いわき市の名誉市民である詩人の草野心平を紹介する施設です。心平のふるさと、福島県いわき市小川町の山中に1998年開館しました。アクセスは車が便利。40台程度を収容する来館者用の無料駐車場とは別に、エントランスの近くに障がい者用駐車スペースが2台分設けられています。
障がい者用駐車スペースから横断歩道を渡り文学館に向かいます。駐車スペースからエントランスまでフラットな路面です。
エントランスまで屋根付きの通路が整備されています。小雨程度なら障がい者用駐車スペースからほとんど濡れずにアクセスできます。
基本的にはワンフロア構造ですが、凝った設計の施設で建築物としても面白い構造です。
いわき市立草野心平記念文学館は有料の施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付の先にアトリウムロビーがあり、大きな窓から阿武隈山系の山脈が一望できます。
中庭があり「蛙」がいます。
館内は段差解消されていて、車椅子で問題なく利用できます。展示室内もバリアフリー仕様。車椅子で観覧できる展示室です。バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォームレット付き便器が備えられています。
資料室も椅子を動かせば車椅子で利用できます。資料は自由に閲覧できます。
建物の上部は屋外遊歩道になっています。段差解消はされていますが、急坂のため車椅子での散策は困難です。草野心平記念文学館で、車椅子での利用が難しいのはここです。
いわき市立草野心平記念文学館は車椅子で観覧できるバリアフリー施設です。
(本稿は2025年2月に執筆しました)