龍ヶ崎市歴史民俗資料館 車椅子からみたバリアフリー情報

茨城県龍ヶ崎市の「龍ヶ崎市歴史民俗資料館」は、水車小屋など屋外展示がユニークな市の歴史を学ぶ無料の資料館で、車椅子の見学は可能です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年7月の取材に基づいています。

○大きな施設で半分は収蔵庫

龍ヶ崎市の歴史民俗資料館は、大きくて立派な建物です。2フロア構造の迫力ある外観デザイン。1階の床面積は1万平方メートル弱あり、その約半分は収蔵庫。展示室は建物1階の約半分を利用しています。

段差はスロープ対応があり車椅子での利用は可能。ウォシュレットは付いていませんが、1階に障害者用トイレがあります。

 

○常設展示は一般的

資料館の常設展示は、各地の民俗資料館とほぼ共通する一般的なもの。龍ヶ崎の概要から原始古代の様子を出土品や模型、人形などで紹介。その後が時代順に中世、近世、近代、と展示が流れます。

龍ヶ崎市歴史民俗資料館○屋外展示が面白い

ユニークなのは屋外展示。龍ヶ崎鉄道を走ったSL。農家の納屋。昔の雑貨屋。そして動いている水車小屋。昔の施設なのでバリアフリーでありませんが、近づいて車椅子から見学できます。

龍ヶ崎市歴史民俗資料館

○アクセスは車

アクセスは車が便利。無料駐車場があり、障害者用駐車区画の用意があります。ただし駐車場から資料館までのルートは、やや急なスロープを下り、かなり斜めに傾いた歩道を通ります。資料館から遠い方の駐車場の出入口を利用したほうが、車椅子では安全で楽かもしれません。その場合、障害者用駐車区画を利用しない方が便利です。

○展示室内はバリアフリー

常設展示室内はフラット。展示は車椅子で見やすいもの。車椅子での利用に大きな問題はありません。ただ、古い施設、古い展示である印象を受けます。展示室入口にあるスバル360は、埃を被っていました。

資料館の建物はとても立派です。「龍ヶ崎市歴史民俗資料館」は車椅子で見学が出来る資料館です。

車椅子で行く 桶川歴史民俗資料館 バリアフリー情報

埼玉県桶川市の「桶川歴史民俗資料館」は、工夫された展示構成の無料資料館で国指定重要文化財の展示があります。

車椅子で利用できる資料館です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

ななお本稿は2018年8月の取材に基づいています。

○コンパクトでバリアフリー

桶川市の遺跡とその出土品、名産品、宿場町としての歴史などが、解りやすく展示されています。「桶川歴史民俗資料館」はワンフロアでコンパクトな構造ですが、展示内容は充実し、清潔感があります。施設全般バリアフリー。車椅子で見学しやすい展示です。

桶川歴史民俗資料館

○立派な公共施設

桶川歴史民俗資料館は「川田谷生涯学習センター」の中に入る無料施設。他に公民館と図書館の機能がある公共施設です。センターはとても立派な建物。館内はバリアフリーで、障害者用トイレがあります。センター1Fのほぼ半分を使った資料館です。

桶川歴史民俗資料館

○広い無料駐車場あり

アクセスは車が便利。広い無料駐車場があり、障害者用駐車区画が用意されています。障害者用駐車区画がある方面からアクセスすると、段差なくエントランスへ。施設正面は自動ドア。車椅子での利用に大きな問題はありません。

桶川歴史民俗資料館

○縄文古墳の出土品

縄文時代の後谷遺跡からは、漆工芸品を含む様々な出土品が。熊野神社古墳は古墳時代前期の遺跡。桶川市の二つの大きな遺跡が、展示前半の中心です。国指定重文の出土品が展示されています。

桶川歴史民俗資料館桶川歴史民俗資料館

○中山道の宿場町

桶川は江戸時代、中山道の宿場町として栄えました。展示後半には、その様子を再現したジオラマあり目を引きます。桶川は大きな宿場町でした。

桶川歴史民俗資料館

○特産の紅花を解説

現在で桶川の特産品である紅花。その起源は宿場町の時代に遡るそうです。紅花に関わる展示解説も充実しています。

桶川歴史民俗資料館

○戦時の桶川

そして戦争の時代の桶川の展示へ。当時の生活を伝える現物資料の展示があります。また不定期ですが、企画展が開催されることもあります。

桶川歴史民俗資料館

自治体が主管する民博としては、展示のセンスがよく、また清潔感があるのが好ましい。「桶川歴史民俗資料館」は、車椅子で見学しやすい施設です。

車椅子で行く結城つむぎの館 バリアフリー情報

茨城県結城市の「つむぎの館」は、結城紬の地元問屋が100周年事業で開設したミュージアムで、車椅子で利用できる施設、できない施設があります。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年9月の取材に基づいています。

○コンパクトなミュージアム

施設への入場は無料。資料館は有料。染織体験も有料です。

9つの建屋からなる施設ですが、想像するよりもコンパクト。古き良き時代の結城をオマージュした、古民家風ミュージアムです。

つむぎの館

○無料駐車場あり

結城駅より徒歩10分ですが、アクセスは車が便利です。「つむぎの館」入口の、道の反対側に無料駐車場があります。収容台数は20台ほどです。

この駐車場は荒い砂利路面です。石粒の路面と表現したほうが正確かもしれません。障害者用駐車区画の設定はありません。車椅子では通行に苦戦する路面なので、なるべく施設よりの駐車区画に停めることをお薦めします。

つむぎの館

○資料館は車椅子入館可

小さな有料の資料館があります。スロープ仕様のアプローチを通り入口へ。無人の資料館で、入口に入館料を入れる箱が置いてあります。障害者減免についての案内はありません。

1Fの入口は手動ドア。2F構造で階段のみ。車椅子では1Fだけの見学になります。結城紬の歴史を伝える日本で唯一の資料館、ということです。

1Fは結城紬の関連資料や道具などの展示。2Fは時代による結城紬の変遷を現物展示しています。

つむぎの館

○ショップは「結の見世」

正面入口左手に、総合案内所を兼ねる結城紬のショップ「結の見世」があります。車椅子では、店舗正面の出入口よりも、奥側の出入口からの利用がよりバリアフリーです。どちらのドアも手動ドアです。

ここにしかない結城紬のオリジナル商品があります。純国産の手工芸品です。

つむぎの館

○古民家陳列館は段差構造

結城紬を200点以上展示している、無料で鑑賞できる「古民家陳列館」があります。総合受付に申し込み、見学をします。

150年前の古民家を移築して陳列館にしたということ。出入口は段差があり、内部は畳敷きなので、車椅子での内部見学は難しい施設です。

つむぎの館

○障害者用トイレあり

敷地内にはトイレ棟があり、障害者用トイレが用意されています。見た目はやや古く、現時点ではトイレ設備はウォシュレットは付いていません。

つむぎの館

この他に土蔵や離れがあり、外部からだけですが自由に見学出来ます。「つむぎの館」は車椅子で利用出来る範囲は限定されますが、結城紬に関心のある方にお薦めします。