車椅子で行く高野山~大門バリアフリー情報

高野山~大門バリアフリー情報

高野山のなかで、「大門」は車椅子ではやや苦戦する名所です。車椅子で行くとどうなのか。現地現場の実際を詳しく紹介します。

なお本稿は2018年6月の取材に基づいています。

○アクセスルートの問題

車椅子での高野山大門見学の、最大の問題はアクセスルートです。

タクシーの利用、または車椅子利用者は大門に近くで車を降りるのが、最善の方法です。ただし大門の近くには、安全に車を停止させて車椅子利用者が乗降できる、スペースがありません。事故のないように気をつけてください。

 

○駐車場からのアクセス

公営無料の「大門前駐車場(お助け地蔵前駐車場)」は、大門からみて坂道を500m近く下ります。しかも歩道の整備がよくありません。

「金剛峰寺駐車場」からだと1km以上の距離があります。途中にある「中門前駐車場」は、収容台数が少ない駐車場で満車確率が高い。またこの方面からは、大門近くに来ると道路の歩道がなくなり、車が来ると怖い道を通ります。

大門への車椅子でのアクセスルートは、決め手に欠きます。

高野山~大門バリアフリー情報

○大門へのスロープあり

大門は階段を上った先。車椅子のために、国道480号線沿いにスロープがあります。スロープを上れば、そこは高さ25mの大門の正面、記念撮影ポイントです。

 

○周囲は未舗装の浅い砂利面

大門が建つ高台の敷地内は、ほぼフラットですが未舗装でやや浅い砂利面です。カーペット敷きルートなど、車椅子のためのルートはありません。

深い砂利の箇所を避けて通行すれば、車椅子でも何とか通行できます。ただし砂利が浅い分、雨上がりなどはぬかるみます。

高野山~大門バリアフリー情報

○金剛力士像

多少の段差を乗り越えれば、大門の下部に車椅子で行くことができます。大門には一対の金剛力士像が納められています。この像は東大寺南大門の像に次ぐ、巨像ということ。江戸中期の仏師の作。見事な金剛力士像です。

 

○同行二人信仰

大門の中央二本の柱に掲げられているのは、弘法大師様が日々の影向をかかさずに私たちを救うという、同行二人信仰を意味する言葉。高野山信仰の中心思想です。こちらもご覧ください。

 

アクセスルートのバリアフリーレベルが低く、オフロードに建つ「大門」ですが、段差回避スロープはあります。「大門」は、車椅子で何とか見学ができます。