群馬県 道の駅くらぶち小栗の里 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅くらぶち小栗の里

群馬県高崎市倉渕町にある道の駅です。開業は2014年。高崎市倉渕支所に隣接した倉渕公民館跡地に新設されました。地元産の木材を使用した、木のぬくもりを感じる道の駅です。

「小栗の里」とは、幕末の奉行「小栗上野介」の「小栗」です。小栗上野介は、明治維新後、現倉渕町の「権田村」の領地で隠遁生活をおくり始めたものの、明治政府によって罪を問われ、41歳で斬首されました。その墓は倉渕町の「東善寺」にあります。隠遁生活をおくりかけた邸宅跡は保存されています。

傾斜地を活用した2フロア構造の施設で、1Fが直売所と食事処、2Fは多目的ホールなど地域コミュニティスペースです。

道の駅くらぶち小栗の里

駐車場は1Fエントランス前と、坂を上がった先の2Fエントランス前の2か所に整備されています。身障者用駐車スペースは併せて3台分を用意。下の写真は1Fの身障者用駐車スペース。施設への出入口は自動ドアです。

道の駅くらぶち小栗の里

1Fにもう一か所、出入口があります。段差のない構造です。道の駅としてショップなどを利用するなら、1F駐車場の利用が便利です。

道の駅くらぶち小栗の里

2Fへは下の写真のスロープを上がります。大型車、二輪車は2F駐車場の利用が指定されています。

道の駅くらぶち小栗の里

2Fの身障者用駐車スペースは、施設棟正面の中央部にあります。

道の駅くらぶち小栗の里

駐車場から階段で2Fへ上がる構造です。

道の駅くらぶち小栗の里

左側に段差回避する折り返しスロープ路があります。

道の駅くらぶち小栗の里

スロープを上がるとフリーテーブルが配置された広々とした屋上デッキがあります。倉渕の里を眺望できます。

道の駅くらぶち小栗の里

2Fの入口は手動ドア。開け放つとその状態で固定するタイプのドアです。

道の駅くらぶち小栗の里

2Fに内に「休憩コーナー」があります。やわらかい日差しが差し込む、ウッディな空間にフリーテーブル席が配置されています。

道の駅くらぶち小栗の里

館内にエレベーターは用意されています。一般的な車椅子は問題なく収容するサイズのかごです。

道の駅くらぶち小栗の里

道の駅くらぶち小栗の里は、バリアフリートイレが充実しています。1Fのトイレは男女別トイレの入口にそれぞれあります。

道の駅くらぶち小栗の里

異性介護で問題なく利用できる位置です。

道の駅くらぶち小栗の里

両個室ともスペースに余裕があり、綺麗なトイレです。一つにはユニバーサルベッドが備えられています。

道の駅くらぶち小栗の里

もう一つのトイレも、広くて綺麗です。

道の駅くらぶち小栗の里

2Fはバリアフリートイレが1つ。ここもスペースに余裕がある個室で24時間利用できます。ユニバーサルベッドはありません。

道の駅くらぶち小栗の里

1Fはスペースに余裕がありフラット。車椅子で問題なく利用できます。総合案内や観光情報コーナーもあります。

道の駅くらぶち小栗の里

1Fの直売所は「ふるさと市場」。店内はフラットな床面で通路幅は広く、車椅子で買い物が楽しめます。倉渕町は農業が盛んな地区。地元産の新鮮な農産物、総菜、物産品などが並びます。お米は「倉渕のはんでえ米」。お米の品種ではなく、刈り取った稲を、自然光と風でゆっくり自然乾燥させる製法が美味しさの秘訣です。

道の駅くらぶち小栗の里

食事処は「おもてなし処小栗」。郷土料理「おきりこみ」が一番人気です。

道の駅くらぶち小栗の里

広いお店ではありませんがフラットな構造で、可動式のテーブル席を利用すれば、車椅子で食事ができます。

道の駅くらぶち小栗の里

「道の駅くらぶち小栗の里」は、道の駅としてはコンパクトな施設ですが、バリアフリーレベルは高く、車椅子で気持ちよく利用できます。

高崎市吉井町にある農産物直売所「吉井物産センターふれあいの里」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は20218月に執筆しました)