東京都新宿区にある大日本印刷株式会社(DNP)が運営する、活版印刷と本づくりをテーマとした文化施設です。JR市ヶ谷駅からは徒歩15分の案内。周囲はアップダウンがある地形なので、車椅子利用者は車でのアクセスが便利です。身障者の利用に限り、施設前のローターリー内に車を停めることができます。
DNP市谷工場の象徴として「時計台」の愛称で親しまれてきた建物を、大正15年竣工当時の姿に復元し「市谷の杜 本と活字館」として2020年に誕生した施設です。段差箇所にはスロープがあるなど、バリアフリー対応されています。
本と活字館は入館無料。B1から2Fの3フロア構造でエレベーターが設置されています。1Fはかつての印刷工場の風景を一部再現した「印刷所」で、ゲーム感覚で活版印刷の作業を体験できるハイテクマシンがあり、往時の印刷の方法を学ぶことができます。
1Fと2Fをつなぐ階段は大正ロマンを感じる素敵な造形です。
2Fは印刷と本づくりを実際に体験できる「制作室」と、企画展示室があります。両フロアとも車椅子で観覧できるバリアフリー仕様です。
B1は休憩スペースとトイレがあります。大きな窓から中庭が見えます。
バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。
「市谷の杜 本と活字館」は車椅子で観覧できるバリアフリー施設です。
(本稿は2023年11月に執筆しました)