代官山T-SITE 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

蔦屋書店を中核にした代官山T-SITEは人気の施設。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

アクセスは駅から5分の案内です。代官山駅は改装されてバリアフリーです。代官山T-SITEまでは直線コースで200mほどで、その行程の大半が交通量が少ない裏通りと旧山手通りの歩道です。車椅子で通行しにくいのは、信号を渡る箇所です。小さなデコボコがあるので、車椅子は慎重に横断歩道を渡ってください。

代官山T-SITE

車でのアクセスも便利です。専用駐車場は120台を収容、満車の場合は現時点では数台なら路上待ちが許されます。右折入庫は禁止です。

代官山T-SITE周辺の旧山手通りは、パーキングメーター設置路線です。駐車禁止除外指定を受けている身障者は、パーキングメーターの利用も便利です。混み合いますが、代官山T-SITEから少し離れた場所なら、空きがある可能性があるパーキングメーターです。

代官山蔦屋書店は3棟並びの2フロア構造。バリアフリートイレとエレベーターは、1号館と3号館にあります。3棟は2Fでもデッキで連結。車椅子で代官山蔦屋書店の売り場を巡ることが出来ます。

代官山T-SITEのバリアフリートイレはもう一か所、1Fにボーネルランドが入る別棟内に用意されています。トイレはいずれも綺麗で、一般的な車椅子利用者なら問題なく利用できます。

3棟構造の代官山蔦屋書店の1FはBOOKSと文具の売り場です。空いている時は車椅子で快適に利用できる書店ですが、他のお客さんが選書していると、車椅子では通行できない幅の店内通路です。人気の売り場は、車椅子での利用は難しいほど混雑することが多い書店です。

1号館の1Fは過半がCVS。窓際がイートインコーナーです。CVSのレイアウトは一般的なスタイル。極端な混雑がなければ、車椅子での利用は可能です。

代官山T-SITE

代官山蔦屋書店の2Fは、映像・音楽と喫茶のフロアです。DVDやCDのコーナーは、それほど混み合いません。車椅子で利用できる時間帯が多いコーナーです。

喫茶はカフェとスタバ。どちらも混雑していることが多いお店です。休日の日中は、車椅子での利用は難しいことが多いでしょう。

代官山T-SITEは、代官山蔦屋書店以外に別棟が6棟あります。このエリアを通る歩行路は車椅子で移動可能です。一番人気はダイニング「アイヴィープレイス」。よく行列ができています。混雑は問題ですが、構造としてはバリアフリーなので、車椅子で食事ができます。

別棟の一つ「ガーデンギャラリー」はイベントスペースです。数多くのイベントが開催されます。構造的にはバリアフリーなので、車椅子でガーデンギャラリーの内部へ入ることが出来ます。

休日ともなると、代官山蔦屋書店は午前中から混み合います。蔦屋書店内の各所に配置されるフリー座席は、終日ほぼ満席です。来客の平均滞在時間が長い書店です。選書を楽しむスペースは豊富にありますが、そこは人でいっぱい、その中での車椅子での選書になります。何度も行きたくなる場所、長い時間を過ごしたい場所、多くの人にそう思われている書店です。

代官山T-SITE

蔦屋書店の混雑問題はありますが、代官山T-SITEの基本設計はバリアフリーで、車でもアクセスできます。代官山T-SITEは、車椅子での利用をお薦めできる施設です。

近隣の商業施設「代官山アドレス・ディセ」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年の取材に基づいています)

代官山アドレス・ディセ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

同潤会代官山アパートが再開発されて誕生した複合施設「代官山アドレス」。商業施設「ディセ」を中心にバリアフリー状況を紹介します。

「ディセ」はフランス語の「17」。この地の住所が「代官山17番地」であることから名づけられました。

代官山アドレス・ディセは3フロア構成のSCですが、傾斜地に建つ施設なので、外部との接続は2Fが中心になります。2Fの外部との接続部は一部段差構造ですが、スロープルートもあるので車椅子での出入りは可能です。

代官山駅から直接向かうと2Fに接続します。このルートはバリアフリーで、車椅子での移動に大きな問題はありません。2Fの広場は「アドレスプラザ」。ベンチが配置され待ち合わせ場所に利用されます。クリスマスにはツリーとイルミネーションが美しく飾られます。

代官山アドレス・ディセ 

代官山アドレス・ディセ内のエレベーターは、B1から3Fをつなぐ1基のみです。ベビーカーのお客様が多い商業施設なので、運が悪いとベビーカーのエレベーター待ち行列ができます。

エレベーターは、他にアドレスプラザにある1Fと2Fだけを結ぶ系統が1基あります。混雑時は、1Fと2Fの移動であれば、アドレスプラザのエレベーターは空いています。1Fで「代官山公園」と接続します。

