埼玉県 道の駅川口・あんぎょう 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅川口・あんぎょう

1996年に開業した緑化産業の振興を第一目的にした施設です。直売所と食事処を中核とする施設ではなく「川口緑化センター樹里安」を中心とした道の駅で、一般的な道の駅とはイメージが違う施設です。施設構成と現地のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは車が便利。駐車場は第一と第二の2か所あり、第一駐車場は「川口緑化センター樹里安」の隣接地で身障者用駐車区画が1台分あります。第二駐車場は道を隔てた場所で、農産物直売所の手前にあり、ブルー塗装された身障者用駐車区画が2台分用意されます。

第二駐車場から「川口緑化センター樹里安」へ車椅子で移動する場合は、駐車場の出入口の段差解消箇所が進行方向左側にあります。

「川口緑化センター樹里安」に隣接して独立トイレ棟があり、男女別トイレの中にそれぞれバリアフリートイレが用意されます。異性介護では利用できません。もう一か所「川口緑化センター樹里安」の3Fに独立個室のバリアフリートイレがあります。どちらもスペースに余裕がない個室で、シンプルな設備のトイレです。

道の駅川口・あんぎょう

「川口緑化センター樹里安」は5F構造の大きな建物です。1Fは情報コーナー、お土産ショップ、休憩コーナーがあり、いずれもフラットな構造で、車椅子で利用できるスペースの余裕があります。

道の駅川口・あんぎょう

建物内1Fの70%は大きな吹き抜け空間で、花・植栽の直売所です。また屋外の広場も植木などの植栽売場です。

道の駅川口・あんぎょう

「川口緑化センター樹里安」の2Fは、資料展示コーナーとレストラン。いずれも車椅子で利用できます。

3Fと4Fは会議室や事務所。5Fには車椅子で利用できるラウンジと、そこから窓越しに眺める屋上庭園があります。

「川口緑化センター樹里安」に隣接して「自動販売機コーナー」とテイクアウトの「蕎麦コーナー」、そして第二駐車場の先に直売所があります。

「川口緑化センター樹里安」には1系統2基のエレベーターがあります。2Fのレストランは、段差がなくスペースに余裕があり、可動式のテーブル席。車椅子での利用は可能です。大きな窓から、1Fの吹き抜け空間が臨めるレストランです。

「川口緑化センター樹里安」内の1Fの休憩コーナーは、広いスペースに簡易テーブルが置かれています。

5Fの屋上庭園を臨むラウンジは、フリーテーブルが配置されたスペース。どちらも車椅子での利用は可能です。

道の駅に隣接する直売所は、JAさいたまの「安行農産物直売所」です。正確には「川口市営植物取引センター」の敷地内にあります。小規模な店舗で奥に長い構造。通路はやや狭く、空いている状況でないと、車椅子での店内移動が難しい構造です。

道の駅川口・あんぎょう

コンセプトが一般的な道の駅とは異なります。「道の駅川口・あんぎょう」は、植木・花と造園のための施設です。

埼玉県にある道の駅全20か所を別稿でまとめて紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2022年12月に加筆しました)