します。

池袋西口公園野外劇場

広場中央部には噴水機能があり、音楽や光と連動した水の演出が可能です。

池袋西口公園野外劇場

また広場には「インフォメーション カフェ」があります。

池袋西口公園野外劇場

この広場は、災害時には情報拠点として活用されます。

池袋西口公園野外劇場

公衆トイレが整備され、バリアフリートイレが用意されました。

池袋西口公園野外劇場

池袋西口公園はフラットな舗装路面。車椅子で利用できます。

「Esora池袋」と「Echika池袋」の車椅子での利用方法を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2019年12月に執筆しました)

半蔵門 国立劇場 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都千代田区。皇居に面して建つ「国立劇場」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

「伝統芸能情報館」のバリアフリー状況は、別稿「国立劇場 伝統芸能情報館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

半蔵門 国立劇場

歌舞伎、文楽などの興行が行われる文化施設です。桜を中心に多品種の植栽がある前庭があり、館内にはレストランや売店が入ります。

半蔵門 国立劇場

劇場は大劇場と小劇場の2つ。どちらにも通常は車椅子用の鑑賞スペースが用意されます。バリアフリー改修により、館内にはバリアフリートイレ、エレベーターが設置されています。

観覧料金は興行により異なりますが、通常の有料興行は障がい者減免制度があり、障害者手帳をもっている人は、観覧料金が割引されます。車椅子席の利用でも、障がい者減免制度は適用されます。割引後の観覧料は興行別に確認してください。

国立劇場のゆるキャラは、舞台黒子をイメージした「くろごちゃん」です。

施設の全体概要

半蔵門駅から徒歩5分の案内です。アクセスルートは極端なアップダウンはなく、車椅子での移動は可能です。

アクセス方法

来館者用の有料駐車場があります。身障者用の駐車スペースは、入口の近くに別に用意されているので、駐車場スタッフに車椅子利用を申告相談してください。誘導していただけます。身障者用駐車場は無料で利用できます。

半蔵門 国立劇場

大劇場のロビー奥にあるバリアフリートイレは、オストメイト装置、ユニバーサルベッドなどがある個室トイレです。

大劇場、小劇場それぞれの劇場内は、男女別トイレの中に車椅子が入る大きな個室が各1つ用意されています。

敷地内の屋外トイレにも、個室タイプのバリアフリートイレが1つあります。

半蔵門 国立劇場

大劇場のバリアフリー状況です。大劇場は3フロア構造で、エレベーターが2基あります。

劇場内の客席は、1Fが段差の無いスロープ通路で、通常車椅子用スペース席が用意されます。2Fと3Fの客席は階段式です。

大劇場のバリアフリー状況

各階のロビーはフラットな構造で、車椅子で利用できます。1Fには平櫛田中の「鏡獅子」が展示されています。2Fには絵画ギャラリーがあり、東山魁夷作「雪原譜」他17点の日本画が展示されています。どちらも車椅子で鑑賞できます。

大劇場のバリアフリー状況

各フロアに売店、喫茶、食事処があります。いずれも車椅子で利用できるフラットな構造です。

大劇場のバリアフリー状況

小劇場のバリアフリー状況です。小劇場の客席は1Fだけでスロープ通路です。通常、車椅子用スペース席が用意されます。

1Fロビーには売店、2Fロビーには食事処があります。エレベーターが1基あり、2Fまで通じています。1Fと2Fは車椅子で利用できます。喫茶がある3Fへは階段利用になります。

半蔵門 国立劇場

春にはさくらまつりが開催されます。

半蔵門 国立劇場

バリアフリーな前庭には「神代曙」など10種の希少種桜が植栽されています。

半蔵門 国立劇場

春の恒例イベントは「国立劇場さくらまつり」。国立劇場のHPでは、さくらまつり期間中、10種の品種別開花状況が公開されます。※2020年から2022年の間は、開催されませんでした。

半蔵門 国立劇場

期間中の公演が無い日は、原則として劇場内が無料で一般公開されます。ただし一日の公開時間は3時間程度です。前庭ではお茶の無料サービスや、太神楽の上演などのイベントが開催されます。

