箱根の雄大な自然の中で温生植物が鑑賞できる「箱根温生花園」。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
箱根温生花園は仙石原にあります。アクセスは車が便利。身障者用駐車区画がある無料駐車場があります。
駐車場の周囲には食事処やお土産屋が数軒あり、箱根温生花園の入口は見えません。案内標識にしたがって通路を進むと、箱根温生花園の入口が見えてきます。この区間は多生のデコボコはありますが、車椅子での移動に大きな問題はありません。

箱根町の障がい者減免制度が2019年4月に変更されました。利用料が障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。
この減免制度とは別に、福祉団体などを対象に、入園料が無料に減免される制度があります。適用には事前の手続きが必要です。詳しくは直接箱根温生花園にお問い合わせください。

園内の主要施設は入口近くの建物内にあります。管理事務所、売店、喫茶コーナー、そしてバリアフリートイレ。トイレは広くて設備更新されています。
植物園らしい施設は「展示室」。小規模ですが箱根仙石原の動植物が紹介されています。そして売店では、植木や各種植栽を販売しています。食虫植物も販売されていました。

園内に入ると、散策コースが案内されています。正面左手方面へと進みます。

入口から最初の50mほどが未舗装路で、その先に車椅子がひっかかるタイプの木道があります。ここさえ乗り切れれば、途中に何か所か未舗装路が出てきますが、ほとんどがバリアフリー木道です。

園内を一周すると、またこの入口周辺未舗装路に戻ります。最初と最後に未舗装路を通ります。ぬかるむので、雨上がりの来園は避けた方がよいでしょう。

箱根温生花園は、箱根の自然を楽しむ植物園です。園内の散策路を巡り、1700種の温生植物を鑑賞します。

散策コース沿いの温生植物の周りには、驚くほど数多くのガイド掲示があります。知識が薄い方でも、この植物はなんなのか、よく解るので安心してください。

箱根温生花園は、12月から2月は閉園します。開園期間は年により変わるので、確認して利用してください。開園期間中は原則無休です。
仙石原といえば秋のススキが有名です。箱根温生花園は「台ヶ岳ススキ草原」のすぐ近くにあります。園内のバリアフリー木道から雄大なススキ草原が眺望できます。

箱根温生花園のバリアフリー状況をまとめます。
散策路の約70%は車椅子で通行しやすい幅広い木道。入口付近を中心に約30%は未舗装路と車椅子がひっかかるタイプの木道です。
トイレなど園内の主要施設は入口近くにあり、車椅子での利用は可能です。
箱根温生花園は全面的にバリアフリーではありませんが、多少のデコボコなら何とかなる人なら、車椅子で散策できます。
箱根仙石原にある「箱根ラリック美術館」のバリアフリー状況を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2018年9月の取材に基づいています)