武田神社と信玄ミュージアム 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

武田信玄公を祀る山梨県甲府市の「武田神社」は、武田氏三代が居住した館の跡地に、大正8年に創建された神社です。隣接地にある「信玄ミュージアム」は、2019年にオープンした施設です。車椅子での神社の参拝方法と、ミュージアムの見学方法を紹介します。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

〇武田神社のバリアフリー状況

アクセスは車が便利です。武田神社には参拝者用無料駐車場があります。甲府駅方面から武田通りの坂道を上がると「神橋」に突き当たります。そこを右折すると道沿いが第一駐車場ですが、この駐車場はバリアフリーではありません。

身障者用駐車場は境内に用意されています。第一駐車場エリアを通過して、堀に沿って左折します。そのまま進むと「旧大手門」入口があります。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

車で旧大手門から境内に進入します。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

その先に小規模な駐車スペースがあり、その最も本殿よりの場所に「身障者専用」マークのついた駐車区画が2台分あります。ただし未舗装の薄い砂利路面です。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

「身障者専用」マークのついた駐車区画から、小さな段差を乗り越えて参道に進みます。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

参道は舗装路面です。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

舗装された参道から鳥居方面を臨むと、真っすぐに伸びる武田通りと甲府市街がよく見えます。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

参道横の手水舎は大きな段差はありません。車椅子で手が届くところまで近づけます。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

本殿エリアへの段差解消された入口は、本殿を正面にみて左側にあります。ただしラフな段差解消なので、車椅子では慎重に進む必要があります。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

駐車スペースから「宝物殿」に向かい、本殿の右側から入るルートでも決定的な段差はありません。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

多少のデコボコは気にならない人は、移動可能です。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

「旧大手門」以外からのアクセスルートの状況を紹介します。館の遺構である堀の内側が境内です。境内への入口は他に「神橋」「みぞの橋」の2カ所があります。この内、正面入口にあたる「神橋」の先は階段で、段差回避ルートはありません。車椅子では参道に進めない構造です。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

境内の外側、堀の周囲は舗装歩道があり、「神橋」から「みぞの橋」までは、車椅子で堀を見学しながら舗装路で移動できます。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

「みぞの橋」は車椅子で通行可能です。ただしその先はラフな未舗装路面です。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

境内の多くは未舗装路面です。「みぞの橋」からのルートは悪路を通ります。車椅子での移動は不可能ではありませんが、身障者用駐車スペースからのルートをお薦めします。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

参道から本殿へ入る正面の箇所は段差があります。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

車椅子では、前出の「旧大手門」から入る身障者用駐車スペースからの順路で説明したルートを通行して、本殿に進んでください。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

拝殿の賽銭箱は一段の上に置かれますが、すぐ手前まで車椅子で進むことができ、違和感なく車椅子参拝ができます。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

武田神社の境内は車椅子で快適に移動できませんが、「旧大手門」経由、身障者用駐車スペースからのルートなら、車椅子でも参拝できる神社です。

武田神社と信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

〇信玄ミュージアムのバリアフリー状況

武田神社の「神橋」の正面にあります。新しい施設なので基本的にバリアフリー仕様です。無料エリア内に綺麗なバリアフリートイレが1つ用意されています。ユニバーサルベッドはありません。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

特別展示室は有料ですが、観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。武田通り側からミュージアム入口へは、全く段差のないルートです。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

建物の周囲からエントランス付近にかけて、段差のないバリアフリー設計です。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

もう一つの入口「旧堀田古城園」側は、門の下に小さな段差があります。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

少し無理をすれば車椅子で乗り越えることはできます。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

その先の段差にはスロープが設置されています。「旧堀田古城園」は、段差のある和式の施設ですが、「長屋」は改装されて車椅子で利用可能です。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

信玄ミュージアムを観覧する際は、どの駐車場を利用すべきかが問題です。信玄ミュージアムの敷地内には身障者用も含めて来館者用の駐車スペースはありません。武田神社の第一駐車場が目の前です。ただし第一駐車場には、身障者用駐車区画がありません。ほとんどの駐車区画は、幅の狭い5ナンバーサイズです。満車のことが多い駐車場でもあります。