半蔵門 国立劇場

国立劇場は、皇居に面し、最高裁判所に隣接します。そのような立地ですが、身障者用駐車区画の用意があり、無料で駐車できます。

(本稿は2022年3月に加筆修正しました。)

銀座歌舞伎座 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

現在の歌舞伎座は2013年竣工の施設。車椅子で利用できるバリアフリー設計です。観劇席はもちろん、屋上庭園から地下駐車場まで、車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

車椅子での観劇は電話予約です。1Fの花道横に2台分車椅子用のスペースがあり早い者勝ちです。チケットは当日B2切符売り場で引き換えます。

車椅子専用スペースからの観劇なので、健常者と車椅子利用者は並んで観劇できません。専用スペースのすぐ前の列の席を予約できれば、前後に並んで観劇することは可能です。16列の4番から6番になります。

4Fの一幕見席にも2席分の車椅子用スペースがあります。利用した方の話しでは、前席の背もたれシートが邪魔で、よく見えないということ。背の低い人は、特別なシートクッションでも用意して座高を上げる工夫が必要かもしれません。

一幕見席は予約不可の早いもの勝ちです。おおよそ開幕の1時間前くらいから席の販売が始まり、20分前から4Fへの案内が始まりますが、その間は歌舞伎座の前の吹きさらしで待ちます。寒い日、暑い日などは、ご自身の障がいの状況に応じて、万全の対策でお出かけください。4Fへはエレベーターで上がります。4Fにバリアフリートイレがあります。

一般商業施設としては5Fが最上階で、写真スタジオ、お土産ショップ、お茶処、屋上庭園、有料の歌舞伎座ギャラリーなどがあります。

歌舞伎座ギャラリーの障がい者減免制度は、障害者手帳の有無は関係なく、車椅子に乗っている人の介助者1名の入場料が無料に減免されます。車椅子利用者本人は有料です。入場チケット発売窓口に、その趣旨を説明したボードが配備されています。

屋上庭園へは車椅子で出ることができます。そこから4Fへ屋外階段で下りるルートが楽しい一般観光コースなのですが、車椅子では屋内に戻りエレベーターで4Fへ下ります。

銀座歌舞伎座

4Fは観光客が少ないのが魅力のフロアです。現在の歌舞伎座は4代目。建物としての銀座歌舞伎座4代のジオラマが展示され、ハードとしての歌舞伎座の変遷がよく解ります。またギャラリーには歴代歌舞伎名優の写真が展示されています。このフロアにバリアフリートイレがあります。

1F正面入口は晴海通り側。地下や観劇フロアへ行くエレベーターはすぐに分かります。1Fから4F、5Fの一般商業フロアに行く場合のエレベーター乗降口は、歌舞伎座ビルを半周まわった先の北側にあります。

歌舞伎座は地下鉄駅に直結しています。地下B2の玄関口はお土産ショップと情報コーナーの「木挽町広場」。このフロアはバリアフリー仕様で、車椅子で利用できます。

銀座歌舞伎座

地下駐車場の詳細です。地下駐車場は、歌舞伎座が混雑している日でも、滅多に満車になりません。入場口は昭和通りからで右折入場は不可。機械式に入庫した場合、待合室から上階に向かうのはエスカレーターになります。入口に誘導スタッフがいるので、車椅子利用の旨を申告相談してください。

身障者用駐車スペースを希望した場合、機械式駐車場待合室の近くに2台分と、そこから半地下分下がった箇所に数台分、2か所に平置きの身障者用駐車スペースがあります。機械式駐車場の待合室近くのスペースに停めると、鉄の扉を開けてスロープを通り、半地下分下がってエレベーターに乗ることになります。エレベーター乗り口に近い、半地下分下がった先の身障者用駐車場がお薦めです。なおこのエレベーター乗り口の横に、バリアフリートイレがあります。一幕見席ではない通常席での観劇の方には、駐車料金の減免サービスがあるのでご利用ください。

銀座歌舞伎座は、地下鉄駅から、あるいは地下駐車場利用で、雨の日でも濡れずに利用できる施設です。

「銀座三越」のバリアフリー状況を別稿で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年に執筆しました)