エソラ池袋・エチカ池袋 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

池袋駅にある「Esora池袋」と「Echika池袋」は、2009年に誕生した施設ですが、車椅子での利用には注意すべき点があります。現地の状況を紹介します。

なお本稿は2016年3月の取材に基づいています。

 

「エソラ池袋」

B1から8Fまでの商業ビルです。

全9フロアの中で、障害者用トイレは7Fに1つだけ用意されます。

1Fのビルエントランスはバリアフリー仕様です。車椅子で入るとすぐにエレベーターホールがあり、そのまま各階に移動できます。

エソラ池袋

地下入口は、一見すると段差構造で、B1の店舗にしか行けないスロープが正面に見えます。

エレベーターへのスロープは正面から見えませんが、回り込むと狭いスペースにスロープが設置されています。そのスロープを上るとエレベーター乗降口に着きます。

エソラ池袋

 

「エチカ池袋」

副都心線池袋駅方面に伸びる地下道を活用した施設です。

地下通路で段差なくエチカに行けるのは、地下鉄副都心線の池袋駅地下改札からだけです。

エチカ池袋

JR池袋駅方面からの地下通路の1一つの段差箇所には、昇降機が設置されています。

エチカ池袋

また東京藝術劇場のB1からエチカへは段差がありますが、昇降機が用意されています。

他には、エチカと地上を結ぶエレベーターが1つあるので、地上出口の場所を確認して、そこからエレベーターでエチカに下りるルートがあります。

エチカ池袋

「Esora池袋」と「Echika池袋」は、以上の知識をもって車椅子で利用して下さい。

池袋の重要文化財 自由学園明日館 車椅子バリアフリー情報

東京都豊島区西池袋の「自由学園明日館」は、内部を一般公開していますが、段差構造のため車椅子ですべての見学はできません。車椅子で見学可能な範囲を紹介します。

なお本稿は2019年11月の取材に基づいています。

自由学園明日館

○施設の概要

現在、東京都東久留米市にある学校、自由学園。その発祥の校舎です。

自由学園明日館

フランク・ロイド・ライト設計で1921年築。関東大震災、戦災を免れ、往時のままの姿で現在に残り、1997年に国の重要文化財指定を受けました。

自由学園明日館

創立当時は女子校です。創立者、羽仁吉一、もと子夫妻は、先に雑誌「家庭之友」を創刊し、新しい女性の生き方を提案。そして自由学園を創立して、新しい女性への教育を目指しました。

自由学園明日館

「家庭之友」はのちに「婦人之友」に改称。明日館の隣接地にある「婦人之友社」は羽仁吉一氏が設立した出版社です。

明日館の隣接地にある「婦人之友社」

○一般公開の状況

建物を活用しながら保存する「動態保存」の重要文化財です。

建物の老朽が顕在化した1999年から3年かけて大改修を行い、結婚式や音楽会などが出来る建物にリノベーションして、施設として使われています。

通常は月曜日が休館日。それ以外の曜日の日中の時間帯と、第三金曜日だけは夜間の時間帯に見学ができます。

入館料は400円で、喫茶付き見学は600円。コンサートや結婚式などのイベントが入っている日は、外観だけの無料見学デーになります。

日によって様々なケースがあり得るので、訪問日程がきまったら、事前にその日の状況を確認してください。

自由学園明日館

○車椅子でのアクセスルート

来館者用の駐車場はありません。

池袋駅から徒歩5分、目白駅から徒歩7分の案内です。池袋方面からのルートはほぼフラットでアップダウンはほとんどありません。

周辺は区画整理が進んでいない、狭くて曲がった道が残るエリアです。それでも舗装路で車両の交通量は多くはないので、車椅子でのアクセスに大きな問題はありません。

自由学園明日館

○建物の概要とバリアフリー状況

明日館の構造です。

中庭を囲んでコの字型に建物が配列されています。

正面中央が「ラウンジホール」、その2階部が「食堂」です。

自由学園明日館

全校生徒と全教職員が集まり、手作りのあたたかい昼食をいただくことは、羽仁夫妻が願った教育の基本です。食堂が建物中心にあるのは、その方針に設計者のライトが応えたものと言われています。

自由学園明日館

「ラウンジホール」の両脇に「大教室」と「会議室」がシンメトリーに並びます。

自由学園明日館

正面から見ると、高さを抑えた地を這うような佇まい。設計者ライトの故郷の北米の大草原をイメージしたということで、プレイリースタイルと呼ばれています。

また質素な建築を求めて、ツーバイフォー建築の先駆けのような手法が用いられ、一部のドアにはべニア板が使われています。

ホールの天井は「船底天井」という日本建築様式。和洋折衷の設計となっています。

自由学園明日館

明日館のエントランスは段差があり、スロープはありません。

館内1F内の通路の途中に段差があります。また半地下部、2Fへの移動は階段です。

道を挟んだ敷地にあるのは「講堂」で、2017年に大改修が完了しました。

道を挟んだ敷地にあるのは「講堂

道を挟んだ敷地にあるのは「講堂

○車椅子での見学可能ルート

敷地内に新しい別棟「JMショップ」があります。

自由学園明日館

その横に障害者用トイレがあります。

自由学園明日館

ショップの利用だけなら入場無料です。敷地への入口と出口があり、出口から入りショップに向かいます。この間のルート、ショップ内、トイレは車椅子で利用できるバリアフリー仕様です。

自由学園明日館

館内を見学する場合は、入口を抜け、右側の受付で入館料を支払います。

自由学園明日館

そのまま直進し「婦人之友社展示室」までは、ほぼフラットな通路です。

自由学園明日館

正面のメイン棟の1F「大教室としま」横の出入口は、手動ドアですが段差は無いので、車椅子で通行可能です。

自由学園明日館

「大教室としま」を出ると1F内でも段差構造になります。

自由学園明日館

出口から入り直し直進して「大教室タイアセン」横の出入口も、手動ドアですが車椅子での通行できます。その先は段差があります。

自由学園明日館

自由学園明日館

正面中央の「ラウンジホール」と2階の「食堂」は、段差や階段により車椅子で立ち入ることは難しい構造です。

自由学園明日館

自由学園明日館は、外観および1Fの一部の見学、そしてショップの利用が車椅子で可能です。

池袋西口公園野外劇場 車椅子からみたバリアフリー情報

東京都豊島区、池袋の東京芸術劇場前「池袋西口公園」が、2019年11月に野外劇場としてリニューアルオープンしました。

東京芸術劇場前

広場の面積は約3,100㎡。常設ステージは約100㎡。立ち見なら1,500人を収容する野外劇場です。

池袋西口公園野外劇場

公園のランドマークは、中空部に設置された直径35mの巨大リング「グローバルリング」で、1万球超のLEDライトや8chのサウンドシステム、そして縦3m×横11mの大型ビジョンを搭載します。

池袋西口公園野外劇場

広場中央部には噴水機能があり、音楽や光と連動した水の演出が可能です。

池袋西口公園野外劇場

また広場には「インフォメーション カフェ」があります。

池袋西口公園野外劇場

この広場は、災害時には情報拠点として活用されます。

池袋西口公園野外劇場

公衆トイレが整備され、障害者用トイレが用意されました。

池袋西口公園野外劇場

池袋西口公園はフラットな舗装路面。車椅子で利用できます。