新宿エルタワー 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

新宿駅西口の新宿エルタワーは、1987年に竣工したオフィスを中心とする高層ビルです。新宿駅に近く、B2はレストラン街の「L PLAZA」で10店舗以上の飲食店が入ります。

新宿エルタワー

まだバリアフリーの概念が薄かった時代のビルなので、車椅子での利用は簡単ではありません。地下のレストラン街の利用を想定して、車椅子からみた利用上のポイントを紹介します。

新宿駅からアクセスした場合、一般的なルートは地下道から新宿エルタワーに入ります。しかし西口地下道からの入口は、段差構造でスロープはありません。

新宿エルタワー

西口地下道からアクセスする場合は、地下道と地上、そしてハルク前歩行者デッキをつなぐAエレベーターを利用します。

新宿エルタワー

地上階で降りると、新宿エルタワーの正面エントランス前に出ます。

新宿エルタワー

地上から段差なく新宿エルタワーに入館できるのは、この正面エントランスだけ。ドアは自動ドアです。

新宿エルタワー

隣にある2Fへ上がるエントランスは階段構造です。

新宿エルタワー

西側の入口も階段しかありません。

新宿エルタワー

もう一つ、車椅子でアクセス可能なルートがあります。地上から隣のコクーンタワーのエレベーターを利用してB2へ下ります。

新宿エルタワー

西口地下道からも、コクーンタワーのエレベーターは利用できます。

コクーンタワーのエレベーター

コクーンタワーB2と新宿エルタワーはフラットにつながっています。

コクーンタワーのエレベーター

この入口が新宿エルタワーB2レストラン街への入口です。車椅子で移動可能です。

コクーンタワーのエレベーター

車利用の場合は、ビルの西側、損保ジャパンビル側は地下駐車場の入口です。

コクーンタワーのエレベーター

バリアフリートイレは2Fに1つ用意されています。B2レストラン街にはありません。2Fバリアフリートイレは、ロックされているトイレで、インターフォンで警備センターに連絡して利用する運用です。

コクーンタワーのエレベーター

新宿エルタワーは、B2から2Fの間の通常ルートはエスカレーターで、エレベーターはみえる場所にありません。駐車場エレベーター、業務用エレベーターが「車いす用エレベーター」として案内されています。

コクーンタワーのエレベーター

下の写真が「車いす用エレベーター」です。場所さえ分かれば、普通に利用できます。

コクーンタワーのエレベーター

新宿エルタワーはバリアフリー面では一癖ある施設です。入口、エレベーター、トイレの配置に気を付けて、車椅子で利用してください。

隣接する「SOMPO美術館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2021年10月に執筆しました)

世界を学ぶ JICA地球ひろば 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

独立行政法人国際協力機構の無料公開施設。東京都新宿区のJICA市ヶ谷ビル内にあります。「世界が直面する様々な課題や、開発途上国と私たちとのつながりを体感」する施設です。

JICA地球ひろば

最寄り駅は市ヶ谷ですが、最短ルートではそこから急坂の「左内坂」を上がります。車椅子では登坂が辛い傾斜の坂なので、タクシーまたは車の利用をお薦めします。一般用の駐車場はありませんが、エントランス横に1台分、身障者用駐車スペースが用意されています。

JICA地球ひろば

エントランスから館内、展示室内はバリアフリー仕様です。車椅子での見学に大きな問題はありません。

JICA地球ひろば

出入口は自動ドアで気になる段差はありません。正面に受付があり、簡単な記帳をして入館者用のバッヂまたはシールを受け取ります。

バリアフリートイレは1Fと2Fにそれぞれ用意されています。写真は1Fのトイレで、スペースは一般的なサイズで、シンプルな設備ですがウォシュレット付きの便器が備えられています。

JICA地球ひろば

展示室は1F。展示内容は、小学生から大人までを対象としています。写真の展示物はSDGsを紹介する「地球ナビ」です。

JICA地球ひろば

奥の展示室では企画展がおこなわれます。今回取材時は「災害に強い世界を目指して」が開催されていました。

JICA地球ひろば

JICA地球ひろば

このほかに1Fロビーでも特別展示が行われています。

エレベーターで2Fへ移動できます。2Fは大きな会議室がメインのフロアで、会議室前のロビーが展示スペースとして活用され、企画展が開催されます。今回取材時は写真展が開催されていました。

