浜松うなぎパイファクトリー 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

静岡県浜松市「浜松技術工場団地」春華堂工場には「うなぎパイファクトリー」があり、車椅子で工場見学ができます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2015年8月の取材に基づいています。

うなぎパイファクトリー

○自由見学と予約ツアー

工場見学は2つのコースがあり、どちらも車椅子で参加できます。

またどちらのコースも参加は無料で、うなぎパイをお土産にいただけます。

予約ツアーは毎時00分スタートで所要時間は40分です。

今回は自由見学コースを取材しました。

自由見学と予約ツアー

○無料駐車場と身障者用駐車区画

工場のまわりに無料駐車場があります。第一、第二、第三駐車場があり、混雑時は順々に第二、第三駐車場へも誘導されます。

身障者用駐車区画は第一駐車場の工場入口に最も近い場所に1台分あります。そこから車椅子では、工場入口へスロープで向かいます。

今回は8月の雨の平日のお昼前に伺いましたが、渋滞が発生していました。春華堂工場入口から500m車が並び、駐車場入場まで30分程度かかりました。

お昼過ぎに帰るときには渋滞は解消していたので、一時的な混雑だったようです。駐車場のスタッフのお話だと、雨の日が混むそうです。

無料駐車場と障害者用駐車区画

○自由見学コースのバリアフリー状況

最初に簡単なアンケートに答えて受付に提出すると、「工場見学記念」と印刷された特別パッケージの「うなぎパイ」を一人3枚いただけました。

見学コースは1Fから始まります。簡単な「うなぎパイ」のガイド展示と、「うなぎパイ」製造ラインを横からみることができます。

そして見学コースは2Fへ。エレベーターが1基あり、車椅子利用者はエレベーターの利用が案内されます。

自由見学コースのバリアフリー状況

○2Fからラインの見学

2Fからは工場製造ラインが上から見学できます。完成品がでてきて、梱包されていきます。途中で「製品検査」をしている人がいて、見ていると時々「うなぎパイ」の不良品をピックします。

売店で「アウトレット品」として格安販売されているのかな、とこの時点では想像しましたが、売店にはB級品はありませんでした。

2Fからラインの見学

○うなぎパイと記念撮影

製造ライン見学ゾーンの横には記念撮影用の「巨大うなぎパイ」のディスプレイが展示されています。

自撮用のカメラ置き台が設置されています。ここにカメラを設置して、セルフタイマーで全員揃って撮るのがここの流儀。したがって、一組当たりの時間が結構かかります。順番待ちの行列が絶えない「巨大うなぎパイ」でした。

うなぎパイと記念撮影

○うなぎパイカフェは大人気

記念撮影スポットの横は「うなぎパイカフェ」。「うなぎパイのミルフィーユ仕立て」や「うなぎパイパフェ」など、ここだけのオリジナルメニューがあります。

このお店は2015年7月にリニューアルオープン。青山表参道に期間限定ショップで出店し、大好評だったお店がここに移転した、ということです。

今回は5組以上がウェイティングしていました。

うなぎパイカフェは大人気

○再びエレベーターで1Fへ

この先は健常者の通常ルートは階段。車椅子利用者は同じエレベーターに戻り1Fへ下ります。階段を降りた先に「工場直売店」があります。

売店の横にトイレがあり、バリアフリートイレが用意されています。広くて綺麗なトイレです。

再びエレベーターで1Fへ

○工場直売店の状況

今回取材時は「工場直売店」は大盛況でした。

一般的なサイズの通路幅はあるお店ですが、混雑のために車椅子での移動や買い物は苦戦しました。お店のレジもフル稼働状態。商品の補充がものすごい勢いで行われます。

工場直売店の状況

○浜松ナンバーが半分

「うなぎパイファクトリー」の駐車場に停まっている車のナンバーをみると、浜松ナンバーとそれ以外のナンバーが半々くらいです。

イメージとしては浜名湖に遊びに来た観光客が来る施設に思えますが、地元のリピーターも多いようです。

浜松ナンバーが半分

工業団地の中に、集客力抜群の施設があります。「うなぎパイファクトリー」は車椅子で工場見学ができます。

静岡県 道の駅潮見坂 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

静岡県湖西市白須賀の「道の駅潮見坂」は、東海道随一の絶景ポイントに建つ道の駅です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

愛知県との県境に近い海沿い、国道1号線のバイパスに面しています。江戸時代、京都から江戸を目指す東海道の行程で最初に海が見えるのがこの地。往時の旅人はこの地で海を臨むと、江戸まで半分来た、と思ったそうです。

2006年開業の道の駅。設備的にはややくたびれてきている道の駅です。身障者用駐車スペースは、屋根付きで3台分あります。トイレは独立棟でバリアフリートイレは1つ用意されます。