代官山は坂道が多い街で、駅周辺のアップダウンは車椅子に優しくありません。代官山アドレス周辺も坂道だらけなので、駅周辺の坂道を車椅子で回避する手段として、この1Fと2Fを結ぶエレベーターが利用できます。

代官山アドレス・ディセ 

バリアフリートイレは1Fに1つあります。3Fに授乳室はあるものの、1Fのバリアフリートイレは、運が悪いと混み合います。ベビーカーが多い時間帯は、行列が出来ているイメージをもち、計画的にトイレを利用してください。

以上のようにエレベーターが1基、バリアフリートイレは1つですが、各フロア内はフラットな構造です。1Fのスーパーも車椅子で利用できる通路幅があります。

駅前立地ですが1FとB1に屋内駐車場があり、エレベーターで各フロアへそのまま移動できます。身障者用駐車区画もあるので、駐車場スタッフに車椅子利用を申告相談してください。

意外に駐車場の利用がお得なSCです。障がい者減免制度などはありませんが、現時点での料金設定は、土日も含めて最大料金が2000円。3000円以上の利用、食品スーパーなら2000円以上の利用で、1時間相当600円分の駐車料金サービス券がもらえます。これを組み合わせると、一日の最大料金は1400円になります。23時から8時までは出庫できません。

代官山アドレス・ディセ 

エレベーターとトイレに課題はありますが、代官山アドレス・ディセは車椅子で利用できる商業施設です。

近隣の商業施設「ログロード代官山」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2016年の取材に基づいています)

ログロード代官山 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

電車の地下化によって空いた旧線路スペース約220mを活用して、2015年4月に誕生した「LOG ROAD DAIKANYAMA」。車椅子からみたログロード代官山のバリアフリー状況を紹介します。

代官山駅周辺は高低差がある地形で、歩道のない狭い道やアップダウンルートなどがあり、バリアフリーなエリアではありません。ログロード代官山は、周辺よりも一段高い場所に横長に伸びる施設。車椅子でどうやって「上る」かがポイントです。

ログロード代官山へ上がるルートは3つあります。代官山駅と反対側の「渋谷駅口」という名称の出入口は、階段のみで車椅子では利用できません。専用駐車場は、この渋谷駅口側にあります。

代官山駅方面から向かうと、ログロード代官山の入口へは急坂を上ります。気合を入れれば、車椅子で上ることが出来る坂道ルートです。

お薦めはエレベータールートです。急坂を上がらずにログロード代官山に沿った下の道を進むと、中間付近にエレベーターがあります。車椅子では無理をせずに、エレベーターを利用してください。

エレベーターで上れば、そこは旧線路スペースを活用したほぼ平坦な路。全体がバリアフリーでバリアフリートイレがあります。緑豊かな植栽で散策路風に造られた通路の脇には、洒落たベンチ、粋なオブジェなど、ところどころに様々な設備が配置されています。

施設のデータを確認すると、全長220m、敷地面積約3200㎡、店舗棟は5棟で延床面積は約1900㎡。長いだけではなく、面積もある商業施設です。施設内の通路には屋根はありません。車椅子利用者は、天気の安定した日の利用をお薦めします。

ログロード代官山

渋谷口側には“新鮮でオーガニックな旬の食材”が自慢なGARDEN HOUSE 鎌倉の2号店「GARDEN HOUSE CRAFTS」。主なメニューはデリやサンドイッチなど。車椅子でも利用できる屋外テラスが少々あります。

代官山駅口側が“代官山の新たなビールカルチャーの発信基地。その場でつくられたクラフトビールが楽しめるブルワリー併設のオールデイダイニング”の「スプリングバレーブルワリー・トーキョー」。開放的な構造の店舗で、車椅子で利用できるテラス席があります。

午前中から皆さんビールを飲んでいます。特にテーブルの上で目立つのは、6種類のビールがテイスティングできる「ビア・フライト」。それぞれのビールに合わせたおつまみ6種類がついている利き酒セットです。営業は朝8時から。夜は月~土が24時、日祝が22時までと、長時間営業です。

2軒の飲食店に挟まれる立地で、ファッション系店舗が2店舗あります。いずれも日本初上陸のアメリカ西海岸ライフスタイル複合セレクトショップ「Fred Segal」がプロデュースする店舗で、男子店舗と女子店舗。どちらも車椅子で利用できるバリアフリー店舗です。なお、開業当初に話題になったドーナッツ店は閉店しました。

ログロード代官山

周辺はアップダウンが多く歩道が狭いので、アクセスには少し苦労しますが、ログロード代官山は、車椅子で利用できるバリアフリー施設です。

近隣の商業施設「代官山T-SITE」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2015年の取材に基づいています)