JICA地球ひろば

JICA地球ひろばは、車椅子で利用できるバリアフリー施設です。ただし市ヶ谷駅方面からのアクセス路が急坂なので、注意してください。

ここから飯田橋神楽坂方面へ移動すると「理科大近代数学資料館」があります。別稿で掲載していますので、ご参照ください。

(本稿は2021年7月に執筆しました)

新宿中央公園のバリアフリー改修情報 北エリアの車椅子散策ガイド

東京都新宿区、高層ビルが建ち並ぶ西新宿一帯は、バリアフリーの概念がなかった昭和40年代に開発されたエリアで、車椅子での移動に困る段差が多々残る街です。「新宿中央公園」も車椅子では散策に苦労する公園でしたが、改修されてバリアフリー化が進行しています。2021年3月時点の、車椅子からみた現地の状況を紹介します。

新宿中央公園

新宿中央公園は3つのエリアに区分されます。

新宿中央公園

「西エリア」は「ちびっこ広場」が中心の児童公園エリア。数年前に老朽化した遊具やジャブジャブ池およびその周辺が改修されましたが、未舗装路面のエリアがあり、車椅子での散策向きではありません。(※2022年2月現在、改修工事が行われています。)

新宿中央公園

東エリアは「多目的運動広場」として整備されました。フットサルやバスケットボールが楽しめます。

そして最大の面積を有する、公園の中心が「北エリア」です。

新宿中央公園

ここにスタバなど入る新しい交流施設棟が建てられ、広場や散策路が再整備されています。

新宿中央公園

「眺望のもり」が2021年3月に供用されました。

新宿中央公園

車椅子で利用できる「眺望テラス」とバリアフリーな散策路が整備されています。

新宿中央公園

新しいエリアなので、写真を多めに掲載します。

新宿中央公園

新宿中央公園

新宿中央公園

新宿中央公園

公園内の北東部に新設された交流施設の名称は「SHUKUNOVA」です。新宿は江戸時代に宿場町「内藤新宿」として栄えたことからイメージされたネーミングということです。

新宿中央公園

建物のデザインコンセプトは「森のEN-GAWA」。公園の樹木を生かした配置で、自然素材を用いた、緑と調和した外観を志向しています。

新宿中央公園

1Fにはスタバと「むさしの森」の2店舗が営業。2Fはフィットネスクラブと「みはらしテラス」です。

新宿中央公園

新しい施設なので「SHUKUNOVA」はバリアフリー仕様です。エレベータ-は1基。大型車椅子が入るサイズです。

新宿中央公園

建物内にバリアフリートイレは2つ。1Fは「むさしの森」の入口に、2Fはフィットネスクラブ内に用意されています。店舗を利用しなくても、トイレを借りることができます。

新宿中央公園

「SHUKUNOVA」の2F、「みはらしテラス」は、段差なく車椅子で利用できます。

新宿中央公園

テラスはフリーテーブルやベンチなどが配備され、誰でも自由に利用できます。

新宿中央公園

下の写真はテラスからの眺めです。飲食をしながら、かなりの長時間滞在している利用者もいるようです。

新宿中央公園

「SHUKUNOVA」の周辺の散策路は、整備が進み車椅子で利用しやすいフラット路面に生まれ変わっています。

新宿中央公園

芝生内も、極端なデコボコはないので、多少無理をすれば車椅子で乗り入れできます。

新宿中央公園

ただし未整備エリアに入ると、散策路は古い舗装で荒れた路面になります。全面的に快適なバリアフリー路面になるには、もう少し時間がかかりそうです。冬には、イルミネーションイベントが開催されました。

現在、冬のイルミネーションイベントが開催されています。

北エリアの中心にある「水の広場」は、以前から車椅子で利用できましたが、「新宿ナイアガラ滝」や階段部などが改修されて綺麗になりました。他のエリアとの段差構造そのものは変わっていませんが、公園通りの歩道からは、車椅子でアクセスできます。

現在、冬のイルミネーションイベントが開催されています。

まだ車椅子では通行できないルートはありますが、新宿中央公園のバリアフリー化は、着実に進んでいます。

以前からお花が綺麗な公園でしたが、整備が進み、より季節のお花が楽しめるようになりました。

新宿中央公園

春の公園内の様子です。

新宿中央公園

新宿中央公園は、車椅子で楽しめる公園に進化しています。

北エリアに近い「新宿ヒルトピア」を別稿で掲載しています。ご参照ください。