信玄ミュージアム 車椅子からみたバリアフリー情報

前出の武田神社境内の身障者用駐車区画から信玄ミュージアムに向かうルートは、境内が未舗装路面です。そこを過ぎれば、旧大手門付近からミュージアムまでは舗装路面です。

武田神社の第二駐車場は、「みぞの橋」の先の坂道を下った場所にあります。神社へもミュージアムへも、距離があり且つ坂道を通行します。

武田神社は苦労しますが車椅子で参拝可能です。信玄ミュージアムはバリアフリー施設ですが、駐車場の選択は状況によって悩みどころです。

武田神社参拝にあわせて立ち寄れる甲府の観光スポット「舞鶴城公園」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年7月に執筆しました)

甲府舞鶴城公園 バリアフリー情報 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

甲府城の内城が公園として開放されています。甲府駅の南側にある「舞鶴城公園」は、石垣などの遺構と、復元された櫓などが見学できる史跡公園です。甲府駅北側に復元された「山手門」周辺は、車椅子で見学ができるバリアフリー仕様ですが、舞鶴城公園はバリアフリーではありません。車椅子で無理なく楽しめる範囲を紹介します。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

アクセスは北側の入口なら甲府駅から徒歩5分の案内です。一般来園者用の駐車場はありませんが、身体障がいのある人の場合、駐車場が利用できます。

公園には南の第一駐車場と北の第二駐車場があり、大型バスと身障者が利用できます。利用には事前予約が必要で、公園管理事務所などに連絡をします。そして利用時は、公園スタッフに車止めを外していただきます。駐車するために、公園スタッフに手間をかけていただくことになります。

「遊亀橋」正面手前の一方通行路に普通車サイズの「標章車専用駐車区画」が4台分設けられています。ここを利用すれば事前予約は不要です。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

園内へのバリアフリールートです。舞鶴城公園の正面入口は遊亀橋です。緩やかな傾斜の太鼓橋で、車椅子で通行可能です。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

橋で渡るのは「お堀」です。甲府城の堀が残されているのはここだけです。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

遊亀橋を渡り園内に入ると、ほとんどが未舗装路面になります。「日本庭園」側は路面状況が悪く、車椅子での移動は苦労します。「自由広場」側は、それに比べればなんとか移動できます。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

自由広場から左右両方にスロープ路があります。右側のスロープは「本丸」に抜ける階段の手前までの道です。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

左側のスロープは「天守曲輪」の石垣の横を通り、その先傾斜がきつくなる坂道を上がれば「武徳殿道場」まで続きます。その先は段差路です。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

どちらのルートからも「本丸」へは階段があり、車椅子で行くとはできません。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

車椅子では行けるところまで行って、引き返す散策になります。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

舞鶴城公園を車椅子で無理なく観光するなら、狭い範囲での見学をお薦めします。

遊亀橋周辺から、堀や天守台方面などを眺める。そして自由広場を進み、左側の坂道を途中まで上がり、石垣を見上げます。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

そして目線を下げると日本庭園が臨めます。この範囲なら、一般的な車椅子利用者及び介助者で移動可能です。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

多少無理をするなら、自由広場を横断して右側の折り返しスロープ路を行けるところまで上がる。途中でいくつかの史跡が見学でき、迫力がある城門が見学できます。

甲府舞鶴城公園 車椅子で見学ができる範囲と楽しみ方

舞鶴城公園は車椅子向きのバリアフリー施設ではありません。無理のない範囲で、甲府城跡を見学してください。

(本稿は2022年8月に加筆しました)

山梨県の産直「たべるJAんやまなし」車椅子買物ガイド バリアフリー情報

読み方は「たべるじゃん」です。2012年に開業した「JA全農やまなし」が運営する大型農産物直売所で、県下JAのアンテナショップと位置付けられています。

場所は甲府市青葉町で、20号線から近い、奥まった敷地に建っています。アクセスは車が便利です。駐車場には身障者用駐車区画が屋根なしで2台分用意されています。

たべるJAんやまなし

バリアフリートイレは1つあり、建物の外側から利用する構造です。広くて綺麗なトイレでした。ユニバーサルベッドはありません。

たべるJAんやまなし

駐車場から店舗エントランス、店内売り場まで、段差の無いフラット構造です。店内の通路幅は余裕があり、車椅子で問題なく買い物ができます。

たべるJAんやまなし

美味しいものに恵まれた山梨。特産はフルーツは。今回取材時は桃の季節で、店内には良い香りが漂うほど、大量のモモが販売されていました。

たべるJAんやまなし

「たべるJAんやまなし」は車椅子で買い物がしやすいバリアフリー店舗です。

(本稿は2020年7月に執筆しました)