山梨県甲府市の「印傳屋本店」2Fにある「印傳博物館」は、車椅子で利用できる小さな博物館です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
インド伝来が語源ともいわれている「甲州印伝」。鹿革を漆で装飾する秘伝の伝統製法です。印傳屋は1582年の創業。代々家長は「勇七」を襲名。現「勇七」氏は十三代目です。
四百年の歴史がある印傳屋本店の2Fが「印傳博物館」。江戸時代に作られた「革羽織」など、貴重な古典作品が展示されています。
アクセスは車が便利。印傳屋本店の無料駐車場を利用します。お店の入口の近くに身障者用駐車区画があります。車椅子では正面の階段ではなくスロープ箇所から店舗内へ入ります。
1Fは物販店舗。一部に傾斜箇所はありますが、車椅子での店内移動は可能です。2Fの博物館へは店内奥にあるエレベーターを利用します。スタッフにエレベーターの利用を希望すると、案内をしていただけました。場所は「お会計」の後ろ側です。
2Fの「印傳博物館」内はフラット構造でバリアフリー。車椅子での見学に大きな問題はありません。入館料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。2Fにバリアフリートイレがあります。
博物館には、甲州印伝とはどのような製法なのか、そのおおよそが解るビデオが用意されています。自分で再生スイッチを押して鑑賞します。見学の最初に見ると、秘伝の製法のあらましが理解できます。
展示物は製品の他に、製造道具や関連資料など。道具や資料は、ビデオを見てから鑑賞すると理解が進みます。展示される製品は、古典に限らず再生品や新作の展示があります。印傳屋さんの商品開発の歴史も学べます。
「印傳博物館」は車椅子で見学ができます。展示入替え期間など不定期で休館があるので、開館スケジュールをチェックして利用してください。
甲府市内にあるミニミュージアム「山梨中銀金融資料館」の情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2018年1月の取材に基づいています)