東京ミッドタウン「ストリートミュージアム」バリアフリー情報

2018年3月16日から5月27日まで、ミッドタウン地下通路で開催される、「Tokyo Midtown Award 2017」受賞作家6人による、この企画のために製作した新作の展示会です。

東京ミッドタウンプラザB1での開催。地下通路に作品が展示される観覧無料のアートイベントです。現地には作品の解説はありません。自由に観て、自由に感じる作品展です。会場はバリアフリー。車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。

作品をいくつかご紹介します。なんともいえない立体感と動きを感じる人間の全身像の絵。タイトルは「景色と大きさ」。山根英治氏の作品です。この絵は染織した綿紐で描いているということ。どうやるとこんな表現になるのか解りませんが、普通に筆で描いたのではない、ということはすぐに解ります。夜中に絵から飛び出して動き回っていそうな人物画です。

大きさ、派手さで一番なのは、大野光一氏の「空を支える二本の柱」。カラフルな人間の顔で構成されたピラミッドのような絵画作品です。近づくと一つ一つの顔が気になる。離れると積みあがる顔たちの全体像が気になる。距離を変えて鑑賞したくなる作品です。今の自分の気分にもっとも近い「顔」を探すのも面白いかもしれません。

パッとみただけでは全く解らない作品が「都市を解剖して忘却を得る」。金子未弥氏の作品。プレートにある人の思い出がある場所の名前を英字で記載。そのプレートを15枚組み合わせた作品です。その人の記憶に残る場所とは、その人の人生をあぶりだすものかもしれません。ただし見る側にその場所の記憶がないと、人物のイメージが湧かない。短時間では向き合えない作品です。

「ストリートミュージアム」はミッドタウンらしいアート企画。車椅子で鑑賞できます。

東京ミッドタウンの詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

国立新美術館「至上の印象派展」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都港区六本木、国立新美術館の「至上の印象派展」は、2018年2月14日から5月7日の開催です。観覧料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

ルノアールの「可愛いイレーヌ」。セザンヌの「赤いチョッキの少年」。他にマネ、モネ、ドガ、ゴッホ、ロートレック、ピカソ、ゴーギャン、など。展示作品は64点です。

出展作品は個人コレクターのビュールレ氏が蒐集したコレクション。半数は日本初公開。そして二度と来日しないかも、といわれています。東京会場に続いて、福岡、名古屋と巡回する予定です。

国立新美術館は車椅子での来場、会場内での移動、鑑賞に大きな問題ありません。国立新美術館は、身障者だけ利用できる駐車場があります。

今回はほとんどの作品が大型の絵画。ごく普通に壁に展示されているだけですが、車椅子から見えにくい作品はありません。今回の会場「企画展示室1E」内にはバリアフリートイレがあります。

国立新美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

2月28日までの限定で「可愛いイレーヌ」特性ポストカードのプレゼントがあります。「至上の印象派展」は、車椅子で観覧できる企画展です。

国立科学博物館「古代アンデス文明展」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都台東区、上野の科博で2017年10月21日から2018年2月18日の開催。約1万5千年に及ぶアンデスの歴史と文化を紹介する特別展です。

会場はバリアフリー。入場料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免。展示はすべて車椅子からでも見やすい工夫があります。またスタッフによる車椅子ルートの誘導もとても親切です。

アンデス文明はインカだけではありません。解っている限りで最も古い文明は「カラル文化」。現ペルーのリマ北部に遺跡があります。紀元前3000年からの文明です。続いて「チャピン文化」。これはリマ南部の遺跡。紀元前1300年から。その次が「ナスカ」。ナスカの地上絵で有名。紀元前200年から。

時間的な長さだけではなく、距離と高低差も凄いのが古代アンデス文明。判明している文明だけで、エクアドル、ペルー、ボリビアにまたがり、南北に約4,000kmの距離があります。

また平地と高地の標高差は4,500m。富士山の頂上よりも高い文化遺跡があります。古代アンデスはすべてが高地文明ではありません。

「古代アンデス文明展」では、複雑で奥深い古代アンデスを9つの文化から紹介。歴史の最後はインカ帝国です。

本物のミイラが展示されています。高度な文明と宗教観。文字がない文明なので、まだまだ謎は多い。数では古代エジプトに負けないほどのピラミッドが発見されています。

インカ帝国の征服者スペイン人たちが、インカの芸術的な金の加工品をすべて取り上げて、溶かして延べ棒にしてしまいました。本展で現存する古代アンデスの装飾品をみると、改めてインカの金加工品喪失が惜しまれます。

知られざる巨大文明、古代アンデス。その全貌を知る機会は滅多にありません。 「古代アンデス文明展」の会場はバリアフリー。車椅子で観覧できる特別展です。

別稿で「上野国立科学博物館 企画展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。