能登 白米千枚田 車椅子観光ガイド バリアフリー情報

車椅子で行く能登~白米千枚田バリアフリー情報

能登半島の代表的な観光スポット、輪島市白米町の棚田、通称「白米千枚田」は、その見事な景観を車椅子で眺めることができます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

白米千枚田の車椅子での鑑賞ポイントは「道の駅千枚田ポケットパーク」です。車で道の駅を目指してください。

道の駅千枚田ポケットパークが出来る前は、大型バスが道に車を停めて観光していたそうです。あまりにもひどい、ということで、駐車スペースが先に造られ、2013年に駐車場を増設、レストハウスを新設、そして展望台が造られて、車椅子で観光できる施設になりました。

車で道の駅を目指す

大人気の観光スポットです。荒天の日以外は、オールシーズン混んでいる可能性があります。崖の上の狭い敷地にある道の駅なので、絶対的なスペースは広くはありません。普通車の収容駐車台数は50台ほどしかなく、大型観光バスが停まります。

身障者用駐車区画は、駐車場の入口からすぐの場所に2台分あります。混雑時は駐車場誘導スタッフがいるので、駐車場入口で車椅子利用の旨を申告相談して下さい。空いていれば、身障者用駐車区画を利用できます。

白米千枚田」を高台から眺めます

駐車場にそって、崖の上が細長く展望台になっています。段差はなくバリアフリーに車椅子で進める展望台です。団体客がいると混雑しますが、細長いのでどこかにスペースがあるはずです。千枚田を車椅子で観られるポジションに進み、美しい棚田を鑑賞して下さい。

海沿いの傾斜地に広がる「白米千枚田」を高台から眺めます。ガイドブックなどに掲載されている風景が車椅子で楽しめます。棚田に下りるルートもありますが階段です。車椅子では展望台から眺めてください。

細長い構造の展望台

道の駅は絶対的なスペースが狭い施設なので、トイレ、売店、食事処、いずれもスペースに余裕がありません。混雑時は車椅子での利用はやや苦戦します。それでも基本設計はバリアフリーです。

食事処はセルフサービス方式で、「白米千枚田」でとれたお米のおにぎりが、販売されています。

「白米千枚田」は、稲作の担い手が無く、一時は休耕田になりかけたそうです。現在ではボランティアが参加して、その景観が維持されています。

白米千枚田」でとれたお米のおにぎりが

混雑しているとやや苦戦しますが、「白米千枚田」は車椅子での観光が可能です。

能登半島のバリアフリーな観光スポット、七尾市の「花嫁のれん館」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年5月の取材に基づいています)