山梨県笛吹市にある2005年に開館した県立博物館です。愛称は「かいじあむ」。山梨の自然、歴史、民俗、水害や地方病の史実などを紹介しています。広い敷地に建つワンフロア構造の博物館で、車椅子で観覧しやすいバリアフリー施設です。

徒歩圏に駅はありません。アクセスは車が便利です。普通車180台を収容する来館者用無料駐車場があり、身障者用駐車場が大きく3か所に設定されていて、どこを利用すべきか迷うほどです。施設全体の配置を説明します。

県道から「博物館入口」交差点を曲がり、施設の敷地内に入ります。広い敷地には「山梨県立博物館」と「総合教育センター」があります。
施設の入口付近にトイレ棟があり、その近くに最初の身障者用駐車スペースがあります。もう少し進むと、博物館前の広い駐車場があり、その中に身障者用駐車スペースが10台分程度用意されています。ここから博物館のメインエントランスへ段差なく移動できます。
さらに進むと「身障者専用駐車場」というサインがあります。博物館の建物沿いに4台分の身障者用駐車スペースが設定されています。

身障者専用駐車場は、博物館のサブエントランスの近くになります。

サブエントランスも自動ドアで、車椅子で問題なく入館できます。

身障者専用駐車場からサブエントランスへ進むルートでは、メインエントランス周辺の風景を楽しむことができません。一般駐車場の身障者用駐車スペースから、あるいは身障者専用駐車場から、メインエントランスに進むルートもバリアフリーです。竹林を眺めながらフラットな舗装路を進みます。

すぐにメインエントランスが見えてきます。

エントランスの横に池があり、その先には広場や森が整備されています。

屋根付きのアプローチを通り、大きな自動ドアから館内に入ります。

館内からも、大きなガラス越しにメインエントランス横の池を眺めることができます。

中庭も見事な風景です。総合案内があるロビーから、大きなガラス越しに景観を楽しめます。

かいじあむ・山梨県立博物館の観覧料は障がい者減免制度があり、本人と介助者が無料に減免されます。総合案内に障害者手帳を提示して、無料観覧券を発券していただきます。そして展示室へ進みます。

エントランスから展示室にかけて、フラットな構造でスペースに余裕があります。車椅子で問題なく利用できる博物館です。

展示室の手前にミュージアムショップがあります。スペースにゆとりがあるショップです。

自由に資料を閲覧できる資料閲覧室もバリアフリー仕様です。

そして有料の展示エリアに入ります。展示室の入口手前は、山梨の文化を紹介する大型展示品のコーナー「歴史の体験工房」。

現在はコロナ対策で利用できない展示があります。

山梨特産の馬「甲斐の黒駒」は、聖徳太子が名馬と褒めたと伝承されています。

常設展示室へ入ります。展示室内は写真撮影禁止です。

内容の濃い展示が連続します。自然、信仰、武士、水運、明治維新後の財閥、そして戦争。山梨の歴史、文化、民俗が多面的に理解できます。内容としては簡単ではありませんが、展示に工夫があるので、小学生から楽しめる内容だと思います。
企画展示室もフラットな構造でスペースに余裕があります。

バリアフリートイレの状況です。博物館内2か所にバリアフリートイレがあります。下の写真は企画展示室に近いトイレです。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

かいじあむ・山梨県立博物館は、展示内容が充実した、車椅子で観覧しやすい博物館です。
笛吹市を代表する観光施設「桔梗信玄餅工場テーマパーク」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年2月に執筆しました)