東京都八王子市郊外の山の地形を利用して築城された、八王子城を紹介する無料公開施設です。建物の外観は八王子にちなんだ八角形で、展示スペースと休憩スペースで構成されます。徒歩圏内に駅はありません。アクセスは車が便利。一般駐車場の他に、施設エントランスの近くに身障者用駐車スペースが2台分用意されています。
史跡の指定面積が159ヘクタールにも及ぶ広大な八王子城跡。城跡を散策する屋外ルートは未舗装路で段差がありますが、ガイダンス施設はバリアフリー施設です。エントランスから館内にかけて段差のない構造。車椅子で問題なく利用できます。
八王子城は戦国時代末期の1584年から1587年頃に、小田原城の支城として北条氏照によって築城された山城で、1590年に豊臣秀吉勢によって滅ぼされました。展示スペースでは、北条氏照と八王子城を学ぶことができます。
八王子城跡ガイダンス施設は高低差がある敷地の地形を生かした構造で、休憩スペースはやや高い位置にあります。そのため館内にスロープ路が設けられています。
休憩スペースはフリーテーブル席が配置され、大きな窓から城山の景観を楽しむことができるフラットな空間です。車椅子で問題なく利用できます。
バリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置などが備えられています。綺麗なトイレです。
八王子城跡ガイダンス施設は車椅子で「日本100名城」の八王子城を学ぶことができるバリアフリー施設です。
(本稿は2024年2月に執筆しました)