福島県いわき市 四時ダム 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

いわき勿来ICから約6分。四時川に昭和59年に建設された四時(しとき)ダムは、駐車場と広場が一般開放されている「地域に開かれたダム」です。身障者用駐車スペースは一般駐車区画とは離れた場所に1台分、鮮やかなブルーペイントで案内されています。

四時ダム

この先にトイレ棟があり、バリアフリートイレまでブルーペイントで路面が塗装されています。

四時ダム

駐車場からフラットな舗装路面を通り、管理事務所がある方面のビューポイントに移動します。

四時ダム

管理事務所の周囲はフラットな広場です。

四時ダム

広場のダム側がビューポイント。撮影ポイント示すフレームが設置されています。

四時ダム

更にフラットな舗装路を奥に進むと、太平洋が見える広場があります。

四時ダム

いわき市の四時ダムは、車椅子で観光できるビュースポットです。

(本稿は2024年10月に執筆しました)

いわき市の「勿来の関公園」にある「いわき市勿来関文学歴史館」と「吹風殿」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

いわき市勿来関文学歴史館と歴史公園吹風殿 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

奥州三古関のひとつ「勿来の関」。現在の福島県いわき市勿来町にある「勿来の関公園」には、勿来の関で詠われた和歌の世界と地域の歴史を紹介する「いわき市勿来関文学歴史館」と、寝殿造りの体験学習施設「吹風殿」があります。勿来の関公園はアップダウンがある公園でかつ未舗装の散策路があるので、車椅子で全域を散策するのは困難ですが、歴史館と吹風殿は見学できます。アクセスは車が便利。来園者用の無料駐車場があり、車椅子利用者は吹風殿前の身障者用駐車スペースの利用が便利です。

いわき市勿来関文学歴史館

吹風殿は有料で利用できる施設で、イベント等がない日は無料で内部見学ができます。駐車場から門をくぐり敷地内に移動します。

いわき市勿来関文学歴史館

フラットな舗装路面が整備されています。

いわき市勿来関文学歴史館

車椅子で散策しながら庭園を鑑賞できます。

いわき市勿来関文学歴史館

吹風殿に出入口は段差迂回スロープが設置されています。

いわき市勿来関文学歴史館

吹風殿内部へは靴を脱いで入ります。内部見学をしたい場合は、車椅子のタイヤを拭く雑巾を持参すると便利です。

いわき市勿来関文学歴史館

いわき市勿来関文学歴史館は吹風殿よりも高地にあり、歴史館前には駐車場はありません。吹風殿からスロープを上がり、坂道をのぼりアクセスします。

いわき市勿来関文学歴史館

いわき市勿来関文学歴史館のエントランスは階段構造ですが、段差迂回スロープが設置されています。

いわき市勿来関文学歴史館

いわき市勿来関文学歴史館は有料の施設ですが障がい者減免制度があり、本人と1名が無料に減免されます。

いわき市勿来関文学歴史館

いわき市勿来関文学歴史館は2フロア構造の施設で、最初にエレベーターで2Fへ上がります。

いわき市勿来関文学歴史館

展示室は2Fと1Fにあります。両フロアともフラットでスペースに余裕がある、車椅子で観覧できる展示室です。先に2Fを観覧して、スロープで1Fへ下ります。

いわき市勿来関文学歴史館

トイレは1Fにあります。

いわき市勿来関文学歴史館

バリアフリートイレはやや狭い個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

いわき市勿来関文学歴史館

いわき市の勿来の関公園の勿来関文学歴史館と吹風殿は、傾斜路とスロープを通りますが車椅子で利用できる施設です。

(本稿は2024年10月に執筆しました)

いわき市小名浜にある「環境水族館アクアマリンふくしま」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

福島県いわき市小名浜にある東北最大級の水族館です。施設全域がバリアフリー仕様で、車椅子やベビーカーで楽しく利用できます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

アクセスは車が便利です。アクアマリンふくしまの周辺には、イオンモール小名浜の駐車場も含めて、13エリアに区分けされる無料駐車場があり、全体で1,500台を収容します。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

アクアマリンふくしまの入口に最も近い駐車場は「PE1」駐車場です。そこには身障者用駐車スペースが17台分も用意されています。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

ただし屋根なし駐車場で、駐車スペースから水族館エントランスであるメインゲートまでの区間は、屋根はありません。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

メインゲート内に入ります。アクアマリンふくしまの入館料は障がい者減免制度があり、本人は無料、障がいの等級によっては介助者1名が無料に減免されます。受付スタッフがいる窓口に障害者手帳を提示して減免措置をうけてください。無料入館券を発券していただけます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

以下、アクアマリンふくしまが推奨するルート順に、現地の状況を紹介します。バリアフリートイレは本館内に3つ、アクアマリンえっぐ棟に1つ用意されています。ルート順に進むと、最初のバリアフリートイレは本館4Fのトイレになります。

