鹿沼 屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

栃木県鹿沼市の「鹿沼秋まつり」で繰り出される「彫刻屋台」が3台展示されている施設です。有料の施設ですが入館料の障がい者減免制度があり、本人と介助者が無料に減免されます。今宮神社のお祭りでは34ある氏子町の彫刻屋台が繰り出されます。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

アクセスは鹿沼駅から徒歩20分の案内。来館者用の無料駐車場が用意されています。身障者用駐車スペースの設定は特にありませんが、乗降しやすい場所を利用すれば車椅子利用に大きな問題はありません。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

彫刻屋台展示室内に入り、最初に映像コンテンツを鑑賞します。車椅子用の席の設定はありませんが、フリースペースから車椅子で映像を鑑賞できます。

3台の屋台が展示されるスペースと、鹿沼秋まつりを紹介するスペースがあります。2つのスペースは高低差がありますが、段差解消スロープを利用して車椅子で移動できます。車椅子から屋台に施された見事な彫刻を鑑賞できます。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

彫刻屋台を上から鑑賞できる箇所へのルートは階段のみです。車椅子では利用できません。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

屋台のまち中央公園は、他に大正時代に造営された庭園「掬翠園」と観光物産館があります。掬翠園は庭園と茶室などがある日本庭園です。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

庭園内は車椅子で通行できないデコボコ路です。車椅子での掬翠園散策はできません。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

観光物産館はややスペースが狭い施設ですが、車椅子で利用できないことはありません。トイレは観光物産館内にあります。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、独特な形状の便器が設置されたシンプルな設備のトイレです。

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室

屋台のまち中央公園彫刻屋台展示室は、車椅子で観覧できる施設です。

(本稿は2024年3月に執筆しました)

鹿沼市内にある「鹿沼市立川上澄夫美術館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

木版画の詩人 鹿沼市立川上澄夫美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

栃木県鹿沼市にある「木版画の詩人」川上澄生の作品が展示される美術館です。明治洋館風の建物は、川上澄生の作品「日本越後國柏崎黒船館」を元に設計されました。川上澄夫の世界を再現した美術館です。

鹿沼市立川上澄夫美術館

アクセスは鹿沼駅から徒歩20分の案内。来館者用の無料駐車場があり身障者用駐車スペースが設けられています。

鹿沼市立川上澄夫美術館

駐車場から舗装路面を通り、美術館のエントランスに進みます。

鹿沼市立川上澄夫美術館

エントランスには段差迂回スロープが設置されています。

鹿沼市立川上澄夫美術館

鹿沼市立川上澄夫美術館は有料ですが観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。

館内1Fのバリアフリートイレは奥に長い構造で、ウォシュレット付き便器と小型のユニバーサルバッドが備えられています。

鹿沼市立川上澄夫美術館

館内は2フロア構造でエレベーターあり。車椅子で上下階移動できます。

鹿沼市立川上澄夫美術館

メインの展示室は2Fです。展示室内はフラットな構造で、車椅子で観覧できます。川上澄夫美術館はコレクター長谷川勝三郎から寄贈された2,000点余の作品を所蔵しています。

隣接地にある「文化活動拠点交流館」もバリアフリーな施設で、鹿沼今宮神社のお祭りで繰り出される彫刻屋台が展示されています。無料で観覧できる施設です。

鹿沼市立川上澄夫美術館

鹿沼市立川上澄夫美術館は、専用設計されたデザイン建築のバリアフリーな美術館です。

(本稿は2024年3月に執筆しました)

鹿沼市は「まちの駅」をネットワーク化しています。その中心拠点「まちの駅新鹿沼宿」を別稿で掲載しているのでご参照ください。

まちの駅新鹿沼宿 車椅子利用ガイド バリアフリー情報 

栃木県鹿沼市の「まちの駅新鹿沼宿」は、鹿沼市まちの駅ネットワークの中心拠点です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

まちの駅新鹿沼宿

栃木県鹿沼市は「まちの駅」の町。市内100カ所以上の民間施設が「まちの駅」として登録され、楽しく回遊できる町づくりを目指しています。全国的にみても、鹿沼市は「まちの駅」企画に熱心な町です。その中核施設、中心拠点が「まちの駅新鹿沼宿」です。

まちの駅新鹿沼宿

「まちの駅新鹿沼宿」は2011年開業。新鹿沼駅や市役所にも近い、元ジャスコがあった市の中心部に位置します。

「まちの駅新鹿沼宿」は農産物直売所が入る物産館と、本館、独立棟のトイレで構成。本館に中には観光案内所と軽食コーナーが入ります。

まちの駅新鹿沼宿

バリアフリー水準は一般的なレベルで、全体的に小さな施設なので絶対的なスペースの余裕はありませんが、車椅子で利用に困るほどの狭さではありません。

細長い敷地を有効活用する設計です。場内の車道は一方通行で周回。円の中心部が駐車スペースです。

身障者用駐車区画は一般駐車スペースとは離れたトイレ棟の前にあります。この区画は横幅は余裕がありますが、後ろはすぐに自動販売機があるので余裕がありません。後部からスロープで乗降する車椅子利用者は、利用が難しい駐車スペースです。

まちの駅新鹿沼宿

JA系農産物直売所とお土産コーナーがある物産館は、庇を伸ばして屋外売り場を拡張しました。店内の通路の幅はあまり余裕がありません。混雑していると車椅子での買い物は苦戦します。

まちの駅新鹿沼宿

バリアフリートイレはトイレ棟に用意されます。

まちの駅新鹿沼宿

一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器、オストメイト装置、ユニバーサルベッドが備えられています。

まちの駅新鹿沼宿

「まちの駅新鹿沼宿」周辺の鹿沼市中心部の道路と歩道は、バリアフリー改修済みです。広くフラットな歩道で、歩道と車道との段差が解消されています。車椅子で利用しやすいインフラ整備が進んでいます。鹿沼市中心部は、快適に車椅子で散策できます。

施設敷地内には芝生広場も整備。「まちの駅新鹿沼宿」は、明るく清潔な観光施設です。

まちの駅新鹿沼宿

栃木県には「道の駅」が25か所あります。別稿でまとめて紹介しているのでご参照ください。

(本稿は2023年1月に加筆しました)