群馬県庁展望ホール 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

前橋市にある群馬県庁は、33階建ての高層ビルです。その32Fが展望フロアとして無料開放されています。群馬県庁展望ホールはバリアフリー施設。車椅子で利用できます。

なお群馬県庁昭和庁舎のバリアフリー状況については、別稿「昭和3年築 群馬県庁昭和庁舎 車椅子見学ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

群馬県庁

アクセスは車が便利です。群馬県庁には一般車が利用できる屋外駐車場と屋内機械式駐車場が用意されています。駐車料金は2時間まで無料。機械式駐車場は乗降場所が広く、車が横移動して収容されるタイプなので、一般的な車椅子利用者なら利用できます。平置き駐車を希望する人は、スタッフに相談してください。平置きの身障者用駐車スペースの用意もあります。

群馬県庁展望ホール

駐車場は1F屋内になります。そこから屋内だけを通行して展望ホールに移動できます。

県庁の32Fが展望ホール、31Fは2店のレストランが入るフロアです。この2フロアに直行するシースルーエレベーターが2基あります。カゴのサイズは大きく、大型の車椅子でも利用できます。また高層階行きのエレベーターでも32Fへ移動できます。

バリアフリートイレは1F、31F、32Fにそれぞれ用意されています。今回取材時は31Fトイレをチェックしましたが、広さと設備は一般的なトイレで、ユニバーサルベッドはありませんでした。

群馬県庁展望ホール

31Fと32Fは中央部が吹き抜け構造で、らせん階段が設置されています。

群馬県庁展望ホール

32Fの展望ホールは360°ビューではありません。今回取材時はテイクアウトコーナーがある面が全面開放されていました。

群馬県庁展望ホール

シースルーエレベーターがある面は部分的に窓部からの眺望で、残り2面は眺望を楽しむことは出来ませんでした。

群馬県庁展望ホール

31Fには和食のお店と洋食のお店があります。どちらのお店も車椅子で利用できる案内になっています。

周囲に高層ビルはありません。群馬県庁展望ホールからは、足元には前橋市街。そこを流れる利根川などの河川。そして関東平野を取り囲む山脈。見渡す限りの風景を車椅子から楽しむことができます。今回取材時で目視できたもっとも高い山は、浅間山でした。

前橋市の「ぐんまフラワーパーク」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年4月に執筆しました)

日立駅とシーバーズカフェ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

2011年に完成したJR日立駅の新駅舎は、ガラス張りの橋上駅舎と自由通路、そしてカフェがあり、そこから太平洋を一望する、駅そのものがお出かけ先になる観光スポットです。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

日立駅とシーバーズカフェ

駅のバリアフリー状況です。2本のホームからは改札階へ上がるエレベーターがあります。改札からは自由通路に出て、中央口地上階と海岸口2Fへフラットにつながります。

海岸口側がオーシャンビューのガラス面。展望ホールとシーバーズカフェがあります。この間のルートは車椅子での移動に問題はありません。

日立駅とシーバーズカフェ

車でのアクセス方法です。オーシャンビューを目的に車で駅に来た場合は、海岸口側の駐車場の利用が便利です。複数の有料駐車場があります。

シーバーズカフェの利用で、駐車料金のサービスがあるのは、駅ロータリー内の「海岸口駐車場」です。収容台数が10台弱の小さい駐車場で、ロック版があがるフラップ式です。