メイン棟には直売所と食事処、小さな別棟にお土産ショップ、それに屋台ショップが一軒という構成です。

今回取材時に直売所で販売されていた商品は、ほぼすべてが地元産でした。農産物だけではなく「しらす」などの海産加工品もほぼすべて地元産です。

このエリアは「うずら卵」の産地です。生たまごはもちろん、味付けのうずら卵の加工品などが数種類販売されています。

食事処の看板メニューは「しらす丼」。遠州灘産のしらす干しの丼で、これに浜名湖産の海苔と「うずら卵」を2つかけていただきます。地産地消のメニューです。

この道の駅の自慢が遠州灘一望の「足湯」。施設の外側、国道に向かって配置された太陽熱利用の足湯です。

足湯コーナーまでは車椅子で移動可。そこで腰掛に座って半回転できれば利用できます。まったく立てない障がいのある方は苦しいですが、つかまり立ちが出来るレベルの方なら利用できます。

足湯の目の先は国道を挟んで海、遠州灘の豪快な海原を堪能できます。足湯に入らなくても、ここは展望デッキゾーン。車椅子のままで、遠州灘を望めます。

白須賀宿は東海道五十三次の32番目の宿。その場所はこの道の駅よりも、やや内陸よりの高台にあります。宿場開設当初は、この道の駅に近い、海岸よりにあったそうですが、1707年に津波の被害にあい、高台に移転された歴史があるそうです。

いざ津波発生となった場合、この道の駅は津波に襲われる可能性が高いということです。ここにいて強い揺れを感じたら、すぐに高台に避難しましょう。

この道の駅から東に向かう国道のバイパスは快適の一言。快適な海沿い、湖沿いのドライブが楽しめます。

ハイライトは浜名大橋

ハイライトは浜名大橋。浜名湖と遠州灘の絶景を楽しめる、日本有数のドライブスポットです。このドライブコースの拠点になるのがこの「道の駅 潮見坂」。出発地に到着地に、ルートに合せて利用してください。

うなぎパイの春華堂が開設した浜松市浜北区の「nicoe(ニコエ)」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2015年8月の取材に基づいています)

かんぽの宿浜名湖三ヶ日 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

※かんぽの宿浜名湖三ヶ日は2019年に閉館しました。以下は営業時の状況です。

静岡県浜松市の「かんぽの宿浜名湖三ヶ日」は、「東京都障害者休養ホーム事業」指定の宿泊施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

車椅子利用で交通手段は車である旨を事前に連絡すると、「駐車場をとっておきます」というお話でした。どうなっているのかと思いながら現地に行くと、玄関の脇にある出入口に一番近い場所に後付の身障者用駐車スペースが一台分あり、そこに「○○様 ご予約」と大きな縦看板がでていました。

後付の屋根付き駐車スペースですが、屋根は駐車区画の上だけで、玄関までは繋がっていません。雨天の場合は、エントランスの車寄せが屋根付なので、そこで乗降することになります。

かんぽの宿浜名湖三ヶ日

エントランスから館内へ入ります。1Fの正面はフロントとロビー、そして売店などがあります。ロビーの横にはバリアフリートイレが用意されています。1Fのパブリックエリアはフラット構造で、車椅子での利用に大きな問題はありません。レストラン、大浴場も1Fにあります。

館内は4フロア構造で、客室は2Fから上のフロアです。エレベーターは1基です。取材した日は満室状況で、チェックアウトのピーク時間、エレベーターが混んでいて一回見送りました。

館内のバリアフリー概況

食事は1階のレストランを利用します。フラットでスペースに余裕があり、可動式のテーブルと椅子席です。車椅子で段差なく入店でき、食事ができます。

夕食には、お料理の追加一品メニューに、浜名湖のうなぎの蒲焼または白焼きがあります。朝食はバイキング方式です。

レストランのバリアフリー状況

大浴場のバリアフリー状況です。天然温泉のホテルです。大浴場は1階。家族風呂の施設はなく、男女別のお風呂だけです。

大浴場はバリアフリー仕様で、ほぼ段差のないお風呂に改装されています。つかまり立ちと、介助歩行ができる人なら利用可能です。一般的な簡易折り畳みタイプですが、浴場内用の車椅子が用意されています。

男女風呂とも内風呂と露店風呂があり、露店風呂へ浴場内用の車椅子で向かうことが出来ます。

バリアフリールームの状況です。1室あるバリアフリールームは2階のツインルームです。補助ベッドの利用で3名までは宿泊可能。部屋の扉は改装されて横開きドアです。

部屋内はトイレ・バスがバリアフリーに改装され、広くてフラット。そして手すりをはじめ一般的なバリアフリー設備が用意されています。

バリアフリールームの状況

ベッドからバスにかけて「天井リフト」の設備があります。お部屋のベッドからトイレ、バスにかけての動線で利用できる設定。通常は「リフト」は外されています。「天井リフト」の利用を希望すれば、吊り下げ式の「リフト」をつけていただけるそうです。

バリアフリールームの状況

「かんぽの宿浜名湖三ヶ日」は、内外装とも老朽化していますが、お部屋、お風呂、食事処と、車椅子利用上のポイントになるところは、改装してバリアフリーになっています。

(本稿は2015年8月の取材に基づいています)