静岡市にある県立美術館は、アップダウンがある自然豊かな小高い丘にある施設で、1986年に開館しました。アクセスは車が便利、一般来館者用の無料駐車場は第1から第3まであり合計で約400台を収容します。美術館エントランスに最も近い駐車場は第3駐車場です。しかし第3駐車場からでも、階段を上がりエントランスに向かいます。
身障者専用駐車スペースは第3駐車場の先、美術館の裏側に進みます。
美術館のエントランスよりも少し低い位置に、6台分の身障者用駐車スペースが設けられています。
そこからスロープ路を上がり、エントランスに向かいます。
エントランス周辺はフラットな構造です。
出入口は大きな自動ドア、車椅子で問題なく入退館できます。
中庭がある構造で竹林と屋外アートが楽しめます。
1Fでカフェ&レストランが営業しています。エントランスには段差回避スロープがあり、店内は可動式テーブル席があるお店です。
1Fのエントランスホールは、吹き抜け構造の広々した空間です。
展示室は2Fです。一般的なサイズのエレベーターが1基あります。
バリアフリートイレは2Fにあります。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。
静岡県立美術館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。企画展示室、コレクション展示室、そして「ロダン館」がある美術館です。いずれの展示室もスペースに余裕がありフラットな構造です。静岡県立美術館は車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。
1994年に開館したロダン館を詳しく紹介します。本館からブリッジギャラリーを通りロダン館に移動します。
ロダン館はスロープで移動できる2フロア構造の大きな建物です。「地獄の門」「カレーの市民」「考える人」などが展示されています。
ここに展示されている「地獄の門」は、史上6番目に鋳造された作品と案内されています。
大きな空間に、悲嘆する市民の像「カレーの市民」が展示されています。
「考える人」も大空間の中に展示されています。
静岡県立美術館はスペースに余裕があるバリアフリーな施設です。身障者専用駐車スペースからアクセスすれば、車椅子で観覧できます。
関東地方の県立美術館を別稿でまとめて紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年10月に執筆しました)