茨城県道の駅バリアフリー情報~鹿行編~

「道の駅」は車椅子で利用できる施設ですが、現地のバリアフリー状況はそれぞれです。車椅子目線での情報と施設の特徴を紹介します。

本稿は茨城県の鹿行(鉾田市、行方市、潮来市、鹿嶋市、神栖市)にある「道の駅」2施設の情報です。開業年が新しい順に紹介します。なお道の駅の名称をクリックすると、より詳しいバリアフリー情報ページにリンクします。ご参照ください。

「道の駅いたこ」(潮来市)

2002年開業。平成30年度の重点道の駅に選定されています。敷地面積約2ha。フラットな平地が広がる水郷エリア、東関道の終点「潮来IC」の近くにある道の駅です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

身障者用駐車区画は屋根付きで3台分。そこからスロープを利用して施設に向かいます。独立棟トイレの男女別入口にそれぞれ、バリアフリートイレが用意されます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

独立した観光「情報棟」がトイレ棟の横にあります。屋台出店などがある「ひかりの広場」と、新築されてバリアフリーレベルが上がった農産物直売所「新鮮市場伊太郎」棟。そして土産品加工品の物産ショップ「うるおい館」とお食事処「おふくろ」。一番奥には2018年にフリースペース「グラスハウス」がリニューアルオープンしました。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編隣接して20ホールのコースがある「グランドゴルフ」場があります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

新しい施設「グラスハウス」は、飲食可能な休憩スペースで、キッズコーナーを併設。出入口は手動ドアですが、車椅子で利用できる施設です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

「道の駅たまつくり」(行方市)

漢字では「玉造」。旧行方郡玉造町時代の2001年に開業した道の駅です。公衆トイレを含めた総称としては「道の駅たまつくり」ですが、直売所の名称は「行方市観光物産館こいこい」です。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

「霞ケ浦ふれあいランド」に隣接しているため、駐車場への導入路はやや解り難い動線です。案内版にしたがって導入路を進んでください。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

身障者用駐車区画は「こいこい」の脇に2台分あります。物産館施設へは、段差回避スロープで上ります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

バリアフリートイレは、トイレ棟と「こいこい」内の屋内トイレにそれぞれ一つ用意されます。

障害者用トイレは、別棟トイレ

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

「こいこい」内の直売所は中規模店で、店内の通路幅は一般的なサイズ、空いている状況なら車椅子での利用に大きな問題はありません。農産物は豊富で季節の産品が並びます。直売所の商品でこの地らしいのは淡水魚の調理品。鯉、わかさぎ、その他湖水に住む小魚系の煮込み、佃煮などが豊富です。店内のフードコートには「なまず」のハンバーガーがあります。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

霞ヶ浦方面に向いた車椅子で利用できるウッドテラスがあり、美しい景観が楽しめます。

車椅子で行く道の駅バリアフリー情報~茨城県鹿行編

霞ヶ浦方面に向いた車椅子で利用できるウッドテラス

茨城県鹿行エリアで「道の駅」登録されているのは、以上の2施設です。

茨城県「道の駅」の紹介記事は、別に「茨城県県北編」「茨城県県央編」「茨城県県西編」を掲載しています。クリックすると別稿が開きますので、ぜひご覧下さい。

現時点では茨城県の県南(石岡市、かすみがうら市、土浦市、つくば市、つくばみらい市、守屋氏、取手市、牛久市、龍ヶ崎市、稲敷市、阿見町、利根町、河内町、美浦村)には、「道の駅」登録された施設はありません。