最初は洞窟のような通路を移動しながら各種の展示物を観覧する「わくわく里山・縄文の里」です。ほぼフラットな舗装路面を移動します。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

小型ケース内での展示、動物園のような狸等の展示、縄文の里をイメージした屋外展示などが連続します。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

洞窟通路は円を描くカーブで、屋外の山、渓流、河原など里山を再現した施設の周囲をまわります。下の写真は滝越しにみる里山の様子です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

最後が「カワウソのふち」。そこを出るとフラットな舗装路面が広がり、「伝馬船工房」の船の展示があります。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

そこから本館に移動します。「カワウソのふち」から本館近くまでの間は、屋根がありません。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

雨天の場合は「わくわく里山・縄文の里」の入口まで戻ると、本館まで続く庇の下に入ることができます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

今回取材時は、本館エントランス付近が工事中でした。それでも車椅子で問題なく通行できました。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

本館内に入ると広いガラス張りの空間が広がります。最初の展示は1Fの「海・生命の進化」。照明を落とした空間で、車椅子から見難い展示はありません。これ以後の展示も、ほぼすべて車椅子からの目線で観覧可能です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

本館は4フロア構造です、1Fからエスカレーターで4F に上がり、そこからスロープ路を下りながら展示を観覧します。車椅子ベビーカーは、1Fからエレベーターで4Fへ上がります。スタッフの誘導に従ってください。

4Fから始まる下りスロープ路の傾斜は緩やかです。一般的な車椅子利用者なら問題なく移動できます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

4Fから3Fにかけては植物園のような展示でもあります。車椅子から水槽内の展示鑑賞は可能です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

水槽の近くにいくのに、階段を利用する展示が一か所あります。「北の海の海獣・海鳥」です。車椅子ベビーカーはデッキからの観覧になります。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

デッキからでもこの迫力です。水槽に近づけないデメリットはほとんどありません。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

館内の所どころ、周囲を見渡す展望コーナーが設置されています。写真は陸側のイオンモール小名浜方面を見渡すコーナーからの眺望です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

目玉施設である「潮目の海」のトンネルも、車椅子ベビーカーで問題なく通行して水槽を観覧できます。ここにテクアウトの寿司処「潮目の海」があります。カウンターでお寿司を注文して、近くのベンチなどでいただきます。その気になれば車椅子でお寿司をつまめます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

本館最後の展示は「友好提携国情報コーナー」。パネル解説と自然環境を再現した展示があります。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

本館2Fからスロープ路で1Fに下ります。左手がミュージアムショップ、奥がレストランです。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

1Fには自由に本を閲覧できる図書コーナーがあります。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

次は全面ガラス張りの「展望室」に向かいます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

1Fからエレベーターで最上階の展望フロアに上がります。展望室はバリアフリー仕様で、車椅子ベビーカーで利用できます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

展望フロアはスペースに余裕があります。車椅子からこのような眺望を楽しめます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

無料で利用できる固定型望遠鏡が設置されていますが、望遠鏡の高さは車椅子仕様ではありません。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

えっぐ棟内にも各種の生物展示があります。フラットでスペースに余裕がある構造なので、車椅子ベビーカーで観覧できます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

海鵜の屋外展示、砂漠に生きる動物の屋内展示コーナーなどもあります。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

えっぐ棟から屋外に出ます。「えっぐの森」は未舗装路面で、車椅子ベビーカーでは無理をして移動するデコボコ広場です。蛇の目ビーチ方面は、舗装通路が整備されています。ここから先の屋外エリアは屋根なしです。屋外への段差のないルートは、釣った魚をから揚げにする調理カウンター側にあります。

蛇の目ビーチは砂浜ですが、その周回路は車椅子ベビーカーで通行可能な舗装路面です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

釣り場や餌やり場などの周囲は、若干デコボコした路面がありますが、慎重に移動すれば車椅子ベビーカーで通行できます。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

その先の「BIOBIOかっぱの里」エリア内の通路も舗装路面で、車椅子ベビーカーで散策可能です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

えっぐ棟方面から本館1Fに戻ります。本館を出て「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」と最後の展示施設「金魚館」に向かいます。この間の移動ルートはフラットな舗装路面です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

日本庭園の横を通り金魚館へ入ります。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

館内は金魚一色。フラットな構造でスペースに余裕がある、車椅子から観覧しやすい展示です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

多種多様な貴重金魚が泳ぐ、贅沢な展示です。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

これで展示は最後です。メインゲートから退出します。ゲートの横にはショップ「JOHMON」があります。

環境水族館アクアマリンふくしま 車椅子観覧ガイド

子どもから大人まで楽しめる展示内容。アクアマリンふくしまは、車椅子ベビーカーで利用できるバリアフリー施設です。

いわき市小名浜にある大型観光施設「いわき・ら・ら・ミュウ」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2021年5月に執筆しました)