日立駅とシーバーズカフェ

一番に駅舎に近い駐車区画が身障者用です。

日立駅とシーバーズカフェ

海岸口ロータリーから駅舎へは、エレベーターで上がります。

日立駅とシーバーズカフェ

シーバーズカフェのバリアフリー状況です。全面ガラス張り、オーシャンビューのお店です。出入口は少し狭いながらも、一般的なサイズの車椅子は通りました。

店内の通路幅は、スタンド席が配置される前半はあまり余裕がありません。車椅子がギリギリで通る幅です。

そこを抜けた店内奥は、スペースに余裕があるテーブル席です。店内の床面に段差はありません。車椅子で問題なく利用できました。

日立駅とシーバーズカフェ

トイレの状況です。シーバーズカフェの店内には、一般用も含めてトイレがありません。

バリアフリートイレは、有料エリアになる駅の改札内に1つ。無料で利用できるトイレは、中央口のロータリーに面した外側です。カフェからは約100m距離があります。

日立駅とシーバーズカフェ

スペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、ユニバーサルベッドが備えられています。

日立駅とシーバーズカフェ

駅舎とカフェの建築デザインが素晴らしく、また海岸口側のガラス面から眺める太平洋の眺望は素敵です。日立駅とシーバーズカフェは、観光の目的地になるバリアフリー施設です。

日立市にある入館無料の施設「吉田正音楽記念館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年11月に執筆しました)

塩竃市魚市場・塩釜海の駅 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

2017年に南棟が完成した「塩竃市魚市場」は、セリの見学コースの他に、「展望デッキ」「おさかなミュージアム」「塩釜海の駅」がある、一般客が利用できる観光施設です。新しい施設ですからバリアフリー。車椅子で快適に利用できます。魚市場で一般開放されているエリアの状況を紹介します。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

アクセスは車が便利です。市場の正面に来場者用の有料駐車場があり、身障者用駐車区画が屋根なしで2台分用意されています。

駐車料金は取材時点で1時間まで無料、以後1時間毎に100円です。「塩釜海の駅」で買い物や食事をした場合、その時点で入庫後1時間を超過していると1時間分のサービス券を発行していただけます。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

一般来場者は駐車場の横の陸橋に階段で上がり、中央棟の2Fへアクセスします。車椅子利用者は、駐車場からそのまま地上路で中央棟の1Fへ移動して下さい。津波到達地点の表示の横を通り1Fに入ります。そこに2Fへ上がるエレベーターがあります。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

中央棟2Fは「塩釜海の駅」です。海産物のショップと食事処があり、どちらもフラットでスペースに余裕があり、車椅子で利用できます。

ショップでは「生まぐろ」から各種冷凍モノ、加工品、乾物などが魅力的な値段で並びます。

食事処は食券制のセルフサービス。美味しいものを安くお得に味わえると人気です。一番人気は「船盛セット」という案内です。

中央棟の1Fと2Fのそれぞれにバリアフリートイレが1つ用意されています。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

「おさかなミュージアム」のバリアフリー状況です。中央棟2Fから連絡デッキで南棟2Fへ移動します。南棟の1Fは魚市場の中心、セリなどが行われる広いスペースです。そのスペースの上に「おさかなミュージアム」があります。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

広くて大きな無料のバリアフリーミュージアムです。バリアフリートイレもあります。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

大きく3つのコーナーに区分して、塩竃の漁業の歴史や魚の魅力を紹介しています。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

記念撮影用企画展示や観光情報提供もある、とても立派なミュージアムです。また2Fには1Fの魚市場を見学する窓が各所に用意されています。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

「おさかなミュージアム」の外側が広大な展望デッキです。段差箇所にはスロープがあり、デッキの全域を車椅子で散策できます。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

室内からデッキにでる箇所は2ヵ所のドアを通ります。一枚目は自動ドアですが、外に出る2枚目のドアは手動ドアです。ここだけは介助者がいると助かる構造です。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

広大なデッキからは塩竃の港のすべてと、松島湾の入口付近を眺望します。

塩竃市魚市場・塩釜海の駅

塩竃市魚市場の一般開放エリアは、新しい施設だけにバリアフリーで、かつ三密リスクは低い状況です。ショップ、食事処、ミュージアム、展望デッキ、いずれも利用する価値があります。車椅子利用者の観光にお薦めできる施設です。

なお震災の被災地である名取市閖上の復興情報は、別稿「ゆりあげ港朝市 ・メイプル館 車椅子買物ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

(本稿は2020年9月に執筆しました)